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質問 なぜ目に見えない神さまにお任せすることが出来るのですか?

「神さまにすべてをお任せする」という全托の心境になった方の体験談を生長の家の集まりで聞いたり、聖典で読みました。それは私にとってうらやましくもあり、また理解するのがとても難しいのです。私は出来るだけ失敗のない人生をと思って歩んできました。だから取り越し苦労と恐怖心から解放されたことがありません。もし全托の心境でいて、現実でも細心の注意を払って生活していたのに、不慮の事故に遭ったり、失敗してしまった場合、どう考えればいいのでしょうか? 私にはとうてい目に見えない神さまを信じてお任せするという心境にはなれそうにないのです。
(R・S、33歳、男性、兵庫県)

回答 物事は受けとめ方次第で幸せにもなれば不幸にもなります。神の創られた世界に悪はないと信じることが大切です。

回答者:田中 道浩(生長の家本部講師)

誰しも失敗をしたいとは思う人はいないでしょう。しかし、不思議なことに、失敗を恐れるとますます失敗してしまうことがあります。また、どんなに細心の注意を払っても、死ぬまでに一度も失敗しなかったという人はいないのではないでしょうか。
 ここで考えてみたいと思うのですが、失敗するということはいけないことなのでしょうか? 不慮の事故に遭うということは(遭わない方がいいのですが)、遭ってしまうともう全てが終わりなのでしょうか?
 赤ちゃんは、一度に歩けるようになったのではなく、何度も何度も起(た)ち上がっては転ぶという失敗を繰り返して次第に歩くことができるようになります。ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんは、実験の失敗が発明につながりました。混ぜるつもりのなかったものを間違って混ぜてしまったことが結果的に偉大な発明を生みました。
 エジソンは発明するために何万回も実験をしていたそうです。何回も何回も失敗しましたが、それを失敗とは思わず、こうしたら成功しないという実験をしたと言っていたそうです。これらのように、人間は一見失敗とみえることを通して、向上していくことができるのです。

人には、全てのことを“善”に変える力が宿る

生長の家では、神様は完全円満な世界(実相世界)を創られたと教えています。実相世界というのは目に見えるこの現象世界ではなく、その奥にある世界です。命も愛も智恵も目には見えません。目に見える物は大きさや距離が限定されているものです。神様はそのような限られたものではありません。従って、目にも見えません。
 また、目に見える物は物の本当の姿ではありません。例えば、三日月の月を見たとします。その三日月は、目で見ても、写真にとっても三日月に見えます。しかし、月が欠けているのではなく、欠けたように見えるだけで本当はまんまるです。それと同じように、神様が創られた人間は完全円満ですが、現象世界では失敗をしたり、事故に遭ったりして不完全に見えます。しかし、失敗しようが、事故に遭おうが完全円満な生き通しの命が人間です。
 それ故、人間は本来の姿の健康を求め、調和を求め、完全を求めます。それが、本来の姿でなければ求めることもありません。この現象世界に、神様が創られた実相世界のすばらしさを、肉体を道具として現すことがこの世の人間の使命です。実相世界のすばらしさは“認める”ことによって、この現象世界に現れてきます。
 私の元同僚にMさんという方がおられます。Mさんはアメリカに留学していた2001年の1月1日に火事にあいました。Mさんの部屋からではなく、別の部屋から出火しアパートが燃えてしまいました。燃えたアパートを見たMさんは、至って冷静で、「あら、もしかして、これって燃えたの私のアパート? あららら。さあて、どうしましょう。なんと、すごい新世紀の幕開けかしら。この1年ますます、わくわく楽しみ!!」と思ったそうです。
 そう思えたのは、「今まで、生長の家の教えを学び、神想観(生長の家独得の座禅的瞑想法)を実修し、教えを実践することで困難等を乗り越えられた多くの人達の経験をたくさん聞いていたので、何事に対しても“よくなるしかない”と、反射的に思うことができた」からだそうです。
 私達はつらい出来事に出合ったとき、不幸になると思いがちですが、物事に幸・不幸があるのではなく、それをどう受けとめるかで幸せにもなれば不幸にもなります。人間には、全てのことを善きものに変えていく力が宿っています。そのためには、「神様の創られた世界には悪いものはない。全ては良くなるために起こっている」と信じることが大切です。

神に全托すると、必ずよい方向に導かれていく

Mさんは、その後、多くの人から義援金や洋服、日用品、そして多くの励ましメール等を頂き、留学を続けることができました。Mさんは、目に見える物は失いましたが、贈られてきた物を通して、多くの方々の愛念に感激し、自分1人の力で生きているのではなく、いかに多くの人達に支えられていたかということを改めて深く認識したそうです。
 不慮の事故や失敗は決して悪いことではなく、それはこのままではうまくいかないことを私達に教えてくれるものです。そのことを感謝の気持ちで受けとめ、今までの自分を見直し、前進していくことにより、一層向上していくことができます。
 このように神様に全托すると、失敗しても不慮の事故に遭っても、全てはよき方に導かれていきます。それは、神は愛であり、智恵であり、生命であり、その神はわが内にあって、私達を導いておられるからです。
 Rさんが内なる神様に導かれ、明るい生活を送られることをお祈り致します。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成17年12月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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