TOP > Q & A > 社会問題

何でも相談Q&A

Question & Answer

社会問題に関するもの

質問 魅力的な日本人になるには

旅行でトルコに行ったとき道に迷ってしまったのですが、親切な青年が道案内をしてくれ、さらに市内のいろんな観光地を案内してくれました。お礼にチップを渡そうとしましたが受け取ってくれませんでした。その人のさわやかさがうれしくて、いまも忘れられません。その点、日本では、外国人が駅の切符売り場で困っていても声をかける人は見かけないし、道を尋ねられると迷惑そうに逃げる人がいて、思いやりの無さが目に付きます。外国の方から慕われ、そして魅力的な日本人になるために、私たちは何を心がけていけばいいのでしょうか。
(H・S、21歳、男性、静岡県)

回答 思いやりの心は日頃から訓練し、表現することで相手に伝わります。小さなことから深切を実行しましょう。

回答者:高 義晴(生長の家本部講師)

平成元年、私はある会社のエンジニアとしてアメリカ・ノースカロライナ州に赴任し、平成6年まで駐在していました。その時、私はまだ25歳。結婚して1年経った頃で、長男が生まれて間もなくのことでした。
 私たちが住んだ家の周りは、とても深切なアメリカ人ばかりで、週末になると大抵、右隣の家のチャックや左隣のブーチにお世話になりました。子供の誕生日になるとパーティーが行われ、チャックがハンバーガーを、ブーチはまた違った手料理を作ってくれました。そして我が家の裏庭に面したベランダにテーブルを置いて、大勢で誕生日を祝ったものでした。
 かつて日本でもよく言われていた「向こう三軒、両隣」のようなつきあいが、ノースカロライナで身近に実感したわけです。ケチャップやマヨネーズが足りなくなったら、隣の家から我が家にもらいにくるような、そんなおつき合いをしておりました。

深切も訓練することが大事

海外での生活を終えて帰国すると、深切な日本人があまりいないような感じを受けることがありました。人に深切をすることを子供の頃から訓練を受けている欧米人とくらべて、日本人は、深切を実行することの訓練を受けていないように感じられます。電車で席を譲るといった小さな深切についても、きちんとしつけを受けていないようです。
 私は、日本人は本来、深切で素晴らしいところがたくさんあるのですが、表現をすることが苦手なところがあるように思います。そのため、初対面の人と急に親しくなることが難しいのですが、いったん親しくなると、とても思いやりのあるつき合いができるのではないかと思います。
 ノースカロライナ州にいた頃に聞いた話でありますが、ある妊婦の方が、アメリカにいたときはいろんな人に深切にしてもらって、席もよく譲って頂いたのに、成田空港に着いたとたんに、誰も深切にしてくれる人がいなかったとのことでした。
 同様のことを私の妻も経験したことがあります。まだ次男を身ごもっていたころ東京都内の電車の中で、席を譲ってくれる人がいなくて困っていたところ、黒人の方が気がついて席を譲って下さいました。
 このように、深切な気持ちは普段から訓練して表現していないと、相手の人に伝わりませんね。ですから、普段から深切を実行する訓練をすることをまずお勧めします。いざというとき深切を行動に移そうとしても、普段行っていないと、なかなか出来ないものです。

人の美点を見出す生活をしよう

良いことをする時には勇気が必要かもしれませんが、大きな深切を考える前に、電車の中で困っている人を見つけたらすぐに立ち上がって席を譲るとか、切符を買うことに困っている人を見つけたら勇気を出してみるとか、小さなことから実行することです。
 また、日本人として、外国の方に慕われ、魅力的な日本人になるためには、外国の方に尊敬された人の伝記などを読むことをお勧めします。外国にもその様な人物がいるはずですので、そういった人の生き方を学び、そして、日本人、外国人を問わず、すべての人々の中に美点を見出す生活をしているうちに、きっと外国人からも尊敬される日本人になるに違いありません。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成16年12月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

<< 前のページに戻る

あなたの悩みにお答えします

◆ 相談・質問をお寄せください ◆

人間関係、仕事、恋愛、結婚、夫婦、家族、健康、教育、進学、性格、希望実現、環境問題、生長の家の教義など、解決の糸口がつかめない悩みや疑問をご相談ください。

内容を詳しく書いて、手紙、FAX、Eメール等で、『いのちの環』(総合誌)『白鳩』(女性誌)『日時計24』(青年誌)のうち該当する編集室宛にお送りください。匿名希望の場合でも住所・氏名・年齢・生長の家の信仰歴を明記してください。掲載しない場合でも、生長の家の教えによって解決を希望される方には生長の家講師等からのご返事をお送りします。
 尚、webサイトに掲載して欲しくないという方は、その旨をご明記ください。

送り先

〒409-1501 山梨県北杜市大泉町西井出8240番地8182 生長の家メディアセンター内

  『いのちの環』編集室「Q&A」係(25歳以上の方)

  『白鳩』編集室「Q&A」係(25歳以上の女性の方)

  『日時計24』編集室「Q&A」係(24歳以下の方)

FAX:055-213-5022

Eメール

  『いのちの環』:inochinowa@kyobunsha.jp

  『白鳩』:shirohato@kyobunsha.jp

  『日時計24』:hidokei@kyobunsha.jp

page top ▲