あなたの希望を叶えるには?
漫画家になりたいが、夢がかなうか不安
今アルバイトをしながら漫画家を目指しています。専門学校へ行く学費がないので通信教育で独学していました。年に何回か上京して出版社へ作品の持ち込みをしていますが、厳しい意見やアドバイスを頂くことが多く、このまま諦めたほうがいいのではないかと不安になっています。夢と実力に大きなギャップがあり、方向転換を迫られているようにも感じます。漫画家になりたい気持ちが揺らぎつつも、まだ夢を諦めるのには早すぎる年齢ですし、どうしていいのか分からなくなりました。
正しい夢は必ず実現できます。自分の夢が本物かどうかを確認し、失敗を恐れず努力を続けましょう。
残念ですが、自分で「諦めたほうが…」などと不安に思うほどなら、このまま続けてもダメかもしれません。
年に数回だけの出版社の意見やアドバイスに諦めることを考えるほどでは、あなたは切実には漫画家になることを求めていないのかもしれません。つまり、あなたの本当の夢ではない可能性があります。
本当に夢を描くと、「夢と実力の大きなギャップ」も物ともせず、実現させずにはおれない気持ちになるのではないでしょうか。
ご存知のように、自分の描いた大きな夢を実現させてきた人々は、困難に負けず、多大な努力を積み重ねてきました。スポーツの世界では、あのイチロー選手が小学生のころからプロ野球選手になる夢を描き、友達と遊ぶ時間をさいて父親と一所懸命に練習を続けてきた話が有名です。
ボクシング・チャンピオンだって、みんな厳しい練習や試合のなかで、気絶するほどの強烈なパンチに耐え続けて王座についています。トップクラスのマラソン選手にはなんと地球3周分! 12万キロも走った弛(たゆ)まぬ努力があったとも聞いています。
彼らにはみんな夢があったから、これらの困難に負けることなく頑張ることができました。描いた夢そのものが、その実現に向けた前進する力と勇気を与えてくれたようです。どんなリスクを冒(おか)しても、粉骨砕身(ふんこつさいしん)、努力を惜しまない! それくらいの気持ちがなければと思いますし、そう思わせるほどの魅力ある本当の夢でなければ実現は難しいと思います。
努力したことに無駄はない
そこで、あなたの夢が本物かどうかを確認するために、自分が本当に漫画家になりたいのか、なってどうしたいのかを、今一度よく考えてみてはいかがでしょうか。「ぜひ、自分の漫画を通して子どもたちに○○の素晴らしさを伝えたい」など、何か使命を感じるほどの思いはありますか。
また、ご両親は今のあなたについて何とおっしゃっているのでしょうか。ご家族はどうでしょう…。他人のことばかり気にしていては誰の夢か、誰の人生かとも思えますが、周囲を全く無視した自分のためだけの夢が実現しにくいのも事実です。それは、他を無視した自分本位の夢の実現を、人の幸せを願う自分の本当の心が知らず知らずに抑制している場合があるからです。
逆に周りの誰かや何かのためになる夢であれば、自分の本心がまた挑戦する勇気も力も与えてくれることでしょう。
生長の家では人間の持つ無限の可能性を説きますが、それはまた、チャレンジできる夢も無数にあるということです。ひとつの夢の実現に挫折したからといって失望する必要はありません。また、別の道を選んだとしても、それまでの努力は決して無駄にはなりません。きっと、新しい場面で、それを生かすこともできるでしょう。新たな夢に向かうことも悪くはないのです。
もちろん、漫画家になることが、切実に実現を願う自分の本当の夢と確信できたら、どうぞ失敗を恐れることなく、その実現に向けて努力し続けて下さい。アルバイトをしながら通信教育で独学したほどの努力家のあなたですから、正しい夢は必ず実現できます。またそのためにも、切実な希望が実現する原理などが示された生長の家創始者・谷口雅春先生著『新版 希望を叶える365章』(日本教文社刊)を読むことをぜひおすすめ致します。夢実現のための有意義な毎日をお過ごし下さい。
このQ & Aは、『理想世界』平成18年3月号に掲載されました。
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