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Question & Answer

あなたの家庭での問題は?

質問 子供の側にいたいが仕事を辞められない

私は会社の事務職として働き、生後半年の子供がいます。本当は仕事を辞めて子供の側にいてやりたいのですが、主人の給料が少なく、私が働かないといけないような状態です。主人に相談しても、私を頼りにしているような感じです。会社にも辞めたいと相談したことがありますが、引継ぎする人がいないので辞めないでほしいと言われます。でも子供と一緒にいる時間は夜だけで、これでいいのかなと思ってしまいます。私はどうすればいいのでしょうか。
(A・S、29歳、女性)

回答 乳幼児期の子供にとって母親が身近にいることは極めて大切なことです

回答者:田中 準二(生長の家本部講師)

ご主人の給料が低いためにあなたが働かなければならないとのことですね。ただ、その具体的な事情が、借金を返さねばならない等の迫られたものなのか、現在の生活程度の維持・向上を漠然と考えておられるだけなのか、それによって多少答え方が変わってきます。ただ、世間では高収入でも不幸な家庭がままあるように、幸福とは収入の多寡では決められないものですね。
 いずれにしても、子供の日々の成長は、時々刻々の絶え間ないものであり、親は常に養護、教育して、一人前に育て上げねばなりません。本来子供にとっての親とは、幼いときほど強い支えとなって欲しい存在であるはずです。
 生物の中でも最高度に進化した人間が、他の動物と際だって違うことの一つに、他の哺乳動物が産まれて間もなく自ら立って母親の乳を吸うことができるのに対して、人間は未熟なままで産まれ、立って歩くのは生後1年前後という事実があります。これはそれだけ人間は出生後も手厚い養護と愛情が必要であることを示しております。
 ところが、これに対して人間の脳の重さは生後6ヵ月で2倍、三年で大人の80%に達するということですし、情報処理に必要な脳細胞間の配線も三歳までに大人の70〜80%が出来上がってしまうとのことです。また、最近の研究で乳幼児にはこの時期特有のさまざまな優れた学習能力(たとえば高度な言語習得能力や、漢字や電車の種類などを写真を撮るように記憶してしまう能力など)があることが分かって来ています。
 そして、だいたい3歳になるまでに周囲のさまざまな環境からの情報を良否の別なく吸収し、3歳以降にこれら吸収したものを整理整頓して外界に働きかけるようになると言われています。

子供の生命を正しく伸ばそう

生長の家創始者・谷口雅春先生は、『生命の實相』第14巻の教育篇(日本教文社刊)の中で次のように示しておられます。

「子供の心のフィルムには、周囲に一緒に生活する人々の生活がそのまま撮影されざるをえないのである。だから後年そのフィルムを人生の舞台に映し出して実生活を営むという場合になると、それが必ず出て来るのだ。父兄よ、保護者よ、子供と接触する人々、友だち、指導者等に心せよ。
 子供の教育にはできるならば母親が愛と知恵とでみずから当たるべきであるといっても、すべての教育を母親にゆだねるということはもちろん不可能である。わたしがいうのは母親が最初に与える基礎教育のことである。子供の生命が芽生えるに当たって伸びるべき方向を正しくしておくということである。苗の植えかたが悪ければ、その植物は生涯大きなハンディキャップ(不利条件)を課せられる。苗の植えかた、光線のとりかた—これらは学齢以前、または彼がまだ小学生で授業時間の短い当時に家庭の母親が子供に与えておくべき訓練であるのである」(181〜182ページ)

ですから、あなたの「子供と一緒にいる時間は夜だけでいいのか?」という疑問は、母親としての本能から起こるごく自然なものだと思います。あなた方ご夫婦の場合も、具体的にどのような理由で共働きが必要とお考えなのか、その選択の基準がどこにあるのかが肝心なのです。
 本当に日々の生活が成り立たないほど困窮しているとか、多額の借金の返済に追われているというならば共働きもやむを得ないことでしょう。この場合は大人本位とは言い切れませんので、何らかの方法で親の愛情を伝えていけば、子供は必死に働く親の心を感じて正しく生育してくれることでしょう。
 これに対して、漠然とした経済生活や貯蓄のためとか、母親も生き甲斐が欲しいなどの理由だけで、人間の一生に大きな影響を与える乳幼児期に、親の愛情が子供に十分伝わらないという状況をつくってしまったのでは、本当の家庭の幸福は望めないでしょう。この点を十二分に踏まえ、もっと周到・綿密な生活設計を立てる必要がありましょう。
 あなた様のご多幸を心からお祈りいたします。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成19年3月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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