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Question & Answer

あなたの家庭での問題は?

質問 親の一言に傷ついた私。両親に感謝する意味が分かりません

半年前に父が脳梗塞になり、私は実家に戻って介護と看病、そして仕事を必死で両立させてきました。ある日、私と兄がけんかしたとき、父は兄に「A(私のこと)を怒らせたら看病してもらえなくなって困るから、怒らせるな」と言うのです。父が私にありがとうと言ってくれていたのは、ご機嫌とりのためだったのかと思いたくなりました。いったい「両親に感謝する」ってどんなことですか。ありがとうと心で思うことが感謝につながるのですか。どういうことをするのが感謝につながるのですか。家族のために無心でやっていることを台無しにされたようで悲しくて悔しいです。
(A・M、36歳、女性)

回答 親への感謝は理屈ではありません。生んでくれただけで、ただありがたいのです

回答者:細川 悌弘(生長の家本部講師)

お父様や家族のために献身的に介護と仕事を両立されるあなたに敬意を表します。
 察するに、あなたは心からお父さんを愛しているのですね。だからこそそれまでのご自分の生活を投げ打って実家に戻り、お父さんのお世話をしようと決意された。ところが、お父さんの思いもよらない言葉にショックを受けたのですね。
 ここで、ちょっと考えてみてください。お父さんの「看病してもらえなくなって困るから、怒らせるな」との言葉は本心だったのでしょうか。額面通りに受け取れば、あなたの言うとおりであり、私でもやりきれません。しかし、ここが思案のしどころです。
 男親は、概して自分の気持ちを素直に表現するのが苦手なものです。その上、病の床にあってわが身が自由にならない父上は、あなたに感謝しながらも、もどかしい思いが本心とは裏腹な言葉となって出たのかもしれません。そこを考えてみる必要があります。
 もう一つは、あなたの心が微妙にお父さんに影響している場合があります。有名な古歌に「立ち向かう人の心は鏡なり。おのが姿をうつしてや見ん」(黒住宗忠)とあります。生長の家では、「環境はわが心の影」と教えています。これは家族はもちろん、周囲の人達、はては自然環境にいたるまで、目の前に現れているものの姿は全て自分の心の投影だという意味です。
 この世界は、一見、皆、バラバラに見えますが、実は全てが神の生命に生かされた一体の存在(自他一体)であるのです。
 そこであなたにかえり省みてほしいのは、日々の介護で自分が犠牲になっている、あるいは「看病してあげている」といったおごりはないかということです。そんな気持ちが反映してお父さんのつらい言葉となって返ってきたとも言えます。

親の愛は無償の愛。今こそ恩返しのチャンス

「『両親に感謝する』ってどんなことですか」とのお尋ねですが、親への感謝に理由はありません。本当はこの世に生んでくれただけで、ただありがたいのです。
 人は神から生き通しの命をけており、その喜びの表現と魂の向上を目的としてこの世に誕生したと生長の家では教えています。その仲立ちとなって下さったのが両親ですから、それだけでただ感謝なのです。
 そんな親の愛は無償の愛です。決してわが子に見返りを求めたりはしません。『真理入門25章』(生長の家創始者・谷口雅春著、日本教文社刊)には、こう示されています。

「子供は親から分れて出たもので、元のいのちからいえば、親と子とは一体なのである。だいたい『愛する』ということは『あの子と自分とはいのちが一体である』と感ずることなのである。(中略)
 あなたのお母さんは、あなたが赤ん坊のとき、うんこをしてオムツをよごしても、小便をしてオムツを汚しても、それを自分の手で洗って少しもきたないとは思わなかった。そしてよろこんであなたのオムツを洗濯して下さったのである。それは、あなたのお母さんが非常にあなたを愛していられたからである。
 あなたのお父さん、お母さんは、どんなにあなたを赤ん坊のときから愛していられたか、今もまた愛していられるのである。それを思い出して感謝いたしましょう」(70〜72ページ)

昔から「子を持って知る親の恩」、「親孝行したい時に親はなし」ということわざがあります。今こそ、ご両親への恩返しのチャンスですね。「介護させていただける」と感謝の心と明るい笑顔がお父さんへの何よりの孝行。それがあなたの幸せな将来につながるのです。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成20年3月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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