環境問題に関するもの
周囲の人に環境保全の意識を高めてもらうには?
地球環境を守りたいという思いから、私はゴミの分別や省エネ、物を大事に使うことなどを実行しています。しかし、近所のゴミ捨て場には、分別を守らずに捨てていく学生やサラリーマンがいます。注意をしたいのですが、逆上されると恐いから何も言えません。また仲間内だとマイ箸を出せるけど、「なんでそんなことやっているの?」と言われたり、周囲の目が気になって使えないことがあります。家族で外食時に自分がマイ箸を使っていても、父や弟たちは相変わらず割り箸を使っています。皆に環境に対する意識をもってほしいのですが、私にできることは何でしょうか。
あなたが地球環境保全の知識と意識をもっと高め、実践していくことです
あなたが地球環境を守りたいという純粋な思いから取り組んでいるゴミの分別や省エネ、物を大事に使うというのは大変すばらしいことです。心から讃嘆の拍手を送ります。
あなたのように、身近なところから地球環境保全のための取り組みを、個人や組織でおこなっている方々は、最近は増えてきていると思います。しかし、一方ではあなたが指摘するように、心無い方々のルールを守らない行動も目立っています。たしかにそんな人に注意をして逆上されたら恐ろしい気もします。
でも、ルールを破ると思われる人も、本来はすばらしい神の生命が宿っている「神の子」であると生長の家では説いています。
神は完全円満で、善一元の愛そのものであります。その神のお創りになった世界も、人間も、また完全円満で善一元の愛そのものであります。ですから悪と見えるようなことでも、その行為をする人の心の奥には、本当は愛があり、良い行いをして皆に喜びを与えるような、正しい生活をしていきたいという思いが必ずあるのです。ただそれを、いつ、どこで、どのように表現すれば良いかを理解できていない人が多いのです。
あなたが取り組んでいる姿勢が、周囲を変えていく
新聞やテレビ等では連日のように地球環境問題を取り上げたニュースが流れています。それらの多くの情報を、私たちはどの程度に捉えているでしょうか。
地球環境は悪化しているということは知ってはいるものの、本質的な問題は何なのか、具体的な解決策は何で、自分たちは何をすれば良いのかがよく分っていない方が意外と多いように思います。
たとえば温暖化については、「私たち人間がより豊かさや便利さを求め、人間の都合で自然を破壊しつつ成長し続けようとしている」という根本的な問題の構造が変わらない限り、次々に別の問題が発生してくるといわれています。それを解決するためには、国や政治家や大きな力に訴えることも必要であると思いますが、気がついた人から今できることを改善して生活していくことがより重要なことであると考えます。
また、仲間内や家族にも環境に対する意識をもってもらうためには、あなたが環境に対する知識と意識を今以上に高めて行動していくことにあると思います。
あなたの周りの人の意識を無理に変えるのではなく、あなたが取り組んでいる姿勢が周囲の人々の意識を変え、それが世の中全体を変え、そして未来を変えてゆくのです。もうすでに、世界のたくさんの仲間たちがあなたと同じ思いで環境保全活動に取り組んでいます。胸を張って、明るい気持ちで、あなたは自信をもって行動してください。
「なんでそんなことやっているの?」と聞かれたら、「これ、私のマイブームなの」とか「私の友達は結構みんなやってるよ」とか「少しでも世の中のお役に立つようにやってるの」など、相手に強制せず、自分自身が喜んで楽しんでやっていることが、地球環境や飢餓で苦しんでいる人々に役立っているということを知らせてあげましょう。
ゴミを捨てる人より拾う人が増えればゴミは無くなります。環境を破壊する人よりも、それを守ろうとする人が増えれば地球環境を守っていけるとは思いませんか。未来世代に美しい地球環境を残すためにも、この活動を続け、広めていきましょう。
このQ & Aは、『理想世界』平成20年10月号に掲載されました。
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