瞑想に関するもの
過去形で祈るのはなぜでしょうか
祈りの仕方について質問ですが、神社や生長の家以外の宗教団体の多くは、神様に祈る時、「○○を叶えて下さい」という言い方がほとんどだと思います。ところが生長の家ではなぜ、「既に願いが叶いました」と過去形でお祈りをするのでしょうか?
この世界は思ったとおりのことが現れるのです
生長の家の根本の教えは「人間は、皆神の子で、兄弟姉妹であり、実相において大調和している円満完全な生命である」ということです。
実相とは、すべての人に内在する神性(しんせい)、「神の智慧(ちえ)、愛、生命、供給、歓び、調和、無限の生かす力」です。
人間の使命は、この実相を観じ、肉体を通して実生活に現すことです。世界中の人々が内在する神の愛(実相)を現すことによって、万物が生かし合い感謝し合うすばらしい世界が、現実世界にも現れてきます。
「祈り」により、この内在する実相を現実世界に現し出すためには、まず「神」を正しく理解し、自分の内には神につながる無限の可能性があることを100パーセント信じること、そして「祈り」の正しい方法を知ることが重要です。
「神」は絶対神
生長の家でいう神とは、「絶対神」です。「絶対神」とは、あらゆる生命の知性の奥に実相として存在する大生命であり、宇宙創造の神であり、「宇宙を貫く法則」であり、「智慧、愛、生命、供給、歓び、調和、無限の生かす力」です。
偶像崇拝信仰では、人や物を、神や仏として信仰の対象にしますが、これでは、「絶対神」を信じることになりません。人や仏像など偶像を礼拝するときにも、姿形の奥に宿る生命を、神、仏として礼拝するようにしましょう。
次に生長の家で言う「祈り」とは、自分の心の中の“いのちの宣言”です。
それは「すでに実相にある、善き人、もの、こと、生命の無限を、礼拝し、明るく、強く、コトバで宣言すること」です。
また、「コトバ」には「想念、言葉、行為」の三種類があるので、これらが合致し、明るい想念で現在意識も潜在意識も満たされることが大切です。すると、神と波長が合い、コトバの通りに善きことが実現していくのです。
なぜ過去形で祈るのか
「祈り」は「思ったことが現れる」という「因果の法則」から外れないということも忘れてはいけません。このため「既に成就した」と、過去形のコトバで宣言することで、「心の法則」と「因果の法則」により、宣言したコトバの通りの結果を現すのです。
そのことは聖書にも、「汝等(なんじら)、祈って何事にても求むる時、すでにそれを受けたりと信ぜよ。すなわち汝はそれを得ん」と示されています。
それだけに、「祈り」の形には注意が必要です。「健康」を願うことを例にしてみましょう。
まず、「病気を治して下さい」と、祈るのは適当ではありません。「自分は病気だ」と認めているので、「思った通り」病気になってしまうのです。
「どうぞ健康にして下さい」と祈るのも、一見、良さそうですが適当でありません。「まだ病気であって健康でない」という思いが根底にあり、それが形となって、病気が現れてくるのです。
その上、このような「○○して下さい」などの神への懇願(こんがん)は、他者への依頼心の現れであり、せっかく自分に内在する神性を信じないことになるので、神と波長が合わず、神の無限力を出せません。
さらに、無意識のコトバにも気をつけましょう。これも「祈り」で、潜在意識に入るとそのコトバ通り実現してしまいます。無意識のコトバも正しく使い、願いと逆の結果にならないようにしましょう。
つまり、「すでに健康である」と過去形で宣言する「祈り」が正しい「祈り」なのです。
神想観をしましょう
ぜひ「いのちの宣言」のコトバを、正しく明るく想念し宣言する「祈り」を、毎日継続し続けましょう。潜在意識に入った善きコトバがそのまま現実に現れてきます。
そのためにも、生長の家独特の座禅的瞑想法である『神想観』の実修をお勧めします。『神想観』は、潜在意識まで浄化し、「祈り」を正しく実現します。ぜひ、生長の家を真剣に学び実相を体得して下さい。
このQ & Aは、『理想世界』平成15年8月号に掲載されました。
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