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質問 善意の押しつけでないボランティアの精神とは

以前から興味があったボランティアに初めて参加しました。砂浜の清掃奉仕のボランティアです。朝から大勢が海岸に集まって半日ほどゴミ拾いをし、浜辺もきれいになり、私自身も念願が叶って満足でした。しかし、同じグループの中には、ボランティアしてやっているという態度を露骨に表す人がいました。清掃作業が終わった後、私が初参加であることを知ると、何でもっと早く参加しなかったのかと嫌味を言われ、すごく気分を害しました。先輩面したこういう人は何のためにボランティアをしているのだろうと思ったのです。善意の押しつけでない真のボランティアとはどういうものでしょうか。これからもボランティア活動に積極的に関わりたい私のためにアドバイスをお願いします。
(S・R、23歳、女性、神奈川県)

回答 外の環境だけでなく、内なる環境も清めましょう

回答者:山岡 睦治(生長の家本部講師)
一番身近なところからの環境美化

海岸で遊んだり飲食をして、ゴミを捨てていく人たちの多い中で、貴方が清掃奉仕に参加されたというのは、大変素晴らしいですね。日常の中ではなく、わざわざ海岸まで足を運んでボランティア活動に参加したところに、貴方の環境問題に対する意識の高さがうかがえます。
 そんな気持ちで清掃奉仕に参加したのに、ボランティア活動の先輩から「何でもっと早く参加しなかったのか」と嫌味を言われたのですね。私もそう言われたら貴方と同じようにカチンときそうです。「二度と参加するものか」と。
 しかし、こう考えることもできます。海岸などの外の環境を“外的環境”とします。自分の心の状態を“内的環境”と呼ぶことにしましょう。せっかく海岸を清掃しても、人から嫌味を言われて気分を害する、相手に対して面白くない感情を起こすとなると、心の中に悪感情を起こすわけですから、自分の内的環境を汚すことになります。ボランティア活動に参加して外的環境をきれいにしても内的環境である心を汚しては、なんのための清掃奉仕かということになります。
 では、外的環境だけでなく、内的環境である“心”もクリーンにするボランティア活動とするにはどうしたらよいのでしょうか。それには毎日訓練することをお勧めします。海岸清掃といった大掛かりな組織的なボランティアに参加するだけではなく、空き缶拾いから始めてもよいでしょう。

毎日の訓練が大切です

私は、生長の家総裁・谷口清超先生が通勤途上でポイ捨てされた空き缶を拾って、ゴミ箱に入れていらっしゃることにならって、空き缶を拾うようになりました。ところが、最初はその空き缶1個がなかなか拾えなかったのです。
 何故、拾えないのか。理由はいろいろです。まず、後ろから人が近づいて来たりすると、空き缶を拾うことに躊躇するのです。人前で善いことをする、カッコをつけているように思われるのが嫌なのでしょう。
 また、空き缶が1個だけ落ちていると拾いやすいのですが、3個位まとまって落ちていると通勤カバンを持っていない方の片手では一度に拾えませんから、拾うことを躊躇します。1個でも拾えばよいのに、私はこう考えてしまいます。
「3個あるうち1個しか拾わないのは環境美化に対する一貫性がない」「1個だけを拾って2個をそのままに放っておくのなら、1個も拾わない方が首尾一貫している」などと。そうこう考えているうちに、空き缶3個が落ちている場所を通り過ぎてしまうのです。
 善いと思ったことを、素直に実践することが如何に難しいかとつくづく思いました。仏教では、「諸悪莫作(しょあくまくさ)」「衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)」といって、悪い事はしなさんな、善いことをしなさい、これが仏の教えであるといわれています。「悪い事をしない」、「善いことをする」とは子どもでも知っている当たり前のようなことですが、実は大人でもこれをなすことは難しいのです。
 これをなすには、前述したように訓練が大切です。いつか大きな善いことをしてやろうと、満を持しているのではなく、毎日毎日、小さな善い事をすることです。繰り返し、繰り返し訓練することです。すると人から何を言われようと、どんな目で見られようと、楽しく善い事ができるようになります。私もこの訓練によって、かなり空き缶を拾えるようになりました。
 環境保全の「真のボランティア」とは、このように外的環境だけでなく、内的環境である心も共に清めて行くものであるといえるでしょう。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成15年2月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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