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あなたの仕事上での問題は?

質問 歯科医師になったものの、仕事に向いているのか悩む

歯科クリニックにアシスタントドクターとして勤務しています。事情があり、臨床経験はほとんどなく、今は、院長の治療を傍で見ながら一から指導を受けています。が、院長から「やる気が感じられない」と指摘されました。確かに、アシスタントの状態で満足している自分がいます。まずいと思いつつも、「この仕事で食べていけるのか?」「仕事を楽しめているのか?」「本当にやりたい仕事なのか?」など心が入り乱れ、自分でも本心がわからないのです。この仕事について良かった、と思ったことがないからかもしれません。ある時から、毎日1人、新しい患者さんを自己責任で問診から治療まで受け持つようになりました。常にプレッシャーを感じ、歯科医師としての自覚や喜びも感じる余裕が全くありません。
(F・K、31歳、男性、埼玉県)

回答 人の喜びを考えて仕事に臨み、「私は上手に出来る」という言葉を自分に語りかけながら研鑽(けんさん)を積みましょう。

回答者:熊澤 隆樹(歯科医師)

あなたの悩みはどこから来るのだろうかと考えた時、私は、臨床医としての喜びを味わったことがなかったのではないかと感じました。患者さんの喜びは私たち臨床医にとっても喜びであり、また励ましでもあります。そのために勉強も苦にならないものです。
 私の場合は、大学院で4年間、基礎(歯科理工学)で現象の分析と研究方法を学びましたが、臨床では一つ一つが新しい経験でした。幸いなことに開業医であった父が、私が診ても良いといってくれる患者を紹介してくれたので、患者さんからいろいろ答えを教えていただきながら臨床の勉強ができました。そして11年後に独立するころには、私にと指名してくれる患者さんも出てくるようになっていました。
 現在、北海道小樽市にある私の診療所「熊澤歯科クリニック」(常勤医師は私を含め5名と研修医1名)の勤務医でも、数年たつと各々指名してくれる患者さんが出てきているようです。

患者さんに喜んでいただくために

私が独立した時のことですが、自分なりに納得のゆく治療をした場合でも患者さんの反応は様々でした。皆、満足して喜んでいただけるのにはどうすればよいかという問題にぶつかりました。これが解決できなければ開業医としての成功はおぼつきません。
 そんな時に、江戸時代の名医、杉田玄白著の『形影夜話(けいえいやわ)』と出合いました。日本歯科医師会が出している雑誌の昭和55年9月から連載がはじまった片岡繁男先生(現代語訳)の文章がそれでした。
 それから同じ頃の昭和56年に、私の目の前にあらわれたのが生長の家創始者・谷口雅春著『生命の實相』(全40巻、日本教文社刊)でした。私の生長の家の師である太田清吉氏(当時、生長の家小樽教区栄える会会頭)が私に紹介してくれたものです。まさにすべての答えがその40巻の中に書かれていました。
 何か物事を学ぶ時には、昔から師を選びなさいといわれています。私の学問の師であった大学院の主任教授の神澤先生は厳しい方で学内でも評判でしたが、雑談の中で、「何事も学ぶ時には一流の師を選び対価を払いなさい。ただより高いものはない」と常々私どもに話してくれていました。
 あなたの教育環境を推察したところ、すべてが整っているように思われます。相談文の「この仕事で食べていけるのか?……」以下の言葉を見ますと、ちょっと贅沢な悩みかもしれませんネ。喜びを感じたいなら、あなたを支えてくれる人も含めて、まず周りの人を喜ばせて上げて下さい。
 それからプレッシャーを感じているとのことですが、『形影夜話』の一文に「医者はたくさん書物を読み、治療の実績を積んだ後でなければ名医には達することができぬと思われる。書物ばかり読んでも上手な医者にはなれないし、治療ばかりしても博(ひろ)く学ばなければまだ出あったことのない病症に対しては戸惑ってしまうものである……」とあります。
 以上のような研鑚(けんさん)を重ねて自信のある治療を目指すことにより、プレッシャーをはね退(の)けねばならないのではないでしょうか。

潜在意識に働きかける“言葉の力”

あなたの言葉では、「事情があり、臨床経験はほとんどなく」とありますが、自信を持って臨床の場に立つには、前述の研鑚の他に自分の潜在意識に働きかける「言葉の力」を利用することをお勧めします。
 谷口雅春著『新版 真理』(日本教文社刊)第3巻に「クーエの自己暗示法」が書かれています。これはクーエという薬剤師が、薬の効き目は薬そのものの働きよりも、この薬は効くという言葉の力が患者を治すということに気づき、以後は、明るい言葉を患者に語りかけることで、多くの患者を健康に導いたという話です。(216〜222ページ参照)
 あなたの場合ならさしずめ、「私は上手に○○が出来る。私は神の子、毎日あらゆる点で一層よくなる」と朝起きた時、及び眠りかけて現在意識がまだぼんやりしている時に20遍唱えることです。不思議とこれが効きます。私は小樽歯科衛生士専門学校の校長も務めていますが、クーエの自己暗示法を生徒に教え、試みてもらったところ、私の言葉通り成績が伸び、中には10人抜きを演じた人もいたのには、言った私もびっくりしたことがあります。
 せっかく得た歯科医師の資格です。心の持ち方、工夫で十分に活用してみて下さい。今を真夜中とたとえるなら、これからは明るくなるしかないと信じて日々研鑽して下さい。もしよろしければ、当院の見学も歓迎致します。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成17年6月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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