あなたの家庭での問題は?
父の暴言や暴力に耐えてきたが、もう許せない
家族のことで悩んでいます。幼いころから家族団らんがなく、母には愛情を注がれ育ちました。しかし父親は自分勝手な人間ですぐ怒り、転職を繰り返し、酒に溺れて生きてきました。常に父親の暴言や暴力に我慢し、母親、祖母がかわいそうだと思います。せめて自分だけでも母親に孝行したい一念で我慢をして両親に尽くしてきましたが、あまりにも父親の身勝手さに愛想が尽き、孝行する気も失 せました。父親は、悪いのは私や母親、義母だと責任転嫁し、自分を必ず正当化します。そんな父が許せません。私はなぜこの父親の許に生まれ、この父親から何を学び、どういう縁で結ばれているのか神様に聞きたいです。父親が改心する日は訪れるのでしょうか。どのように生きてゆけば良いのか教えてください。
人生の意義は「愛する」ことにあります。父親への憎しみを愛に変え、感謝の祈りを捧げましょう
父親の暴言、暴力、理不尽な行動に対するあなたのお悩み、お察しいたします。
あなたの相談内容から察するに、あなたの心の根底には、家族が調和し「幸福になりたい」という願いがあるのですね。人間が幸福を求めることは自然のことで、だれでもそう願っています。幸福を求めるということは、生き甲斐を求めているのです。生き甲斐というものは、人間が人間らしく、人間本来の目的を生きるときにのみに感じられるのであり、別の言葉で言い換えると「人生の意義」ともいえます。
それでは「人生の意義」とは何であるかというと、生長の家では、「人間は神のいのちが
「愛する」ことが人生の目的であるにもかかわらず、あなたは父親を憎んだり
この「愛」について、『生命の實相』(生長の家創始者・谷口雅春著、日本教文社刊)に次のように説かれています。
「
この大生命の愛が生きた肉体を備えて眼に見え手で
このように神の愛が両親に宿り、両親は神の愛をもってあなたを愛し育てて下さっているわけです。あなたが今の環境の中から学ぶべきことは、深く切なる両親、特に理不尽な行動をとる父親からも真の愛を見出すことであり、その父親に対しどれだけ愛し、その愛を行ずることができるかが一番の課題なのです。
父親に感謝できるようになったとき環境は一変する
「どういう縁で結ばれているのか」とのことですが、前世からの深い因縁で結ばれていたご両親のもとへ、魂の生長のため、その家庭環境から学ぶべき勉強課題をもって必然的に親を選んで産まれてきたのがあなたなのです。
父親の暴言や暴力は、家族を養い育てるために一所懸命外で働き、そこでいやなこと、辛いことにも我慢し相当の不満がたまっているからではないでしょうか。あなたはそんな父親の真の愛に気づかれたことはありますか。そこに気づくことがまず大切なことだと思います。
生長の家では「環境は心の影」と説いています。この世の中には、自分の人生がどうもうまく行かないものだと考えたり、自分の運命や境遇を恨んだりする方も多くいらっしゃいますね。しかし前述したように人生の意義は「愛する」ことですから、すべての人や物や環境にも感謝し、愛を行い、すべてを生かすところに私たちの生きる道があるのです。そしてそこに人間として生まれた真の幸福を発見することができるのです。
ですから、「父親が改心する日」を待つのではなく、まずあなたが父親を観る心を変え、さらに父親への愛を求める心を捨て、父親からどんなに冷たいしうちをうけた体験があろうとも、今まで憎んでいた父親を愛し、感謝の祈りを捧げることを行ってみてください。
また、生長の家では『日時計日記』を発刊しています。父親への感謝の言葉をこの日記に毎日書き続けてみてはいかがでしょうか。父親の写真などを貼って
このQ & Aは、『理想世界』平成22年1月号に掲載されました。
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