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社会問題に関するもの

質問 宗教が対立するのは仕方のないこと?

世界では宗教の対立から差別や争いが絶えません。紛争地では女性や子供までが巻き添えになっていて、そんな姿をテレビで見ると胸が痛みます。しかしいろんな宗教がこの世界に存在する限り、世界平和が訪れることは無理ではないかと思えてなりません。違う宗教の人同士が信頼し合うことはできるのでしょうか。そして世界平和のために宗教が取り組むことは何でしょうか。
(S・Y、19歳、男性、長野県)

回答 生長の家は宗教の多様性を認め、礼拝の対象の奥にある人類共通の救いの原理を認め合う運動を展開しています。

回答者:大塚 裕司 (生長の家本部講師)

今年8月10日、イギリスではイスラーム過激派のテロ計画が発覚し、多くの旅客機の発着が突然キャンセルされる事態が起こりました。私はその一週間後、生長の家のセミナーを指導するためにロンドンのヒースロー空港に降り立ちました。
 ヨーロッパをよく移動する私ですが、入国審査が厳しいイギリスでは特に緊張します。なぜならイスラーム原理主義者を警戒する入国審査官が私の職業(生長の家の本部講師)について詳しく尋ねて来るからです。
「何をしに来たのか、生長の家とは何か」と。そのたびに「生長の家は一宗一派の教えではありません。全ての宗教は一つの普遍なる神から発した(All religions emanate from One Universal God.)と考える哲学です」と明確に答えています。
 テロや紛争によって罪のない多くの市民が傷ついているニュースが頻繁に流れると、あなたのように「いろんな宗教がこの世界に存在する限り、世界平和が訪れることは無理ではないか」と嘆く方は多いだろうと思います。しかし色々な宗教が世界にあるから平和は来ないという考え方には疑問があります。
 もしも全て“違い”ということが対立の要因と考えるならば、各自(民族や宗教)が個性を発揮すればするほど世界は混乱するということになるでしょう。私はヨーロッパに住んで色々な国家や民族、あるいは言語や宗教があるからこそ蕫豊かな世界﨟が地上に表現されていると思うようになりました。それはちょうど花屋に一種類の花だけが売られているのではなく、色々な種類の花が飾られているのと同じようなことです。
 ドイツのフランクフルトで生活する私の家の1階には家主のマレーシア人が住んでおり、奥様は中国人です。奥様の兄弟はアイルランド人と結婚しており、この家の設計者はベトナム人で、その奥様はドイツ人。これらの家族が集まってパーティーが催され、私たち家族も参加させていただきました。食卓には色々な国の料理が並び、話題は世界の文化や宗教に広がりそれは楽しい一時を過ごしたものです。

宗教の違いは対立の要因ではない

このような経験から、国籍や宗教の“違い”は決して対立の要因ではなく、お互いが心を通わせることによってより一層“豊かな世界”を理解し合える要素であるということがわかりました。
 そこで現在の国際社会において、世界平和のために宗教が取り組むべきことは、「各宗教の伝統を最大限に尊重しながらも、それらの“背後”にある人類共通の救いの原理を互いに認め合うという『複眼的な』宗教理解を、世界中のもっと多くの人々が得る必要性を痛感するのである」(生長の家副総裁・谷口雅宣著『信仰による平和の道』生長の家刊、はしがきより)ということだと思いますが、いかがでしょうか。
 生長の家ではこのように宗教の多様性を認めるのです。そして宗教の礼拝の対象の奥にある人類共通の救いの原理を互いに認め合うことによって、宗教の別を理由とする無益な争いを地上から消滅させることを目指しています。それが生長の家の「国際平和信仰運動」なのです。
 なお、「世界平和」と「地球環境」および「資源争奪」の問題は深い関連がありますので、こういった点は地元の青年誌友会(教えを学ぶつどい)に参加して勉強するといいでしょう。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成18年12月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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