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Question & Answer

あなたの家庭での問題は?

質問 障害を持つ子ども。親はどんな心持ちで生きればいい?

5歳の娘に知的障害があり、それをどう受け止めていいのか分かりません。人から神想観を教わり、その子の完全な姿を拝めばいいと言われましたが、それを続けていくことでどうなるとも思えません。またこの子は自ら選んで障害をもって生まれてきたとも言われましたが、それはどういう意味でしょうか。もし自分で選んできたのなら、この子が良くなるように祈ることは意味がないのではないかと思えてしまいます。私はこれからどのような心持ちで生きていけばよいのか教えて下さい。
(U・K、29歳、女性、石川県)

回答 子供の肉体の奥にある神の生命に気づいたとき、生まれて来てくれた喜びと感謝が実感できます。

回答者:寺田 陽一(生長の家本部講師)

お手紙拝見しました。結論から申し上げます。ご両親、特にお母様であるあなたが心の底から明るく生ききること、それも見せかけの明るさではなく心底明るくなることです。
 私がかつて働いていた職場には、知的、身体的に障害を持つ子供達が多くいました。その子らは自分のことを本当に愛してくれる人の心が分かり、綺麗な鏡のような心を持っているのでこちらの気持ちがそのまま子供たちの態度に表れます。皆、純粋で高い魂を持っていたような気がします。
 ひとつの行動を褒めて認めて、時には真剣に怒っていく中でお互いの信頼関係が高まっていきました。大人が他を愛する大切さもその子達を通して教わりました。その子達のご両親は、皆さん本当に明るいのです。しかもその明るさの中に慎み深く、無償の愛を実践されている方々でした。なぜあのように明るく生きることが出来るのだろうと不思議に思ったくらいです。
 Aさんは長男を出産した2年後くらいの時に障害があると医師から告げられました。子供の将来を悲観して無理心中を図ろうとしたことも一度や二度ではなかったそうです。
 心が暗く思い詰めていた時、横で寝ていた子供の顔を見ると天使のような美しい顔をしていて、この子は自分達家族に何か尊いものを伝えるために、あえて障害を持って生まれて来てくれたのだと実感しました。そのような境地に到るまでにはどれほど辛く、悲しい思いを重ねられたか計り知れません。まさに「悲しみの奥に聖地がある」との言葉通りです。
 私の姪(めい)も障害があります。自分の足で歩いたことがなく、言葉を発することもありません。しかし全てのことを理解し、家族や友達と心で会話をしています。両親は本当に明るく生きています。両親にとってその子は家の宝物なのです。ある時の手紙には、「○○ちゃんはそこにいるだけでわが家の幸せ」と書かれていました。両親の明るさに一番救われているのはその子自身なのです。

「人間はみな神の子」の信念を深める

祈りとは、悩みごとを心で掴(つか)んで、何々して下さいと懇願することではなく、無限の智慧であり愛である神様に心を振り向けることであると生長の家では教えています。
 生長の家には神想観という生長の家独得の座禅的瞑想法があります。神想観は、病気や悪いところを治すためにするのではなく、神との一体感を深めるために行うのが目的です。その意義や実修法は『新版 詳説 神想観』(生長の家創始者・谷口雅春著)『神想観はすばらしい』(生長の家総裁・谷口清超著、いずれも日本教文社刊)をご覧下さい。
 神想観をするときには、ただお子さんの完全円満な、神の子の本来の姿を思い描くことが大切で、「良くなりますように」との祈りは、現象の悪い事を心で認めることになるので正しい祈りではありません。
 子供の生命は完全円満であると祈り続けていると、子供さんが一つの生命として、ただそこにいるだけで嬉しいという気持ちになり、その心境が深まってくると、お子様が神の子であり、生まれて来てくれたことがただ嬉しい、本当に有り難うという気持ちになる時が必ず来ます。
 この地上は魂の生長の場です。魂の進化を急激に遂げる目的のためにあえて困難な肉体や環境を選ぶ魂があります。高い魂をもつ高級霊は、自ら進んで障害をもって生まれていることなどが、『生命の實相』(谷口雅春著、全40巻、日本教文社刊)第9、10巻霊界篇に説かれています。また『聖経 続 真理の吟唱』(谷口雅春著、日本教文社刊)の「魂が地上に生を受けて高きに達する祈り」(256〜259ページ)を熟読されるとよいでしょう。
 肉体的なハンディーは一見不利益と見えても、それは魂の飛躍の機会となり、踏み台となるのです。お子様がどの程度の障害があるのか分かりませんが、その姿がいかにあろうとも、その本性は素晴らしい神様の生命であり、かけがえのない尊い存在であるということを信じて、お子様の中に宿っている無限の可能性を大人の我々が限定しないことが大切です。お子様の持つ「生きる力」を最大限に発揮することが出来るのはご両親、とりわけお母さんの“信の力”だと思います。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成18年5月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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