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Question & Answer

あなたの人間関係は?

質問 人の話を聞かない先輩社員に困っています

私より2歳年上の職場の女性の先輩は、決して悪い人ではないと思うのですが、どうしても好きになれません。それは人を見下すところがあり、それに人の話は適当に聞いて自分の事(自慢話)ばかり話そうとするのです。こんな先輩と一緒に仕事をこれからも続けていくと、私までもが同じような性格になってしまうのではないかと心配です。このような先輩とはどう接していけばいいのでしょうか。
(H・S、22歳、女性、宮城県)

回答 問題は真っ正面から受け止めると、良い方向に解決します

回答者:佐野 一郎(生長の家本部講師)
対決するか?堪えて忍ぶか?

お手紙によると、随分(ずいぶん)お悩みの様子でお気の毒と言う外はありません。いやー居るんですよね。この種の人が世間には……。
 問題解決の方法としては、次の二通りが考えられます。一つは、“なぁーに負けて堪(たま)るもんですか。そっちがその気なら、こっちだって——”と目には目、歯には歯とばかり、その先輩以上に相手を見下し、まくしたてるという法、もう一つは、こういう人と拘(かかわ)りになったのも何かの縁、堪(た)えて忍(しの)んで大調和という処し方です。
 どちらを選ばれるのも、貴女(あなた)の御自由ですが私としては、余り前者をお勧(すす)めする訳にはいきません。何故なら、この方法は相手によりけりで、一つ間違えると却(かえ)って逆効果になるからです。つまりその先輩が思ったより気弱いタイプか、直ぐ反省出来るタイプなら別ですが、その反対のタイプだとしたら、もっと問題がエスカレートする事が、目に見えているからです。
 そうなるとやっぱり、“堪えて忍んで大調和”という方法になると思います。
“えっ! 堪えるの? 確か生長の家では、我慢してはいけないのじゃない?”と疑問に思われるかも知れませんネ。
 そうです。その通りです。生長の家の『甘露の法雨』というお経の中にも、「怺(こら)へたり我慢してゐるのでは心の奥底で和解してゐぬ」と説かれています。
 しかし、ここで言う“我慢”とは、そんじょそこらにある我慢、即ち単に“怒りを抑(おさ)える”という意味の我慢ではありません。近頃は、“我慢”とか、“堪忍(かんにん)”とかいうと直ぐ“じっと耐える”というマイナスのイメージに解されていますが、プラスのイメージで捉えると、“認める”という事なんですネ。つまり、“堪忍”の“忍”は、認めるという字の略字なんですよ。
 では、何を認めるかというと、いま貴女が、そういう問題に直面しているという現実をです。

人生に代役はない

認めるという話で思い出しましたが、松原泰道(たいどう)という岡山県は龍源寺(りゅうげんじ)の元管長さんが面白い話をしておられます。なんでも、“人生に於ける問題は、認印(みとめいん)のようなもので、他の誰かが代わって押せば良いというものではない”と仰(おっ)しゃるのです。ふーむ、なるほどと納得するものを感じます。
 例えば、このボクに10万円の現金書留が送られて来たとします。いえ、そんなこと有りっこないので、故里(ふるさと)からの宅配便に変更します。その宅配便を有難く受け取る為には、自分がその受け取り当事者(とうじしゃ)であり、確かに受け取ったという証拠のため認印を押しますネ。これは指名制ですから、家族ならともかく、どんなに親しい友人でも隣人でも、代理で受け取る訳にはいきません。(以前は隣人預りもあったが、トラブル続発で今は不可(ふか))
 それでもマア、こんな嬉しいプレゼントなら問題はないのですが、人生いろいろで良いことばかりではありません。時には病を得たり、事故に遭遇(そうぐう)したり、死を迎えたりします。こんな時、誰かが代わりに入院して上げたり、死んで上げたりする訳にはいきません。人生は、その人だけに個別に与えられた問題で代役が利(き)かないからデス。
 このことを理解して、“来るべくして来た問題なら、今更逃げないで受けようじゃないの”と、諦めとも、悟りともつかない心境になったとき、必ず良い結論に展開していきます。
 あっそれから大事なことを忘れていました。“こんな先輩と一緒に仕事を続けていると、私までもが、同じような性格になっていくのじゃないかと心配です”とありましたが、それは杞憂(きゆう)というもの、全くその心配はありません。何故なら貴女のお手紙の中に“あの先輩、悪い人ではないと思うのですが……”とありました。これはとても素晴らしいことです。普通、好きになれない相手のことは、欠点ばかり見えて良い処に気付く事はむつかしいものです。ところが貴女は、そんな先輩を“悪い人ではない”と言えるのですから只者ではありません。これは人間関係修復の基本で、“本当は良い人だ”と考えることから、あらゆる問題が解決していくのです。
 そんな心境の貴女に、好ましからぬ雰囲気や性格が移る筈がありません。もし、移るとすれば先輩の方が貴女の影響を受ける筈です。もっと自信を持って下さい。

(生長の家福井教区教化部長)

このQ & Aは、『理想世界』平成15年7月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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