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教義に関するもの

質問 心の豊かさというのは空論のように思えます

東南アジアには、その日の食べ物に困る子どもがたくさんいるのをテレビで見てショックを受けました。私がバイトしているコンビニでは弁当の残りがたくさん捨てられ、やるせなくなります。「人はパン(物)だけで生きているのではない」と大学の宗教の時間に教わりましたが、飢えている人には「パン」が何よりも大切だと思うんです。心の時代だとか、心の豊かさとかと言われますが、そんなのは空論で、物の豊かな人たちの勝手な理屈ではないでしょうか。
(A・M、20歳、男性、神奈川県)

回答 人々の“心”次第で食糧事情は変わります。地球全体の生命を考え、良心に照らし合わせた行動をしましょう。

回答者:阿部 哲也(生長の家本部講師補)

あなたが、世界の実情に目を向け、日本における日常生活と、途上国の人々の暮らしとの間に矛盾を感じ、真剣に向き合おうしていることは、素晴らしいことだと思います。
 アメリカの環境シンクタンク、ワールドウォッチ研究所が出した『世界情勢2000』によると、世界には、12億の飢えた人がいる一方で、12億人が肥満なのだそうです。この不平等で、皮肉な現実は何を物語っているのでしょうか。
 これは、食糧の絶対量が問題なのではなく、経済的、政治的利害が複雑に絡み合った結果、食糧が公平に分配されないことが、この現実の背景にあると思われます。そうなってくると、問題は“物”にあるのではなく、人の“心”にあると言えるでしょう。詳しくは、生長の家副総裁・谷口雅宣先生のご著書『神を演じる前に』(生長の家刊、159〜162ページ)をお読みください。

人の心が持つ影響力

また、新約聖書『マタイによる福音書』には「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』と書いてある」(第4章—4)と、キリストが旧約聖書の言葉を引用しながら真理を説いているところがあります。
 ここに説かれていることは、パン(食物)は肉体の維持に必要ですが、人はそれだけでは豊かな人生を歩むことはできない。「神のことば」が人間にとって一層大切、と言うことです。「神のことば」は「神の御心」と言い換えても良いでしょう。
 現代の食糧事情にこれを当てはめてみると、食糧そのものは人類を養うのに充分であっても、それを扱う人々の「心」が「神の御心」とかけ離れていたら食糧問題は解決しない——そのように私は考えます。
 さらに、人の「心」がどれだけ影響力を持っているかを示す実例を紹介したいと思います。それは、私たち先進国のライフスタイルと世界の食糧問題との関係についてです。
 現在、世界の穀物生産の3分の1は家畜や家禽、養殖魚の飼料になっているのだそうです。それは動物に高カロリーの餌を与え、早く、良い肉を作るためです。しかし、牛の肉1キロを生産するのに必要な飼料は約7キロ必要で、あるエコロジストの計算によると、人間が牛の肉を食べることをやめるだけで、約90億人をも養うことができるだけの食糧を確保できると言うのです。(詳しくは、谷口雅宣先生著『今こそ自然から学ぼう』〈生長の家刊〉197〜205ページ参照)
 私たちが牛や豚のような飼料効率の悪い動物をなるべく食べないようにすると、宗教的な愛を実践するのみならず、飢餓の軽減に役立つことになります。私自身も5年前からなるべく四つ足の動物は食べないようにしています。もちろん、一人が実践しただけでは変わらないかもしれませんが、一人から実践しなければ、何も変わらないことも事実です。

神の御心を第一にした生活

このように、一見私たちとは無関係のように思える問題も、実は私たちの生活や行動と密接に関わりあっています。そして、その行動を決定するのは私たちの「心」ですから、自らの「心」を欲望に惑わされることなく、良心に照らし合わせて、「地球全体の生命」を考えて生活することは、今、最も必要とされている生き方なのです。
 生長の家では、神想観という独得の座禅的瞑想法を通して心を整え、神の御心を第一にした生活をすることを勧めています。神想観をしていると、心が神の愛に満たされ、地球全体の生命を思いやる心が湧いてきます。
 また、生長の家青年会には、あなたのような大学生が集まる、大学生誌友会や青年誌友会という集まりがあります。ぜひ、あなたも参加して、御教えを深く学び、充実した学生生活をお送りください。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成16年10月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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