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Question & Answer

あなたの人間関係は?

質問 親切をしたいと思うが勇気が出ない

私は引っ込み思案で、何かを進んでやるのをいつも躊躇(ちゅうちょ)してしまいます。先日も電車の中で年輩の女性が私の前に立ちましたが、席を譲ってあげることができませんでした。お年寄りが道で転(こ)けたのを見たときも、また、遊園地で幼児が迷子になって泣いているのを見たときも、何もしてあげられませんでした。自分のことしか考えていない自分が嫌になることがあります。どうすれば勇気をもてる自分になるのでしょうか。
(S・S、29歳、女性、石川県)

回答 小さな深切の実践から喜びの体験が生まれ、それがあなたの勇気をさらに引き出す力になります。

回答者:小関 隆史(生長の家本部講師補)

勇気をもてる自分になりたいとのこと。私もあなたと同じような思いをしたことが何度もありますので、あなたとかつての自分の姿が重なり、あなたの悩みがとても他人事には思えません。
 たとえ小さな深切であっても引っ込み思案な人にとっては結構、勇気がいるもの。実際、「こうしてあげたい」と思っても、次に「でも、もし断られたら…」とか、「余計なお世話と思われないだろうか」などと考えてしまうと、実行のタイミングを外してしまい、「残るは後悔ばかりなり」というわけです。
 でも、あなたは、「どうせ私は意気地なし」とあきらめてしまうのではなく、「勇気をもてる自分になるには?」と前向きに考えておられるので、素晴らしいと思います。あなたには見込みがありますよ。

「次こそは勇気を出そう」と心に深く誓う

私が19歳だったころ(もう20年近くも前ですが…)、ある日歩道を歩いていると「ドーン」という大きな音がしたので車道を見ると、オートバイに乗っていた男性が転倒していました。少し距離が離れていたため、「どうしようか」と立ち止まって考えているうちに、別の人が倒れた男性に駆け寄って助けていました。
 それほど大きな事故ではない様子だったのですが、私の心の中は、「なぜお前はすぐに助けにいかなかったんだ」という自責の念でいっぱいでした。そして、しばらくは、本を読んでも内容が頭に入らないほど落ち込んでしまったのです。が、やがて心を切り替え、「次こそは、もっと素早く、勇気を持って行動しよう」と心に深く誓ったのです。
 その後、私はより意識して、ちょっとした深切から実行するようにしました。例えば、誰かがハンカチなどを落としたりしたときに拾って差し上げたり、バスなどで年配の方に座席を譲ってあげるなど、気がついたときには、すぐに行動するよう心がけました。
 すると、相手が喜ぶ顔を見たときにはもちろんうれしいのですが、たとえ好意を受け取ってもらえなかったときでも、声をかけることができたこと自体がうれしくて、なんとも言えない心地よい余韻が胸に残ることに気づき、次第に意識して“勇気を出そう”と思わなくても、体が自然に動くようになっていきました。

深切とは、自分の“本心”を生きること

生長の家の本を読むと、一般的によく使う「親切」ではなく、「深切」と書かれているのに気がつきます。この言葉には、「自分の本心からの深く切なる思い」という意味が込められていると思います。ですから、私は、自分の本心を生きることが、すなわち、自他に深切をすることにつながると思っています。
 もっと分かりやすく言うと、自分と他人とは、肉体は別々に見えるけれども、心の奥底ではつながっている。その証拠に、深切をして相手の人が喜ぶ顔を見て、こちらもうれしくなったり、逆に誰かが悲しんでいるとこちらまで悲しくなったりするのです。だからこそ、あなたも、転んでしまったお年寄りや迷子になって泣いている幼児を見て、「助けてあげたい」という愛の思い(本心)が起こってくるのだと思います。
 幸いあなたは、そうした本心をごまかさないという素晴らしい性質をお持ちですから、後は、小さな深切から実行してみることと、たとえ失敗しても心を切り替えて、「次こそは!」と常に前向きに考えることが大切だと思います。
 その繰り返しの中から、きっと、次々と喜びの体験が生まれ、それがあなたの勇気をさらに引き出す力になることでしょう!

 

このQ & Aは、『理想世界』平成16年9月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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