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Question & Answer

あなたの恋愛・結婚問題は?

質問 恋愛に肉体関係はつきものでしょうか

男性とおつき合いするにあたって、肉体関係は必要でしょうか。もちろん自己責任のとれない年齢まではしてはいけないと思っています。それとは別に両親への罪悪感が残ります。以前、つき合っていた人は「別にしなくても良いよ」と言ってくれていましたが、かなり辛かったみたいです…。本当は私も愛している人とそんな関係をもちたいです。しかし、そうしないと私のことを愛してもらえないのかという不安や、大好きな母を裏切りたくないという気持ちが残ります。今の世の中、つき合ったら避けられないことだと言う人もいます。どうなのでしょうか。
(E・O、22歳、女性、福岡県)

回答 次元の低い性愛より心底からの本当の愛を求めましょう

回答者:粟野 真弘(生長の家本部講師)
価値ある愛とは何か

恋愛に肉体関係がつきものであるとの考え方や、自己責任の範囲での行為ならば結婚前であっても許されるとの論理が、現代日本の一つの風潮(傾向)であることは認めます。またその論理に納得はしていなくとも正面切って否定できない人が多いのも事実です。だからと言って、その人の幸福を願う家族や周りの人たちからは、けっして支持される人生観とは思えません。
 そもそも人間と他の動物のどこが違うと思いますか。食欲・睡眠欲・性欲といった「本能」のおもむく(求める)ままに行動するのが他の動物で、人間は意思の力(理性・倫理観)でこれらを制御し、“より高い価値”の生活を実現させることができます。私たちは食欲と睡眠欲はある程度満足させながら統制し、性欲(種族保存欲)に関しては全く押さえることさえ出来るのです。これこそ人間が他の動物と決定的に違うところです。「本能」を自由に満足させることを人間の基本的人権のように思い、性交渉の自由を主張したならば猿や犬と何ら変わりはなくなり、人間の尊厳は無くなってしまいます。
“より高い価値”とは別のコトバでいうと「愛」です。博愛(ひろく愛する)であろうと恋愛(男女が互いに恋慕う)であろうとその純粋さは、自分はどうなっても相手を助けたい、相手に献げたいと思う心から発しています。例えば、一昨年の1月、酒に酔って線路上に落ちた男性を救おうとホームから飛び降りた見ず知らずの男性二人が進入してきた電車にはねられ、三人とも死亡するという事故がJR山手線新大久保駅で起こりました。助けようとした一人は日本に留学中の韓国人青年で、その行為に対して多くの方々が追悼の言葉を送りました。母親の辛潤賛(シンユンチャン)さんは、弔問に訪れた方々の多くが息子と面識の無い人であることに驚かれました。自分があの二人と同じ現場に居合わせたとして果たして同じ行動をとれたであろうかは見解の異なるところと思いますが、「助けてあげたい」との思いは共通のものと思います。この「人のために何かしてあげたい」との心こそ誰もが持つ「愛」です。そしてあなたもこの「愛」を求めているのではないですか。

内面的な美しさを大切に

さて、男性が女性に「愛している」と言う場合、それが本当の愛のこともあれば、単に「性欲を感ずる」(性愛)という意味のこともあるでしょう。性的な欲求から出発した関係が魂の一体感を呼び起こして、純粋に相手のことを思う愛に昇華(置き換わる)してゆくこともありますが、しかし、“性愛”は肉体の種族保存の手段ですから、純粋に魂の一体感(前記、純粋な意味での「愛」)を感じて相手に献げる愛とは別次元であり区別しなければなりません。
 また男性は女性に対し、時として計画的な技巧を使う場合があります。それは客観的に距離をおき、犬を飼いならすような感覚でご馳走したり贈り物をあげたりすることです。それは極めて次元の低い段階の愛です。
 男性が心の底から相手の女性を愛し、大切にしているとき、女性の容貌や衣装、持ち物などの表面的なことへの興味は薄く、それよりも内面的な美しさに興味の対象が向いてしまいます。そのような心のとき、肉体関係を求めることはしません。
 私達が物事を判断する場合、自身の心に想起する考えや言葉がその基準になりますが、心に思い浮かぶことはどこから来るのでしょうか。一つは肉体の欲求(本能)からであり、二つ目には“常識”や“経験”に裏打ちされた考えであり、別には崇高な理想や価値観(良心ともいう)です。ですから、今思い浮かんでいることはそれらが混在していると思ったらいいでしょう。冷静によく考えてみることです。そして本能から出た欲求を人間が本来持っている他者への愛や献身という価値へと昇華してゆく努力が必要です。
 あなたは御自分の心境や考えを率直に述べてくれました。それはあなたに、自分の直面している課題をより価値ある人生に結びつけるための向上心が旺盛にあるということに他なりません。私はよく「環境は神様からの回答」と言います。今のこの機会に、あなたの心の中に一層良い幸福への芽を育ててください。それが心の底から愛おしく思ってくれるご両親の幸福でもあるのです。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成15年6月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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