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あなたの仕事上での問題は?

質問 伝票ミスなどの濡れ衣を着せられて困っています

今、近所の定食屋で平日の昼だけパートで働いています。とてもアットホームな雰囲気で楽しく、もう3年半勤めています。ところが最近、新しく女の子が入ってきたのですが、伝票ミスや計算ミスなどしょっちゅうで、私も困っていたのですが、それ以上にショックな事がありました。というのはその女の子にミスがあると、女将(おかみ)さんが確信もなく私を犯人扱いするのです。その上、凄い勢いで、私をどついたり罵(ののし)ったり。このお店が大好きだったのにショックで2ヵ月程うつ状態になっています。辞めてしまいたいのですが、それは逃げることになるのでしょうか。でももう耐えられません。
(K・T、37歳、主婦、茨城県)

回答 信頼しているからこそ、つい怒ってしまうこともあります

回答者:木場 一廣(生長の家本部講師)

「伝票」はよほど慣れている人でも間違えることがあります。自分では間違いないと思っても、見落とすことがあったり、聴き違えがあったりすることもあるかもしれませんね。
 また、「慣れ」ということもあると思います。こういう仕事に慣れていない人は、一生懸命やっていてもミスをおかす事もありますし、慣れていてもしょっちゅう注意を受けると、ミスをおかすまいと思えば思うほど、かえって焦って計算間違いや見落とすこともあると思います。
 こう考えていきますと、単に技術だけの問題ではなく、伝票を扱う人の心が強く関わってまいります。その新人の女の子にとって何か集中出来ない心の原因があるのかも知れませんね。例えば家庭の事情など他のことに気持がいっているとか。また怒られるからと、ちょっと聴き直せばよいものを、面倒になってそのまま書いてしまうなど。すると、そのちょっとしたことがミスにつながることもあります。
 また特に心の中に対立感情や不調和な感情があると正しくやっているつもりでも、思わぬミスをおかすことになります。それが巡りめぐってあなたが女将さんに厳しく注意を受けるということになってしまう。こうなってくると、「私はミスしていないのにどうして私だけが怒られるのよ、私は犯人ではないわよ」、という気持になり、その女の子に対する感情も、女将さんに対する感情も悪くなり、ますます逃げ出したくなったり、やめたいと思ったりして人生そのものがイヤになってくるのではないでしょうか。

現れているものは私たちの心の展開

相手の悪いところばかりを見ていても善くなりません。どんなに相手が悪いと思っても自分自身の心がどうプラスに受け取るかだけです。相手の気持ちになって考え直し、見直してみましょう。すべて現れているものは実は私たちの心の展開ですから、それによって周りの環境が変わってきます。生長の家の創始者・谷口雅春先生はその著書『生命の實相』第8巻(全40巻、日本教文社刊)の中で人間関係について次のようにお説き下さっています。

「本当の美は、個々(ひとつひとつ)にあるのではない。メーテルリンクの戯曲の科白(せりふ)は言葉と言葉との間(ポーズ)で魂を語らせたが、なにによらず本当の美は『個(ひとつ)』それ自体にあるよりもいっそう多く個(ひとつ)と個(ひとつ)とを結び合わす『間(あいだ)』にあるのである。(中略)音楽も『間』にあり、美術も『間』にあり、人間の生活も『間』にある。『人間』とは誰が言い始めたのか知らないが、人間の生活は一個人にあるのではない。個(ひとつ)と個(ひとつ)とが結び合った『間』に人間の生活があるのである。眼に見え、感覚に映ずる肉体の人は皆はなればなれの存在であるが、これは朽(く)ちゆく虚仮不実(こけふじつ)の存在であり、本当の人間ではない。実在である人間はこの感覚に見える現象存在の『間』にのみ顕(あら)われるのである。感覚的存在を通じて実相が見えるのではなく、感覚的存在と感覚的存在との『合い間』に実相人間があらわれるのである。この『合い間』を描くのが芸術であり、この合い間を生きるのが『愛』である」(69〜70ページ)

周りの人は魂を磨いてくれる先生

実相人間とは、神の子としての本来の人間です。このように人と人との「間」に神の子を置いて観(み)て温かいものを通わせていくか、対立感情で冷たくしていくかが今の問題に当てはまると思います。
 現象の現れている面のみを見て、相手との間にダメな意地悪な人間を置くと不調和な感情が自然と「間」を冷たくします。逆にどんな人の中にも、もともと素晴らしい神の子としての本質があるのだと、光の方から「神の子」を間に置いて相手を見るようにしますと、そのあたたかい感情が深まるにつれ、相手との間を善くしていきます。相手の本当の善なる心が見えてきます。女将さんも本当はあなたが憎くて意地悪をしたのではないでしょう。心の底では信頼しているからこそ、つい怒って当たってしまったのではないでしょうか。本当にダメなら、即刻やめさせられているのではないでしょうか。
 自分の代わりにやって欲しいという期待感が強いからこそ、自分の期待するように出来なかったときは、裏切られた感情が湧いてき、爆発したのでしょう。それだけあなたは女将さんに信頼されていたのです。現象の結果だけを見るのではなく、そうせざるを得ない奥の心を尋ねていきますと、「本当はみんな真から悪い人はいない、善い人ばかり」ということに気づいてまいります。
 また、この世は「人生学校」です。周りの人たちは私たちの魂を磨き上げ、高め上げるための大切な先生ともいえます。自分にとって最もイヤと思える人ほど素晴らしい「先生」です(『生命の實相』第8巻15ページ参照)。
 この本には神想観という人間の奥にある本当の姿(実相)を観ずるお祈りの方法が書かれています。これをなさると、それが深まるにつれて、「本当に悪い人はいない、みんな本来1つの生命の兄弟姉妹である」という実感が湧いてき、環境も変わってきます。現状から逃げないで、本来みんな神の子なんだという光の方から見て、思い切って人生学校の高級な学科に挑戦してみて下さい。

(生長の家京都第一教区教化部長)

このQ & Aは、『理想世界』平成15年9月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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