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Question & Answer

あなたの家庭での問題は?

質問 中絶した子の供養をしたいが夫に過去を知られたくない

私は独身時代に妻子ある男性とおつき合いし、二度も妊娠・中絶をしてしまいました。当時、かなり自分を責め、苦しくて死にたいと思ったことがありましたが、それ以上に、何度言っても避妊もしてくれず、私をそういう目に遭わせた男性のことを恨みました。その後、今の主人と巡り合うことができ、男の子が一人生まれました。でもいまだに私が殺してしまったあの二人の子のことを思うと苦しくて涙が出ます。水子供養をしたいと思うのですが、主人が私の過去を知ってショックを受けるのではと思うとできません。私はどうしたらいいのですか。
(S・I、35歳、女性、兵庫県)

回答 中絶した子に懺悔(ざんげ)し、名前を付けて、心の中で招霊した後、愛の心で供養してあげましょう。

回答者:長田 忍(生長の家本部講師)

中絶は肉体的にも、精神的にも大変辛い経験だったことでしょう。男の私はもちろん中絶の経験はありませんが、子供を堕ろして悩んでいる女性の相談を何度か受けたことがあります。
 追い詰められた気持ちで中絶を決断されたのでしょう。しかし、その時にはこんなにも長く精神的な苦痛が続くことになるとは考えられず、その後、死にたいと思われるぐらいあなたは苦しみ、後悔もしてこられたのですね。後悔しても生命(いのち)は二度と戻りません。あなたと同じように、そんな償(つぐな)いきれない苦しみに悩む方も今、多いのです。

人を恨んでいては苦しみから逃れられない

つき合っていた男性を憎み恨んでおられるようですが、恨んでいては余計に苦しまねばなりません。あなたが彼を否定することは、子供(流産児)の生命を否定することになります。あなたの生命と彼の生命が子供の生命そのものだからです。
 恨み赦(ゆる)さないあなたの心は、堕ろした子供からあなたが恨まれ赦されないことにもなるでしょう。恨み赦さないという同類の心が、同じ環境を招(よ)ぶのです。そして『与えるものが与え返される』のが心の法則です。この法則からは誰も逃れられません。まず、あなたに必要なことは、その男性を赦すということです。
 参考になりますので、ここにあなたと同じように中絶をしたある女性の体験手記を紹介します。
「私は彼と、堕胎した子供を長年引きずってきました。最近、宇治の練成会(宇治別格本山の練成会。練成会とは合宿して教えを学び、実践するつどい)を受け、子供に名前をつけ流産児として供養をすることの大切さを教えられ、以来、毎日聖経(生長の家のお経の総称)を読み続け、最近、宝蔵神社(宇治別格本山の境内にある神社)に永代供養のお祀(まつ)りもしました。
 練成会の行事で彼に懺悔と感謝をして、彼の幸せを祈っています。現象的には彼と一緒になることは叶いませんでした。しかし、私の中で初めて彼と子供と私が供養を通して一つになれたような気がして、安堵に満たされました。(中略)
 また、10年来、音沙汰がなかった彼のご両親から許しの手紙とも思える初めての年賀状が実家に届いていました。
『花子さん、お元気ですか。もうお忘れのことでしょう。今はお嫁さんになって実家にはいらっしゃらないでしょうね。あなたからの手紙を見つけたので書いてみました。是非もう一度会ってみたいです。また来て下さい。待っています』と。
 謝りたくても、二度ともう会えないだろうと思っていましたので、この年賀状を通して彼から許されたように思えてなりません。本当に一番良い時に一番良いように解決でき、ただただ感謝です。
 自分の過去をなかったことにしたいと思った時期もありました。御教えを学び、自分を恨み、相手を憎むのではなく、また責めるのでもなく、過去をありのままに受け止め、今そのままを感謝できたとき本当に救われました。
 先日も一番仲よしの友人に『いろいろあったけど本当に彼と会えて良かった』と、言っている自分に気づき驚きました。今まで誰にも言えず溜めて、押し殺していた感情を解放することができ、素直にそう思える自分がいます。
 気持ちを清算するまでに10年という歳月は流れましたが、子供を堕胎したことをただ後悔するばかりの日々から前向きになれました」

胎児は小さくとも尊い生命です

この女性は幸いにも宇治別格本山の練成会に参加し、お腹の中に宿った生命も、その本質は肉体ではなく、神なる存在そのもの“神の子・永遠生き通し”と自覚されました。胎児は小さくとも尊い生命なのです。
 中絶したお腹の子に懺悔し、毎日心の底から愛し供養することによって、安心と悦びを得られたのです。
 位牌などがご主人に知られるので作れないのなら、お子さんに名前を付けてあげ、心の中で招霊した後、愛の心で聖経『天使の言葉』(生長の家のお経の一つ)を毎日欠かさず読誦(どくじゅ)して下さい。
 供養は心です。お母さんであるあなたから愛されて、霊界のお子さんもどんなに嬉しいことでしょう。
 生長の家宇治別格本山の宝蔵神社では流産児を永代にわたって供養させていただいています。ぜひ、お祀りされてはいかがですか。愛の心を一つの形に表現することは大変重要であり、素晴らしいことです。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成16年11月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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