社会問題に関するもの
日本や日本人の素晴らしさを教えて
オーストラリアの大学に短期留学したとき、クラスメートから日本の宗教や歴史のことをいろいろと質問されたのですが、うまく答えられませんでした。日本が世界に誇れるものは? と聞かれて、柔道やハイテクくらいしか説明できない自分を情けなく思いました。今度向こうに行ったときにはうまく答えられるよう勉強しておきたいのですが、日本や日本人の素晴らしさというものがあれば教えて下さい。
日本は、代々にわたり天皇様が人々の尊敬と信頼の中心となられる、大調和の広く深い心をもった国です。
オーストラリアの大学に留学して大変良い経験をされましたね。他国の人々との交流は、それまで気がつかなかった価値を再発見できる絶好のチャンスですね。
さて、日本や日本人の素晴らしさはたくさんありますが、私はそのような話をする時には、自慢するのではなく「感謝しています」というふうに表現しています。「自慢する」というのは、他国と比較した上での相対的な価値ですから、あまり値打ちがありませんね。また、そのような言い方では、うっかりすると他国を軽蔑することになって、かえって本当の日本の素晴らしさを傷つけてしまうことになると思います。
生長の家では、日本の素晴らしさを実に詳しく丁寧に教えています。生長の家総裁・谷口清超先生は『美しい国と人のために』(日本教文社刊)の中で次のようにお説きになっています。
「日本はやまとの国と言った。“大和国”とも書くが、大きく和する国である。大調和の広く深い心をもった国ということである。それ故、国内の人々が仲よく暮らし、我利我利亡者ではなく、お互いに深切であると共に、外国とも仲よく調和して、愛の心を世界一杯に現わし出す国、そんな個性の国ということである。
そのような国が日本の歴史の中で、ごく自然に生れた。そしてごく自然に中心者である天皇様が、多くの人々の尊敬と信頼の中心となられ、しかもその天皇様が代々ずっと一貫して続いて来られたのである」(175ページ)
自然と調和して生きてきた日本人
やまと」の「や」はたくさんのもの、「ま」はまとめる、「と」はとどめるという意味で、たくさんのバラバラのものを大調和のうちにまとめるという意味になります。
宗教的な表現では、「一即多・多即一」という深遠な真理の言葉がそれにピッタリあてはまります。そのような大調和のまんまるい心が日の丸の国旗に象徴され、様々な日本の文化に表れています。
例えば、今日の地球環境問題から考えてみても、日本の伝統的な建築方法や生活様式には自然と調和して暮らす知恵がたくさんあります。鎮守の森や地域の自然を大切にする心、木や草を上手に使った住居、米や野菜や魚を中心とした食生活、人や家畜の排泄物を利用した堆肥づくり等々、日本のご先祖様たちは自然との調和をそのまま実現してきたことが分かります。
また最近では前環境大臣の小池百合子氏が風呂敷の利用を推奨していましたが、風呂敷というのは、どんな形の物でも実にうまく包んでしまい、畳むと大変小さくなります。この風呂敷にも一切を包容する日本の理念があらわれていると思います。
日本の理念を宗教的な真理に基づいて深く理解できると、天皇様を中心として日本人が心を一つにしてきた歴史や日本独特の文化をよく理解することができると思います。そして、未来に向かって、世界中の人々が平和に仲よく暮らし、自然と調和した生き方をしていくためには、日本の使命が実に大きいということも理解していただけると思います。
聡明なあなたが宗教的な真理に基づいて日本の理念を正しく理解してくださることを祈念いたします。
このQ & Aは、『理想世界』平成18年12月号に掲載されました。
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この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会や日本教文社のホームページをご参照ください。
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