環境問題に関するもの
友達にも理解してほしい
私にとってゴミはゴミ箱に捨てるのが常識でした。けれど、道にゴミを捨てる友達がいて、驚いています。その時、ポイ捨ては良くないことだと説明できませんでした。「ゴミを捨てる人がいるから、清掃業者が仕事を得ている。逆に社会のためになってる」という理屈を押し通されて、会話になりませんでした。もちろん、街の美化のために清掃業者は必要ですが、それとこれとは別です。友達とけんかするつもりもないし、どうしたら友達に納得させ、ポイ捨てをやめさせられるでしょうか?
言葉で納得させるのではなく、あなたが身をもって“拾う”という積極的な善を行いましょう。
「ゴミはゴミ箱に捨てるのが常識」――私もまったくその通りだと思います。それは私達だけでなく、多くの人が感じている事でしょう。では、なぜポイ捨てをする人がいるのでしょうか? それは、“私達の本当の姿や心は素晴らしい”という事を知らずにいることが原因だと思います。
人に迷惑をかける、かけないにかかわらず、私達は日常生活の中で「面倒臭い」と感じることがあります。しかも本心からそう思っていると感じています。しかし、実は本心ではないのです。なぜなら、その心の中には必ず「こうしたら善いケド」という気持ちがあるからです。その「ケド」を取り去った心のほうが“本当の心”だと思いませんか?
生長の家では、神は「善」であり、人間は神の子で、その本質もやはり「善」であると説いています。私たちの“本当の心”が、「こうしたら善い」と思っていても、“そのまま(本当)の心”を大切にすることに慣れていないと、自分に神の「善」があることを“忘れて”しまうのです。
あなたの友達は常識がないのではなく、良心を“そのまま”行うという訓練が足りないだけなのです。本当は神の子であり、本心は「善を行いたい」と思っているけれど、「ケド面倒臭い」を選んでしまっただけなのです。
あなたの善行が友人の“本当の姿”を引き出す
生長の家総裁・谷口清超先生は『無限の可能性がある』(日本教文社刊)の中で次のようにお説きになっています。
「『善を行い悪をしない』ことが、この世に生をうけて第一に知るべきことであり、これが全ての正しい宗教の根本的教義である。それでは誰か悪いことをしている人を見つけて、その悪を攻撃し、相手をコテンパンにやっつけるのが善か――というと、それは本当の善ではない。『神の国』には、相手をやっつけるという行為や意志がないからである。悪は本来ないのであるから、悪を捜し出すより、“ただ善を行うこと”に熱中すべきなのである」(160ページ)
あなたがその友達とけんかしようと思わなかったにせよ、指摘されたことで、友達は「非難された」と思ったのでは? そして大なり小なり、「面倒臭い」を選んだことを「恥ずかしい」と感じたと思います。そうでなければ、清掃業者のためという苦しい理屈を言う必要がないからです。言葉で納得させようと思わずに、あなた自身が“捨てない”という事からさらに進んで、“拾う”という積極的な善を行うことに熱中されることをお勧めします。
ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨かれないように、美しい道にするため普段から努力しているあなたの姿が、友人の本当の姿を引き出すきっかけになることでしょう。それでも友達は理屈を言ってしまった手前、またポイ捨てをするかもしれませんね。その時には黙ってそのゴミを拾ってあげて下さい。
初めは驚くかもしれません、そして「やめて!」と言われるかも知れません。でも、「気にしないで。自分のためにやってるの」と他のゴミもついでに拾いながら、サラッと明るく言って下さい。勇気のいることですが、それが出来た時は喜びを感じるはずです。
どんな善行も、必ず自分に返ってきます。あなた自身がまず光り輝くことが、美しく調和ある世界への第一歩です。あなたと友達の素晴らしい未来をお祈りします。
このQ & Aは、『理想世界』平成17年7月号に掲載されました。
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この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会や日本教文社のホームページをご参照ください。
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