環境問題に関するもの
物価が値上がりしている今、環境問題にどう向き合うべき?
子供たちに美しい地球を残したいという思いから、環境問題に関心を持っている主婦です。最近は食品やガソリンが値上げされ、家計のやりくりに困っています。スーパーの特売日をチェックしたり、出かけるときは自家用車は控えて、電車やバスを使うようにしています。最近、環境にやさしいと言われていたバイオエタノールの生産が、食品価格の値上げをもたらす要因になっているというニュースを聞きました。ガソリンの値上げも、世界的な原油高が影響しているとのことです。生活に欠かせない食品やガソリンなどが値上げされていく今、私たちはこれから環境問題にどう向き合うべきなのでしょうか。
私たち一人ひとりがライフスタイルを見直し、心豊かに生きるためのチャンスです
「子供たちに美しい地球を残したい」との思いで、主婦としてできることからいろいろと努力されていること、とても素晴らしいと思います。なぜなら、個々の家庭での取り組みなくして環境問題の解決はあり得ないと思うからです。
そのことについて、まずデータを紹介しながら説明します。
国立環境研究所(茨城県つくば市)内に設置された温室効果ガスインベントリオフィスによると、1990年から2005年までの15年間、国内の「産業部門」の二酸化炭素(CO2)排出量は減少傾向にありますが、逆に「家庭部門」のCO2排出量は右肩上がりで増え続けています。
また、2006年に家庭から出たCO2排出量を蕫燃料種別﨟でみると、電気(38・4%)とガソリン(28・5%)が飛び抜けて多いのが目に付きます。従って、家庭生活の中で節電と自家用車の使用を控えることは、CO2排出量削減の大きなポイントとなるわけです。
その点、あなたのご家庭ではすでに自家用車の使用を控えておられるということですから、ぜひ今後もお続けください。
また節電に関しては、必要以上に電化製品を増やさないということが秘訣だと思います。ちなみにわが家では、テレビはリビングに1台あるだけで、クーラーは所有していません。夏の熱帯夜も扇風機で暑さをしのいでいます。もちろんたくさん汗をかきますが、それが健康のためにも良いのでしょう、幼児を含む4人の子供たちは皆丈夫に育っています。
すべての人々や生物、後世の人々を思いやる心をもつ
次に食品の買い物に関してですが、「地産地消(地域生産地域消費)」という言葉があるように、なるべく地元で穫れた
また、なるべく肉食を控えることも重要です。例えば、牛肉を1キログラム生産するためには、飼料となるトウモロコシが11キログラム必要だと言われています。すなわち肉食をすることで間接的に大量の穀物を摂取していることになるのです。その一方で、現在、世界には最低限の穀物すら買えずに飢えに苦しむ8億5400万人もの人々がいます。先進国に住む私たちはそのこともふまえつつ、食生活を改善していきましょう。
地球規模の環境問題が危機的状況だと分かってきた今日、私たちは自分たちの「快適さ」や「物質的な豊かさ」だけを追い求めるのではなく、地球上に住む他の人々や生物、さらには後世の人々のことも思いやる心豊かな生き方へと変える時期に来ていると思うのです。つまり、今は私たち一人ひとりのライフスタイルを見直す絶好の機会なのです。
私たちが、日々の生活の中で何を選択して生きるかによって環境に与える負荷が変わってくることを忘れず、まずは家庭の中でご自分一人からでも、できるところから理想の生活に近づけていかれたら良いと思います。きっと、あなたの周囲から変わり始めますから。
このQ & Aは、『理想世界』平成20年10月号に掲載されました。
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この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会や日本教文社のホームページをご参照ください。
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