あなたの家庭での問題は?
けんかの絶えない妻との関係を良くしたい
32歳の妻と小学3年の娘がいます。4年前に、妻から、借金を作って返済に困っていると打ち明けられ、それから夫婦関係がギクシャクしています。借金のことは口では許しましたが、心の中にはわだかまりが残っていました。そのストレスから妻に暴言を浴びせるようになりました。先日、2週間の出張から帰ってくると妻は家事を何もしておらず、友人と遊びに行ったりしていたそうです。それで私はキレてしまいました。妻は友達と毎日夜中の2時位まで電話をしています。注意するとけんかになり、外に遊びに出るのは私の暴言から逃げるためでもあると言われました。けんかのたびに暴言を謝罪し、気をつけると約束していますが、つい感情が先にでてしまいます。この先、妻との関係を良くするにはどうしたらいいでしょうか。
コトバには運命を変える力があります。奥様の良いところを認め、コトバで表現する努力をしましょう。
勇気を出して相談文を出されたK・Uさん、絶対に良くなって行きますよ! 元気を出して下さい。「人間・神の子、無限力」。解決できない問題はありません。あなたが生長の家に御縁がありましたことを祝福申し上げます。
文面からすると、お母さんとあなたと弟さんの3人家族なのでしょうね。そして、仕事になかなか就かないで浪費して暴力を振るう弟に家庭が振り回されているという状況であるというわけですね。一所懸命働いて、なんとかお母さんを助けて家を守ろうとしておられるあなたには頭がさがります。
弟さんの生活の不安定な状況は、弟さんの心が不安定であるからです。弟さんは、愛が欠乏しており、愛に飢えている状態を表しています。ですから、弟さんを救うためには、愛を表現して自分が愛された存在なんだということを分かるようにしてあげれば良いのです。
愛念を送れば、愛念が返って来る
奥様の借金のことがきっかけで夫婦関係がギクシャクし始めたとのことですが、それがどんな借金かわかりませんが、借金をしてまでということは、よほど必要なものがあったのでしょうね。
また、必要なものでなくてもついついクレジットカードで買ってしまって借金を作ってしまう人もあります。それは、何か満たされないもの、寂しい気持ちがある場合、不足の心があるときそれを満たそうとして、必要以上に物やお金を浪費するようです。奥様の心の中に、どこかに寂しい気持ちがあったのではないでしょうか。
また2週間の出張のとき、奥様は家事を何もせず、友人と遊んでいたといいますが、奥さんはあなたがいない寂しさから、そのような行動をとったとも考えられるのではないでしょうか。お子様が小学3年だと、結婚して10年にはなると思いますが、お2人が出会った頃はどうだったでしょう。新婚の頃は経済的なことはあまり気にはならなかったかもしれません。
しかし子供が生まれ、子育てを経験する間に、お互いの性格や考え方、生き方の良いと思えるところも悪いと思えるところも知って、好きなところや嫌なところもわかって来ます。奥さんもあなた自身も変わってくるので、結婚当初にお互いに思っていたことも変化してしまうこともあります。2人のコミュニケーションがうまくとれず、お互いの心の中に隙間や寂しさが生まれてくることがあります。
妻の良いところを思い出す
日々の生活に追われてお互いの気持ちにずれが生じ、夫婦関係が冷えてしまったあるご夫婦は、ある日、口ゲンカをしたあと、もう一度こんな結婚の誓いを立ててたそうです。
「僕は約束します。君の言うことに耳を傾けます。ふたりだけの時間を作るように努力します」
「私も約束します。正直になります。ふたりがもっと親しくなる努力をします」
そうして、お互いの気持ちを新たに、そこから第二の結婚生活のスタートをしたそうです。
あなたも結婚当初のことを思い出してみてはいかがでしょうか。4歳年上の奥様に魅力を感じ、何かを求めて結婚したと思います。お互いが惹かれ合うのは、自分にないものに惹かれるようです。また、自分が理想とするところのものを相手に見つけ、重ね求めるということでもあります。振り返って見て奥様のよいところを思い出してみてください。それをコトバで表現してみてはいかがでしょうか。
生長の家総裁・谷口清超先生は、ご著書『コトバが人生をつくる』(日本教文社刊)の中で、コトバというものについて次のようにお説きになっています。
「人間でも、ニッコリと笑う表情もコトバであり、お辞儀をしたり、握手したりするのもコトバなのだ。さらに心の中の思いもコトバであるから、仏教ではこれら三者を『身(しん)・口(く)・意(い)の三業(さんごう)』と教えている。
文字や言語だけではなく、身体の表現(身)や口で言う言葉(口)や心の思い(意)も、全てが『業』だというので、『三業』と言われてきた。これは悪業が悪果を作り出し、善業が善果をもたらすという、あの“業”のことなのである。こうして人びとの運命が作られて行く」(1〜2ページ)
漢字に「吐」(吐く)という字があり、あまりいい語感ではないのですが、字から「−」(マイナス)をとると全然意味の違う「叶」(叶う)というプラスのイメージを連想させる字になります。あなたもマイナスのコトバを減らことで今よりずっと心が穏やかになります。そして、さらにプラスのコトバを表現する練習をしてはいかがでしょうか。感情にまかせた暴言ではマイナスのことしか生まれません。
やさしいコトバをかけ続けたとき…
以前、生長の家の講師の方から、九州出身のあるご夫婦のことで、次のような話を聞いたことがあります。
その夫婦は10年以上ほとんど会話もなく、家庭不和の状態で離婚も考えておられました。ご主人は何とか解決したいと思い、講師の方に相談したところ、「ご主人、まず、あなたが奥さんに優しいコトバをかけてあげればいいのですよ」と言われたそうです。しかし彼は「自分は九州男子だから、男の方からそんなことをすると男として立つ瀬がない」とはじめは反発したそうです。
でも何とかしたいと思い、朝「お早う」と言いました、しかし奥様は「ふん、いまさら何を言っているの!」というようなそっけない態度でした。「やっぱりだめかな」と思いましたが、それからは半分やけくそで、朝顔を合わせると「お早う、ありがとうね」と言っていたそうです。
しかし2人の間には特に進展はなく、もうやめようかと思っていました。ある朝、「ありがとうね」と言うと、奥様の様子が少しおかしいのです。よく見ると奥様は、涙を流されていました。何か悲しいことがあったのかと聞きましたが、奥様はご主人が常にやさしいコトバをかけ続けてくれたことがうれしく、ありがたいなと思ったら涙がでてきたそうです。そのとき、ご主人も奥様のその気持ちに感動し、それからは夫婦仲良くなれたとのことです。
これはあなたにとっては努力がいることかもしれませんが、まずあなたが奥様の良いところを認め、できるところからコトバで表してみてはいかがでしょうか。
このQ & Aは、『理想世界』平成17年1月号に掲載されました。
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この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会や日本教文社のホームページをご参照ください。
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