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Question & Answer

あなたの仕事上での問題は?

質問 わけもなくむなしさを覚える

小学校から大学まで、エスカレーター式の私立学校で学び、医学部を卒業後は父と同じ科の医師として、大学病院に勤務しています。将来は、開業医の父の後を継ぐ予定です。中高とバスケ部で活躍し、ストレス解消の手段はゴルフ、テニス、スキーです。スポーツをすれば、前向きに仕事に取りくむことができました。ところが最近、激務のせいか、好きなスポーツをしてもむなしさが残ります。経済的に問題はないし、仕事にも誇りをもっています。父も尊敬しています。ですが、このままでいいのか、という思いがここしばらく頭を離れません。
(K・N、31歳、男性、東京都)

回答 患者の悦びが充実感として返ってくるのが医師の醍醐味です。自分の使命や目的について真剣に考えてみることが大事です。

回答者:畑中 良夫(医学博士・生長の家地方講師)

あなたは、医者の子供が選択する一般的なコースを辿(たど)っており、医学部卒業時には、親子の想いが見事に開花して満足感で一杯になったことでしょう。医者になる実力不足や経済的に恵まれずに希望を断念せざるを得なかった多くの人たちが、あなたの相談文を読むと複雑な気持ちでしょうね。
 私は昭和42年に医学部を卒業後、2年間、関連病院に勤務して大学に戻りました。2年間の臨床担当後、研究室に所属して筋ディストロフィ(神経難病)の研究生活を始めました。
 研究を始めて2年目にあなたと同様に、これでいいのだろうかと悩むようになりました。大学の研究が、上司のアイディアを上司が示す実験システムのまま、単純に繰り返している毎日であったことで、研究室自体の成果が挙がっても、自己努力による達成感が味わえない毎日と忙しさに、あなた同様に“むなしさ”を覚えたのでした。
 研究室を飛び出すことを真剣に考える中で、思い切って、上司に悩みをぶっつけてみました。その結果、上司が私の悩みを真摯(しんし)に受け止めてくれ、その後、意志疎通がうまく取れるようになり、生き甲斐のある研究生活を続けられたことが思い出されます。
 やはり自立、自律の精神に支えられた仕事、研究が生き甲斐にとってもっとも大切なことであると確信するようになっています。
 現在のあなたの“むなしさ”、生き甲斐の欠如観はどこから生まれているのか自己洞察が必要です。

人の悦びを自分の悦びとして

あなたは、開業医の息子として、将来、父親の後を継ぐというレール上を脱線することなく進んでいきました。あなた自身の使命、目的、やりたいことなどを真剣に考えることがなかったのではないでしょうか。もっと厳しく指摘するとすれば、親のための人生を送っていたといえるのではないでしょうか。
 遅まきの自己同一性確立の時期(一般的には思春期から青年前期)が今のあなたであると考えたいですね。
 私は高校時代から『生命の實相(じっそう)』(生長の家創始者・谷口雅春著、全40巻、日本教文社刊)を生活の指針として愛読しています。そこに書かれている「深切の生活を生きよ」「共通的生命の歓喜のために働け」の章を読まれて実行されることをお勧めします。
 自他の悦びを共有できるのが医師の仕事であると確信しています。患者さんの苦しみを除いてあげたい(治癒)、治らないのであれば、少しでも患者の気持ちを理解し、お世話をさせていただきたい(ケア)、との想いで医療を行っていると、患者さんが悦んでくれます。その患者さんの悦びがなんとも言えない充実感として跳ね返ってくるのが医師の醍醐味です。
 現在の研修医、大学病院勤務医は多忙なスケジュールをこなしています。睡眠不足の上に、患者さんや上司への気遣いなどのストレス、いわゆる過労でうつ状態になる青年医師を時々見かけます。あなたがうつ状態である場合は、将来のことを決定しないで、まず休養することが大切です。
 青年が悩むことは決して悪いことではありません。むしろ飛躍へのチャンスです。明るい未来が開けます。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成17年8月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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