あなたの家庭での問題は?
自分の都合しか考えない義母が許せない
アメリカ人と結婚し、現地で暮らしています。私が妊娠してつわりのひどいとき、義母は平気で遊びに来ました。私は食事の準備とかをしなくてはならず、とても不愉快な思いをしました。また、勝手にベビーベッドを購入してこれを使えとか、子どもの名前は何々にしろとか、すべて自分の都合で決めてしまうのです。そして自分の過ちには謝罪せず、必ず誰かのせいにします。自己反省の無い義母が人間的に信用できず、許すことができません。許すことができるのであればここまで苦しんでいません。私はどうすればいいのかアドバイスをお願いします。
魂のつながりから観れば、姑も自分の親です。和解の祈りをすることで必ずよい関係が築けます。
つわりで苦しい時、お義母(かあ)様がお見えになり、食事の準備をし、ベビーベッドの購入、赤ちゃんの名前までお決めになるのでは、母親になる喜びも楽しみも奪われたようで、寂しい気持ちになられたことでしょう。でも、あなたが生長の家の教えにご縁を頂いていることは本当に素晴らしいことですね。
私も姑のことを恨んだことがあります。私は姑に「あんたは嫁ごにするはずじゃなかった!(あなたを嫁にするはずではなかった)」とか「あんたおるば殺しなっせ!(あなた私を殺しなさい)」と言われたことがあります。
その頃は、私は生長の家を知らなかったので、心で恨んでも、その想いは相手に伝わらないと思っていました。でも心の想いはちゃんと姑に伝わっていたのです。姑にとらせた態度は、実は私の心の中にあったものだということを生長の家の教えに触れて初めて分かりました。それから姑に心から懺悔(ざんげ)し、今はとても感謝しております。
生長の家創始者・谷口雅春先生は、母親の想いが胎児に影響することを、次のようにお示しになっています。
「妊娠中の母親の心の持ち方のいかんは、生理的に言っても胎児に影響を及ぼすのはもちろん精神的に言っても、かくのごとく生長率の激しき胎児期間に、ある一定の精神影響の持続的雰囲気(胎内)に生活せしむれば、その精神の一定傾向を胎児の潜在意識内容に素因(そいん)としてもって生まれて来ることは当然だと考えなければならないのであります」(『生命の實相』第40巻〈全40巻〉日本教文社刊、85ページ)
胎教というコトバはご存知でしょう。妊娠中はいい音楽を聴いたり、いい絵を見たりして心を穏やかに保つことが大切だと言われますね。でも、今のあなたは反対の心持ちでお腹の赤ちゃんの胎教をしているように思えます。親というものは自分勝手で、自分の都合で物事を進め、自己反省のない人間なのだということを教えているようなものです。
お義母様に対する想いが赤ちゃんの心の奥底の潜在意識に植え付けられ、それがあるとき目覚め、親に反発したりすることが思春期などに現れて来ます。
姑の愛を知る
生長の家の教えに「神に感謝しても父母(ちちはは)に感謝し得ない者は神の心にかなわぬ」とあります。魂(いのち)のつながりという点から観れば、お義母様も自分の親であることに変わりはありません。あなたは、自己反省のないお義母様を許せないとおっしゃいますが、ちょっとお義母様のお気持ちになって考えてみてはいかがでしょうか。お義母様にとっても可愛い孫の誕生です。嬉しくて楽しみがいっぱいなのではないでしょうか。
あなたはつわりで辛(つら)いことをお義母様にお話しになりましたか? 自分の母親に話をするように赤ちゃんにとって必要な物や名前のことを相談しましたか?
恨んでいる人との和解をするためには、次のような祈りをするとよいでしょう。
「私はあなたを赦(ゆる)しました。あなたも私を赦しました。あなたと私とは神において一体でございます。あの時、あなたがああいう姿、態度をとられたのは、あなたが悪いのではなく、私の心の中にそういうものがあったればこそ、そういう姿を見せて私を悟りにみちびく観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)様でございました。その観世音菩薩様なるあなたに心から感謝いたします」(谷口雅春著『人間苦の解放宣言』日本教文社刊、55ページを要約)
はじめは思うようにいかないかもしれませんが、祈りを続けていく中で、必ず心が楽になり穏やかになります。そしてあなたは、本当はお義母様にとても愛されていることが分かると思います。
お義母様はあなたにとってもご主人にとっても大事なお母様です。魂の親子兄弟にはアメリカ人も日本人もありません。お義母様に対して心から感謝の念を持ち、心穏やかに生活されることがお腹の赤ちゃんのためにとても大切なことだと思います。可愛い赤ちゃんの誕生とご家族の大調和を心よりお祈り申し上げます。
このQ & Aは、『理想世界』平成19年9月号に掲載されました。
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