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社会問題に関するもの

質問 日本にいる心ない外国人にまで親切にする必要はあるのでしょうか

いま、日本には多くの出稼ぎ外国人がいます。その弊害ともいえる犯罪が心ない外国人によって頻発しています。ニュースでは拳銃やナイフによる強盗・恐喝、田舎でも外国人による泥棒が頻発していると聞きます。また、生活習慣の違いやマナーの悪さから、それらの外国人に対するいらだちも、日本の皆さんは経験されているのではないでしょうか。街中や電車の中では周りの迷惑を考えず、アパートでは夜中まで騒いでいたりと、何だか好き放題のことを日本でやっている外国人がいます。最近、日本人の大人しさ、謙虚さがすごく素晴らしく思えるようになりました。日本も国際化と騒がれていますが、行儀の悪い外国人のことを考えると、外国人だからといって特に親切にする必要もないのではと思うのですが、私の考えは間違っているでしょうか。
(E・T、22歳、女性、滋賀県)

回答 国籍に関係なく、相手を“神の子”として接することが大切なのです

回答者:佐柄 英津子(生長の家本部講師補)
真心からの注意は感謝されます

外国人と一口にいってもいろいろな外国人がいますね。ご質問には、「犯罪者」と「マナーの悪い外国人」のことが書かれています。このような人々に、本当に「親切にする」とはどういうことなのか、まず考えてみたいと思います。
「親切」は、「深切」とも書きます。「深切」とは、相手の事を深く思い、切実に接するという意味なのです。
 生長の家では、「すべての人間は本来神の子である」と説いています。
 犯罪者も含めて、日本人も外国人も、すべて例外なく「神の子」「仏の子」「宇宙大生命の子」です。ですから犯罪者は、その神の子の本性を包み隠し、悪人として仮の姿を現しているだけ、と考えるのです。
 とすれば、「犯罪者」と見える人への本当の深切は、それ以上の罪をくり返させないことです。そのような人には罪を償い、改心して、本来の神の子の姿に生まれ変わってもらわなければなりません。そのためには、防犯に努め、警察の捜査に協力するといった現実的な対応も必要でしょう。
 さらに、宗教的な意味での「深切」として、「仮に犯罪者のような姿を現している人々も、その本性は素晴らしい神の子であって、決して犯罪を犯すような人々ではない」と、祈ることをお勧めします。
 生長の家創始者・谷口雅春先生著の『生命の實相』(全40巻、日本教文社刊)第16巻には次のように書かれています。

「この世に自分を害する不調和なものは断然存在しないという『実相』が確信できるようになりますと、山伏の弁円につけ覘(ねら)われても、どうしても途(みち)が行き違いになって悪者から害されなかった親鸞聖人のようになれるのです」(95〜96ページ)

山伏の弁円は、親鸞聖人に危害を加えようと何回も山道で待ち伏せするのですが、そのたびに、親鸞聖人は、弁円の待ち伏せをご存じないのに自然に別の道を通って行かれたためついに弁円が恐れ入って、聖人の偉大さに気づくというお話です。「相手の実相は神の子である」との自覚に徹したとき、このように、自然に自分を害する人と出会わなくなります。
 マナーの悪い外国人には、時に応じて適切な方法で、「迷惑を被っている」との意思表示が必要な場合もあるでしょう。アパートで騒音を立てる外国人は、本人に悪意が無い場合が多く、はっきり注意されないので気が付かないということが多いようです。真心に基づく注意は、かえって相手に感謝されるものです。このときも、心の中で「彼らは本来神の子であって、決して私たちを害することはない」との信念を持って接することが解決のきっかけになるのです。

マナーの悪さと国籍は関係ありません

日本人でも行儀の悪い人が目につきますね。「自分の国では若者は電車の中でお年寄りに必ず席を譲るのに、日本人はなぜ譲らないのか」という話も外国の人から聞きます。こうした基本的マナーということに国籍は関係ないと思います。
 私は生長の家の有志の方々が行っている国際交流の集まりで、アジア、アフリカなどの色々な国の学生や社会人に会う機会がありますが、その方々は、優秀で、誠実で、礼儀正しく、家族思いの方ばかりです。彼らの真剣な生き方や母国に貢献したいとの思いに接すると、とても感動します。文化や習慣の違いを語り合うことで、新鮮な発見と喜びがあります。
 歴史の上でも、日本は、昔から外国からの文物の恩恵を受けています。飛鳥・奈良時代には、仏教や漢字などが海外から渡来してきました。奈良・京都の華麗な仏教美術も、帰化人の協力がなかったら決して存在しなかったでしょう。当時も、渡来した外国文化と、日本古来の文化との間で、衝突や摩擦がありましたが、私たちの先祖は、努力を重ね、日本の伝統である「大調和の精神」によって日本に適した形で定着させました。
 謙虚で深切な日本人の美点の根底にはこの「大調和の精神」があります。けれども「和して同ぜず」とも言うように、大調和を実現するには、間違いを正す毅然とした強さも、時には必要です。そして、その強さはあたたかい愛の現れであることは、言うまでもありません。
 生長の家では、この「大調和の精神」を学びつつ、今日的な問題にも解決方法を提示しています。ぜひ、生長の家の行事に参加して、正しい日本の心を学び、世界平和のための調和の心を育みましょう。そして“神の子”として外国人にも本当の「深切」を尽くしてあげて下さい。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成15年1月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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