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あなたの家庭での問題は?

質問 自分に当たる父に感謝できません

昔から私は父との関係がうまく行っていません。父は激しい性格で、言葉はきついし、皮肉なことばかりいうし、自分の気に入らないことがあると私や家族に当たるのです。私は小さい頃からビクビクして人の目を気にして不安になるところが治りません。友達や自分の好きな人にさえ思っていることを告げられません。こうなったのは父のせいだと思います。生長の家では「父母に感謝せよ」と言っていますが納得出来ません。私は父とどう接したらいいのでしょうか。
(K・T、20歳、女性、沖縄県)

回答 久遠の神のいのちが宿ると信じられたとき、新たな親子関係がはじまります

回答者:古川 忠男(生長の家本部講師)

数年来、『盲導犬クイールの一生』という本が大ベストセラーとなり、今年の初夏の頃、テレビで連続ドラマ化され視聴者に深い感動を与えました。
 これは、ある盲導犬の一生をドキュメント風にしたもので、その内容は誌面の都合で書きませんが、私が最も感動したのは盲導犬と人間との「絶対的な信頼の絆」でした。盲導犬は、「人間は自分に危害を与えない」ということや、「人間を大好きになり、人間のお役に立つ」ということを訓練所で学び、人間を「全面信頼」していき、人間も盲導犬の「全面信頼」を肌で感じ、盲導犬を人生最高のパートナーとして「全面信頼」をしていくのです。

現象の悪にとらわれない世界観に立つ

実際、このように犬と人間の間にも「全面信頼する世界」があるのです。この「全面信頼する世界」は一般的に「良心」と言われているものです。「神性(しんせい)・仏性(ぶっしょう)」とか「真・善・美」と言った方がより的確で、人間が生きる上で最も大切にすべきものです。
 これは仏教の開祖である釈迦が「山川草木国土悉皆成仏(さんせんそうもくこくどしっかいじょうぶつ)・有情非情同時成道(うじょうひじょうどうじじょうどう)(山も川も草も木も国土も皆既に成れる仏である。天地一切のものは仏のいのちのあらわれであり、全てが大調和し合っている世界である)」と大悟したことであります。すべてのものが神仏のあらわれであるという価値観でみていく、「真に生きるべき道」を指し示した「世界観」(生長の家でいう「実相」)でもあります。人間はこの「世界観」に立って生活することにより、真の幸福を得ることが出来るのです。
 本来の世界はこのようにすばらしいのですが、私たちが住んでいるこの目に見える世界は必ずしもこうなってはいません、それは全て心が現わす世界であり、心の持ち方で幸、不幸の運命や環境が現れ出てくるからです。
 しかし現在、不幸な境遇でも心の持ち方が変わり「真の世界観」に立って生活していくことで、今後どのようにでも改善していくことが出来るのです。現在のあなたの問題は、本来「家族思いの父親」を「怒る父」として、あなたが長い間、「恐れる心」で過ごして来られたことから発しているのではありませんか。
 私にも父にひどく内的反抗をした時期がありました。中学、高校時代にかけての4、5年間、父が急に私の生活面でこと細かに厳しく注意し続けたのです。私自身、ちょうど人間として自立の時期でもあり、その父親の一言一言がうるさくなり、ある時は、「私は父の子ではなく、橋の下から拾われてきたのではないのか」と思ったこともありました。
 そのうちに私はひどい蓄膿症になりました。これは父に内的反抗する心の現れでした。私は高校卒業後の春休みに生長の家本部練成道場の練成会(合宿して生長の家の教えを学び、実践するつどい)を受け、「大調和の心(真の世界観)」を学ぶことになりました。練成会3日目の時、故郷へハガキを出す時間があり、私は父へ「お父さんのお陰で練成を受けることが出来て感謝してます。ありがとうございました」という簡単な感謝のハガキを出しました。その日の夜、蓄膿症が消えていました。
 父は2年後亡くなりましたが、父の枕元に貴重品入れがあり、そこにそのハガキを見た時、私は父親の愛情を全身で受け止め得たことを今でも忘れる事は出来ません。

父の「神性・仏性」を信じ認めて、「全面信頼」する努力をしましょう

さて、あなたの問題を解決するには、人間に真に内在する「神性・仏性という真・善・美なる良心」が「あなたの本質」であり、また「父親の本質」であることを確信することが必須です。あなたがこの確信を深めていく中で、父親がたとえ「怒る態度」に現れても、「それは今までの自分が“怒る父”と思っていたせいであり、それは“父の本質”ではない。“父の本質”は神性・仏性だ」と思いを改め、盲導犬クイールが人間を「全面信頼」したように父の「神性・仏性」を信じ認めて、どこまでも「全面信頼」していくことです。
 そのような生活を通して、父親の「神性・仏性」は輝いて、本来の大調和の親子関係が現れて来ます。また、あなたの友人等も全く同様で、友人等を「神性・仏性が内在する尊い存在」として「全面信頼」することで、素晴らしい友好関係が現れます。そのうち、「なぜ父母に感謝しなければならないか」との疑問も自然に氷解していくことでしょう。
 釈迦は法句経(ほっくぎょう)に「まことに怨み心を以てしては、その怨みを解くことが出来ない。ただ怨みなき心によってのみ怨みを解くことが出来る。このことは永劫(えいごう)に易(かわ)ることない真理である」と説いておられます。あなたにとって「怨み心」から「怨みなき心・大調和の心」への新生の好機は「今」です。そのために、かつての私の様に生長の家の練成会で「大調和の心」を学ばれてはいかがですか。あなたの真の「世界観」への新生を祈ります。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成15年11月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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