あなたの恋愛・結婚問題は?
人はなぜ苦しんでまで生きなければならないのか
私は少し前に失恋し、あのときの孤独感を思うととてもつらいです。またあの苦しみを味わう時が来るのでは、と思うと不安を感じます。どうして人間はいろんな苦しい思いをしながら生きなければいけないのでしょうか。神様はなぜこんな世界をつくったのでしょうか。幸福を得るために苦しまなければいけないのなら、私は幸福はいらないし、苦しませないでほしいです。
自己中心的な気持ちを捨て去り、他に与える気持になることで苦しみが消え、幸せが訪れます
あなたは、神が人間が幸福になるために、苦しまなければいけない世界をつくったのかと嘆いていますが、生長の家では、この世界と人間の本当の姿は完全であると説いています。その理由は世界や人を神がおつくりになったと考えるからです。神はそもそも完全なるもので、もし不完全な世界や人間をつくられたとしたら、完全である神自体を否定することになってしまいます。
生長の家では、神がおつくりになった本当の世界を「実相世界」と呼び、われわれが日常生活の中で認識する「現象世界」と区別しています。では、あなたが言うように、神がおつくりになった本来完全なる世界が、不完全で苦しみに満ちているように感じられるのはなぜでしょうか。それは、あなたの人生観に問題があるからだと思います。つまり心のレンズが曇っているため、不完全や悪が現象世界に写し出されてきていると考えることができます。
執着の愛を捨て去ることが肝要
失恋は若いときには誰しも経験するもので、その孤独感や焦燥感は辛いものですね。
生長の家創始者・谷口雅春先生は、ご著書の『新版 真理』第4巻(日本教文社刊)の中で次のように教えておられます。
「地上の生活は体験の世界であり、体験によって我々は魂になくてならぬ『教訓』をうけるのである。そのうけ方によって人間は向上する」(143ページ)
つまり、どんな出来事でもあなたの受け取り方が大切になってくるわけです。ここで、なぜあなたが辛いのかよく考えてみたらどうでしょうか。相手の女性とどのくらいおつき合いをしたか分かりませんが、「自分は本当に彼女を愛していたのか」と自問したらいいと思います。生長の家では、執着の愛は本物の愛ではないと説いています。若い時は、容姿などの外面的な部分に引かれ、「私はこの人を愛している」と思い、自分だけの所有物として独占したくなるものです。
あなたの孤独感は、こうした執着が満たされないことが原因ではないでしょうか。本当に彼女を愛しているのなら、心から彼女を放ってしまうことです。「放つ愛」が本当の愛なのです。執着は偽物の愛ですから、それが満たされなくても、本来の完全円満なあなたは一切損なわれていないのです。苦しむ必要はないのです。
またあなたが、孤独感にさいなまれる理由として「自分のことしか考えない」という自己中心的な要素があるのではないでしょうか。「いかに与えてもらうか」ではなく、「いかに与えるか」を考える癖をつけたらいかがでしょうか。神の愛は自他一体ですから、こうした「与える気持ち」が神の波長と合うことになり、あなたの世界観も明るくなり、そこから色々な環境が整ってくるのです。
このQ & Aは、『理想世界』平成19年2月号に掲載されました。
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