あなたの家庭での問題は?
仕事と子どもの教育を両立させるには?
バツイチのため2歳と5歳の子どもを近くに住んでいる母と保育園で面倒をみてもらっています。金融機関の管理職の私は残業も多く、子どもの寝顔しか見られないこともよくあります。寂しい想いをさせていることに後ろめたさがあり、子どもが欲しがるものを買い与えて愛情の代用にしてしまいます。本当は物より心の愛情表現をしていきたいですし、責任の重い仕事でも能力を発揮していきたいのですが、どっちつかずで上手くいきません。仕事と子どもの教育を両立させるには、どういう工夫をすればよいでしょうか?
幸せな子は、幸せな親が育てます。仕事と子育ての両立に完璧さを求めるより、愛情表現をしていく努力が大切です。
お仕事と育児とに精を出していらっしゃるご様子が目に見えるようです。あなたは何でもきちんと完璧になさりたい方のようで、仕事も男性にひけを取らずやりこなしたい、母親としても、もっとたっぷりの愛情を注いだ子育てをしたいと望んでおられます。しかし、“私は完璧な子育てが出来ている”と自信を持って言える母親がいるでしょうか。
仕事を持っていない専業主婦でもなかなか“私の子育ては完璧!”なんて思っている母親はいないと思いますよ。あなたのその気持ちの陰から、〈子どもたちからお父さんを取り上げてしまった〉という子どもに対する申し訳ない想いが見え隠れして仕方がありません。その想いがあると、いくらよいお母さんになろうと努力して頑張っても、〈まだ足りない、まだ足りない〉という心があなた自身を締めつけて、今回のような悩みになっているのだと思います。
〈子どもたちにすまない、もっといいお母さんにならなくては…〉と思っているときのあなたの顔は、きっと笑ってはいらっしゃらないと思いますよ。子どもの一番好きなお母さんの顔は笑っている、喜んでいる、幸せそうにしている顔なのです。
神の子は神が育てるという心で
仕事を持つお母さんの大変さは、子どもは幼くてもちゃんと理解しているものです。それが、〈しっかりやらなければ…〉と頑張る想いが強いあまり、疲れたような、辛そうな顔を子どもたちに常に見せていると、“僕たちがいるせいでお母さんは幸せじゃない”と感じて子どもたちも幸せではいられないのです。その時、物でも満たされない、一緒にいてくれても満たされないものを感じてしまうのです。
両親が離婚し片親で育った人が決まって言うことばに、「自分なんかいなければ母(父)は幸せだったのではないか」というのがあります。こういう想いを子どもの頃から持っていたのですね。そんな心を抱かせては、子どもはのびのびと育ちません。片親で育つのが子どもの不幸なのではなく、母親なり、父親なりが幸せそうにしていないで、肩に力が入って、悲壮な覚悟で生きていることを漂わせていることが子どもを不幸にしてしまっているのです。
母親業が完璧に出来ないときがあっても自分を責めることなく、“子どもは神の子で、神の子は神が責任を持って育ててくださる、そのお手伝いをさせて頂くのが親である”という生長の家で説く真理を子育ての中心に据(す)えて生活なさってください。
「幸せな子は、幸せな親が育てる」と生長の家の教育法にあります。お母さんであるあなたは先ず、犠牲を強(し)いられた感じを持たず、そして〈まだ足りない〉という心を持たず、“やってあげられることだけ喜んでさせて頂こう”という心で子どもと向き合ったとき、あなたにとっても子どもにとっても、これ以上ない生活が展開してきます。
このQ & Aは、『理想世界』平成17年10月号に掲載されました。
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