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Question & Answer

あなたのお子様の教育問題は?

質問 子供に肉食の問題を伝えるには?

私は動物の生命を大切にしたいことや健康面などから、我が家ではなるべく肉食を控える献立にしてきました。ところが子供が幼稚園に入ると、私の作るお弁当は、他の子のよりも質素だったようで、よその子のお弁当に入っているようなミートボールやハンバーグを食べたいと言うのです。
 生長の家では肉食についてどう考えているのでしょうか。また、肉食の問題を子供にどう伝えるといいのでしょうか。
(K・H、35歳、女性)

回答 食事を通して、食べ物に感謝する心、動物や植物の生命を大切にする心を教えることが大切です。

回答者:本間 勝(生長の家本部講師)

Kさんは、これまでなるべく肉食を控える献立にしてきたとのことですが、そのような食生活を心掛けてこられたことに、大変心打たれるものがあります。
 生長の家では、Kさんのように動物の生命を大切にするという宗教的・倫理的な立場と健康面、さらには環境問題の観点からも肉食(特に哺乳動物)は出来るだけしないようにと教えています。
 しかし、小さなお子さんにそうした事をすぐに理解させるのは、難しい面があると思います。まして、友達のお弁当に入っているミートボールやハンバーグなどを見たら、「どうして私の弁当には入ってないの?」と友だちが羨ましくなるのも当然のことでしょう。
 私にも同じような経験があります。小学校2年生の遠足の時でした。昼になり、みんなとお弁当を広げて食べ始めたのですが、私はすぐにみんなとは別の場所に行き、一人でお弁当を食べました。
 みんなのお弁当には、卵焼き、ウインナーソーセージ、唐揚げなど、おいしそうなお惣菜が入っているのに比べ、私のお弁当は、キンピラゴボウとホウレンソウのおひたし、梅干しにご飯という一見質素なもので、それが子供心に恥ずかしく思えたからなのでした。
 その時は、お弁当を作った母に不平不満の思いを持ったものですが、今、振り返って見ると、家事や農作業で多忙な母が、朝早くから起きて、畑で採れたゴボウやホウレンソウを使って作ってくれた、真心のこもった、体にもよい、手作りのお弁当だったのです。

人間らしい生き方をする

今日、私たちの食生活は驚くほど豊かで便利になりました。しかし、カラフルで美味しそうに見える市販の食品には、多くの化学物質(食品添加物など)が使われており、中には発ガン性が疑われているものも含まれていたりします。
 また、「食べたい時に、食べたい物が、しかも簡単に食べられる」——そこからは、もっとも大切な“食べ物に感謝する心”や、“動物や植物の生命を大切に思う心”が生まれにくいのです。
 さて、Kさんのお子さんが食べたいというミートボールやハンバーグの材料は肉です。私たちはスーパーや食肉店でスライスやミンチされたものを目にします。しかし、肉製品が店頭に並ぶまでに、食肉生産の現場で牛や豚などがどのように解体・処理され加工されているのか、ほとんどの消費者は知りません。私たちは牛舎でのんびり餌を食む牛と、スーパーでパックに入って並んでいる肉の“中間の過程”を知らないのです。
 生長の家副総裁・谷口雅宣先生は、インターネット上のブログ「小閑雑感」(July.14.2006)に、現代の食肉生産の問題についてお書きくださっていますが、食肉処理の現場というのは、それは壮絶なもので、一度目にしたら足が震えるような残酷な光景に充ち満ちています。「人間は食欲を満たすために、ここまでやるのか」と驚愕するほどです。
 もちろん、子供たちがそうした現場を敢えて見る必要はないでしょう。しかし、ミートボールやハンバーグなどの材料となる肉が、どのような経緯でスーパーの店頭に並べられているのか、またそのためにどれだけの動物が、しかも人間と同種の哺乳動物が犠牲になっているのかについて、少なくとも私たち大人は知っておかなければならないと思います。
 谷口雅宣先生は、著書『今こそ自然から学ぼう』(生長の家刊)の中で、「単に『おいしい』という理由だけで、あるいは肉体の健康維持に動物性蛋白質が有用であるという理由だけで、肉食にふけったり、家畜の苦しみを無視しようとすることは、『人間らしい生き方』とは言えない」(196ページ)とお説きくださっています。
 ミートボールやハンバーグは決して空から降ってきたものではなく、今、申し上げたような過程を経て出来上がっているということや、また、お米や野菜は農家の方が一所懸命作ってくれたものであるということを、折に触れてお子さんに話していただきたいと思います。そして、食べ物に感謝し、動物や植物の生命を大切にする「人間らしい生き方」についても教えてあげるようにしていけば、きっとお子さんも理解してくれる時がくると確信します。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成19年2月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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