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質問 愛国心のありかたを教えて

私は韓国の企業の支社に勤務しております。お互いの国同士でスポーツの試合があった後などはその話で盛り上がりますが、その際には必ず悲喜の立場を分けた会話となり、その場が険悪になってしまいます。誰もが等しく自国の活躍を願っています。けれど、一方的に自国さえ勝てばいいというような応援に疑問を持つようになりました。今は国際大会のニュースから目をそらすようになっています。私は国を愛する心が足りないのでしょうか。愛国心のありかたというものを教えて下さい。
(W・O、30歳、男性、東京都)

回答 他国を排斥することは愛国心ではありません。自国だけでなく、それぞれの国の個性を尊重することが大切です。

回答者:源 泰輔(生長の家本部講師補)

このような疑問を抱き、不調和な状態に満足をしていないあなたは、きっと正義感が強く、心やさしいすばらしい方と察します。私もスポーツ観戦をしますが、やはり、ゲーム終了後も気持ちよくみんなでよろこびを分かち合いたいものですね。
 今年の夏は、アテネでオリンピック競技会が開催され、日本選手団の活躍が日本中を感動の渦に巻き込みましたね。世界の多くの人々に夢と感動と希望を与え続け、世界最高のスポーツ大会であるオリンピックの目的が、オリンピック憲章に次のように掲げられています。
「オリンピック・ムーブメントの目的は、いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神に基づいて行なわれるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界をつくることに貢献することにある」
 つまり、国どうしが競争し合うということではなく、平和でよりよい世界をつくることが大きな目的なのです。同じようなスポーツの国際大会であっても、自国さえ勝てばよいというような応援をするならば、スポーツの本来の意義から大きくはずれ、きっと楽しくなく味気ないものとなってしまうことでしょう。

自国を愛せる人ほど他国を愛せる

それではどのようにしたら、スポーツの応援を楽しむことができるでしょうか。そこで、まず相手を認めるということが必要になってきます。これはスポーツや国家間に限らず、いろんな面においても重要なところです。
 日本人の心には、「日の丸」にも表されているように、調和したまん丸い心が代々受け継がれています。また、日本は、古来より大和(やまと)の国とも言い、大調和の広く深い心をもった本来すばらしい国です。
 でも、日本人ばかりが素晴らしいというわけでは、決してありません。生長の家の教えでは、すべての人々、人類全体について、人間は皆神の子であり、仏性(ぶっしょう)であり、無限力の持ち主であると教えています。
 ですから、あなたも、そしてどの国の人であっても、自国を愛することは、他国を排斥することとは全く関係なくできることであります。むしろ自分の国に誇りを持ち、自国を愛せる人ほど、民族や宗教の違いを超えて、それぞれの国の個性を尊重し、他の国の多種多様なアイデンティティーを理解することができるはずです。それが真の愛国心の表れだと思います。
 ひょっとしたら、応援団の中に過去の時代背景から反日感情を持った人たちがいるかもしれません。そんなとき、決して同調したり、争い合ったりしてはいけません。時には、必要に応じて毅然(きぜん)と間違いを正すことが必要なときがあるかもしれません。しかし、その国の人たちのすべてが、そのような感情を抱いているわけではないことも忘れてはなりません。

それぞれの国の素晴らしさを見つけよう

生長の家総裁・谷口清超先生は、ご著書『輝く未来が待っている』(日本教文社刊)の中で、愛国心についてこう説いています。

「どんな国でも、現実的には不完全な点や失敗や、足らない点もある。しかしそんな欠点ばかり捜して、悪い国だ、いけない侵略国だ、狭い国だ……などと言ったり、教えたりしていては、良い国になったり、愛国心を持ったりすることは難しいだろう。何故なら、悪い悪いと言ってばかりいて、善くなる人も国もないからである。この現象界には、“心で認めた通りになる(作られる)”という『心の法則』があるからだ」(209ページ)

このように、私たちがその国の素晴らしさを認め、讃嘆するならば、「心の法則」により、その国の素晴らしさがいずれ引き出され、現し出されることとなるでしょう。このような、お互いの素晴らしさを認め合うことのできる人が一人でも多くなるよう、日頃から私たちの周りで生活している外国の方々や、日本人にも、積極的に生長の家の「人間・神の子」の教えを伝えていくことが確実な第一歩です。あなたもぜひ、身近な人から始めてみませんか。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成16年12月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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