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質問 「子供が親を選んで生まれてくる」に納得いかない

書店で『生命の實相(じっそう)』を見つけ、内容に気持ちが救われ、他の巻も買い揃え読みあさりました。けれど、だんだん苦しくなってきました。というのも、嫌な人や出来事があると「類は友を呼ぶ法則が働いた。私が悪いからだ」とクヨクヨしたり、「文句を言えば相手と同じレベルになってしまう」と我慢し、自分を責めることが多くなってしまったからです。特に「子供は親を選んで生まれてくる」という箇所にはどうしても納得がいきません。中学生の妊娠やコインロッカーに捨てる親。虐待したり、殺害する両親のもとに生まれてくる赤ちゃんが、そういう親を選ぶというのでしょうか?
(N・S、34歳、女性、宮城県)

回答 霊魂は、自分にふさわしい環境を備えた父母を選んで生まれます。その環境を強制的に奪うことは、生命に対する冒涜(ぼうとく)です。

回答者:寺川 昌志(生長の家本部講師補)

『生命の實相』(生長の家創始者・谷口雅春著、全40巻、日本教文社刊)に出合い、真剣に読み込まれての質問に、まず心から敬意と感謝を表します。あなたの質問はとても素晴らしく、また高度です。
 まず、「子供は親を選んで生まれてくる」ということですが、確かに生長の家ではそう説いております。では、人は何のために生まれてくるのでしょうか。それを知るためには、まず生命というものに対する正しい理解が必要です。
 人間の肉体は死んでしまえばそれでその人の一生は終わりのように見えますが、実は生命は永遠に生き通しであります。地上での生活は、魂の向上のための学校のようなものであります。私たちはそこで一定期間学んだ後、さらに生まれ変わり、永遠に修行を続けていくのです。
 子供が親を選んで生まれるということは、霊魂が地上の生活をするにあたり、自分にもっともふさわしい環境を備えた父母を選ぶのです。しかしながら、生まれる前に人工中絶したり、幼い子を虐待して殺すなどは、その生命に対する大いなる冒涜であります。
 なお、霊魂のなかには、急激に魂の進化を遂げるためや、過去の悪業(あくごう)を償(つぐな)うために、敢えてそういう境遇を選び、自ら苦難の道を選ぶこともあります。詳しくは『生命の實相』第9巻、10巻霊界篇をお読み下さい。

人は生まれ変わりながら生命の進化を遂げる

ここで業(ごう)について少し説明しておきます。
 この現象の世界は、原因・結果の法則に支配されています。これを「因果律(いんがりつ)」とか「業の法則」とかと呼びます。「業の力」というと何か悪い力のように誤解する人もいますが、これは決して悪い力のことではありません。業というのは過去の想念や行為の集積ですから、善いことをして善果を生み出すのも「業の力」であり、この法則を活用して、人生を思いのままに好転させることもできるのです。
 したがって、業の法則の展開によっては、現象的に良いことも悪いことも現れるわけですが、たとえ悪いことが起きたとしても、それによって自分を反省し、本来の神の子としての慈愛を取り戻す契機にすれば良いのです。
 人生の中では、時に大きな間違いを犯すことがあります。特に昨今の幼児に対する犯罪報道を見るたび心が痛みます。しかし「生命は生き通しである」との視点からみれば、その当事者は、どこかで自らが蒔(ま)いた種(業)を摘み取らねばなりません。反省や悔悟(かいご)を通して、その人なりのペースで、より「神意」に接近していかなければならないのです。
 ですから、そういう犯罪報道に接すると、「子供は親を選んで生まれてくる」という部分が一見、不条理に思えますが、生命の永遠性の観点から見ると、人は魂の向上のため、そして業というものと取り組みながら、その営みを続けているのです。

罪や悪を心でみとめない生活

では、人は永久に業の束縛から逃れられないのでしょうか。
 私たちの住む現象世界では、世界の至る所で戦争や紛争、飢餓、天災が起こり、多くの人や子供たちも亡くなっています。これらは業という観点から説明できなくもありません。しかし生長の家では、「不調和な状態は本来ない。神の世界においては、すべてのものはみな調和しているのである」とも説いています。
 現象は不完全に見えますが、その奥にある、神の創られたままの実相世界こそが“本当にある世界”なのです。ですから生長の家では、罪や悪というものの存在をみとめないのです。
 神は全智全能であり、円満完全ですから、罪を創り給うことはありません。つまり罪はあるように見えても、真理(神)の前では消えるのです。もちろん悪業も消えてしまいます。
 ですから生長の家の本を読み、「自分は神の子であり、自分の生命は神の霊である」との事実に目覚めることが大切です。そして人に愛を与える生活を実践して善業を積んでいくことです。「人間・神の子」の信念を自分の心に植え付けるには、神想観(生長の家独得の座禅的瞑想法)の実修が欠かせません。
 相談文では、真理を知ったことで現象問題にうまく対処できず、かえって自分を責めて苦しんでおられるようですが、真理は知識から信念に、信念から生活に移行して本物が現れます。そのためにも、ぜひ毎日、神想観を続けて下さい。そしてこれからも引き続き『生命の實相』を熟読して下さることをお祈りしています。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成17年6月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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