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環境問題に関するもの

質問 私たちの微力な方法で自然環境を救えるのでしょうか

家内から半分強制されて牛乳パックやスーパーのトレイ、ペットボトル、空き缶をリサイクルに出しています。その他にも電気をこまめに消したり、なるべく自動車を使わないようにもしています。でも、自分のやっていることが自然環境の保護に役立っているという実感がわいてきませんし、毎日、環境のことばかりを意識して生活していると窮屈(きゅうくつ)でたまりません。私たち1人ひとりができることは微力です。こんな方法で環境問題は解決するのでしょうか。
(Y・S、31歳、男性、広島県)

回答 常識に縛(しば)られず、“他に与える生活”に転換していこう

回答者:渡邉 重孝(生長の家本部講師補)

実際に環境を配慮した生活をされていて大変立派だと思います。実際に行動しているからそのような疑問も湧(わ)くのですね。私も同じ経験があります。善い事をしているのに何故か疑問が湧く……こんな時はチャンスです。生長の家の聖典などをしっかり読み、神想観(生長の家独得の座禅的瞑想法)をして日常生活を心をこめて送っていると必ず解決のヒントが与えられます。

地球1個分の生活

私の場合は、「地球1個分の生活」という新たな目標がそれでした。これは、エコロジカルフットプリントという考え方ですが、この計算によると、例えば今の平均的なアメリカ人と同じ生活を仮に地球の60億人全員が行うと、なんと地球が6個も必要になることが分かるのです。これは大変な問題ですね。つまり、アメリカ人の生き方はどこかに必ず犠牲を必要とするわけです。自然を余分に壊すばかりか、人類のうちの誰かを貧困にしておかなければ成り立たない生き方なのですね。ところが日本人もそうなのです。
 今の平均的な日本人と同じ生活を地球の60億人が行うと、地球が約3個必要です。すなわち、何も考えず常識に流されて生活していると、私達も知らないうちに他を犠牲にしてしまうわけです。これを知って以来、私の頭に浮かぶのは「地球1個分の生活」です。つまり、私と同じ生活を60億人が行ったとしても地球環境が豊かに保たれるような他から奪わない生き方がしたいと思ったのです。
「では、どのような生き方が地球1個分なのだろう?」と時々考えます。私の持つイメージは禅寺です。豊かな自然に囲まれたお寺で、朝早く起きて座禅を組み、掃除をして、素材の持ち味を生かした食事をいただき、精神的な豊かさを大切にしながら、物やエネルギーはつつましく使う……おそらくそのような宗教生活は地球1個分を下回るだろうと思います。私達の日常の食事でも、分厚いビーフステーキを食べて満足するのではなく、美味しい蕎麦(そば)を食べて満足するような生き方ですね。後者の方が地球にも健康にもよいことが明らかになってきています。

いろいろ挑戦してみよう

そうしてみると、私の生活は見直すことばかりでした。電気、水道、食事、買物の選択など全部です。挑戦はまだ続いていますが、最近いかに私が常識に縛られていたかを思い知らされました。家の掃除を見直したところ、なんと「重曹(じゅうそう)」と「お酢」だけで、風呂もトイレも台所も家中すべて掃除できることが分かったのです。以来、わが家では石油系洗剤をほとんど使いません。結果、わが家の石油消費も容器ゴミも水の使用も水の汚染も大幅に削減され、家の中は前よりも美しくなりました。
 どうやら昔の人は重曹やお酢で普通に掃除していたようなのです。それが、いつ頃からか石油系洗剤やクレンザーの方が上等というイメージが普及したのですね。「なぜ裏技を紹介するテレビ番組で取り上げないのだろう?」と思いましたが、すぐに気がつきました。主婦向けの番組のスポンサーは洗剤メーカーが多いのです。だから洗剤が不要になるような裏技は紹介されないわけです。逆に言えば「掃除に洗剤は欠かせない」という常識は、繰り返されるコマーシャルの言葉の力でいつの間にか私の心に定着していて、それに縛られていたわけです。企業や常識に任せるだけでは環境問題が解決できないことを身をもって実感しました。
 そのように色々挑戦してみると、生活がだんだんシンプルになり、精神的に豊かになって清々しくなってきたように思います。私の生活もまだ地球1個分とは言えないでしょうが、さらに挑戦を続け良い方法を周囲に伝えたいと思っています。生長の家で教えられているように、“他から奪う生活”ではなく、“他に与える生活”に転換できるよう、ともに精進していきましょう。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成15年9月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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