あなたの希望を叶えるには?
マイナス思考から抜け出せません
私は自分に自信をもてず、勉強も習い事も長続きしたことがありません。困っている人を助けたり、電車で席を譲ったりということでさえ、行動に移す勇気が出てきません。大学を出てから2年も経つのに、仕事にも就けずにいます。たとえ仕事についたとしても職場の中でうまく生きていく自信がありません。どうすれば自信をもてるのかアドバイスをお願いします。
人は皆、個性と天分を与えられています。あなたの代わりはいないということにもっと自信を持ちましょう
お手紙拝見させていただきました。あなたのお気持ち、お察しします。でもご安心下さい。すでに問題は解決へと向かっています! あなたは自分に自信がないと悩んでいますが、これはあなたの中にある、無限力を持ったパーフェクトな本当の自分が、今のあなたの状態に満足していないことを現しています。
生長の家では、「人間は神の子である」と説いています。あなたが自信を持ちたいと思っていること自体、既に素晴らしいのです。
今まで色々な事をしても長続きしなかったそうですが、世の中にはあなたのように自信が無いと思っている人が案外、沢山いるものです。あまり真剣に悩み過ぎずに、明るい心で生活していくことが大切ではないでしょうか?
今できる小さな事を明るく始めよう
明るい生活への第一歩は、家族に感謝することから始まります。きっとあなたのご両親は、あなたが悩んでいる以上にあなたの事を心配しているはず。そんなご両親に感謝の気持ちをまず表現してみましょう。
感謝と言っても具体的に何をしたら良いのか……? そんなに難しい事ではありません。あなたは、朝起きたら家族の人に「おはよう!」と挨拶をしていますか? 朝の明るい挨拶は、あなたの周囲の人々をきっと幸せな気持ちにさせてくれることでしょう。
今あなたにできることは、就職するという大きな目標を追いかけることだけではなく、普段の当たり前の生活の中に沢山あるはずです。
私も学生時代には、数々の挫折がありました。音楽が好きで「ピアノ」という趣味を見つけ、中学の時には素晴らしい音楽大学の教授に付いて教わることができました。それまで他の習い事と同様に、趣味程度にしかピアノを弾いていなかった私に、「一日最低3時間は練習すること!」と先生の厳しい言葉が…。
同じ門下生の中で私と同じレベルと言えば、小学生ばかり。発表会でも小学生の中に一人だけ混じって出たりするのがとても恥ずかしく、だんだん自信が持てなくなっていました。次第に練習もさぼるようになり、先生からも「あなたは絶対に希望の音楽大学には受からない!」と見放されました。
何度も止めようかと思い悩み、気持ちはどんどん暗くなるばかり。そのうち親をさけ、挨拶もろくにしない日々が続きました。そんなある時、母から、
「大学に受かるか落ちるかは問題じゃないよ。まず、朝起きたら明るくおはよう! と挨拶しなさい。当たり前のことを大切にすることと、今やれることを精一杯やること、それが一番大切なことじゃないの」
と諭(さと)されたのです。その時、ずっと先の大きな課題で悩むのではなく、今できる小さなことを明るくやっていけばいい、ということに私は初めて気づきました。
当たり前のことに感謝できる自分になろう
それからは朝起きると最初に明るく元気な声で「おはよう!」と挨拶することを心がけました。すると、だんだんやる気も湧いてきて、前向きな気持ちに変わってきました。試験の合否は考えず、「神の子」の自分を信じて受験前日まで一所懸命練習を続けました。そしてついに希望する音楽大学に入学することができたのです。
私たちは一人一人に個性と天分とを与えられた、かけがえのない存在としてこの世に誕生しました。あなたの代わりはどこにもいません。どうぞこのことに自信を持って、常に前向きな心で、ご家族や周りの人に明るい笑顔と挨拶で接してみて下さい。今当たり前に与えられている幸せに感謝する生活の中に、必ずあなたの進むべき道が開けてきますよ!
あなたは、まだ就職されていないとのことですが、それも裏返せば、「これから何にでもなれる!」ということです。素晴らしい可能性に満ちあふれているではありませんか。どうぞ明るく楽しい人生をお送り下さい。
このQ & Aは、『理想世界』平成16年3月号に掲載されました。
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