TOP > Q & A > 教義について

何でも相談Q&A

Question & Answer

教義に関するもの

質問 人間より動物のほうが高級な生き物では?

以前に生長の家の集まりで、人間の魂が生物のうちで一番優れている(高級)というような話を聞きました。けれど人間は戦争をしたりしますが、動物は自分たちが困るような“負の遺産”を子孫に残したりしないし、本能で自分たちが困るような自然破壊を絶対にしません。私は動物のほうが高級な生き物なのではないかと思います。なぜ人間が生物のうちで一番優れているのでしょうか。
(L・F、31歳、女性、石川県)

回答 神様がお創りになった世界に存在するもののうちで、唯一、神様がすべての権能(ちから)を与えたのが人間です。

回答者:大平 收一(生長の家本部講師)

地球の上でも四季を感じるのに最も都合の良い緯度にある日本に生活する私たちは、日々の生活の中で移り変わる自然を直接肌で感じ、時にはそのあまりの美しさに心奪われることがありますね。そのような自然を子孫のために大切に残しておきたいと私も強く思います。
 さてまず、あなたの質問にお答えする前に生長の家の教えの根本的な部分を再確認したいと思います。生長の家では神様のつくられた本当にある世界を「実相世界」と呼び、私たちの肉体に備わる感覚器官で感じることが出来る世界を「現象世界」と呼んで区別しております。
 一般的に「現実」と呼ばれる世界は、私たち人間が常に五官の感覚器官を通して情報を得ている世界であるために、本当にある世界と感じがちです。しかし、実際は人間の完全とは言えない感覚器官で感じることの出来るごく一部の情報が作り出す世界ですから、やはり完全とは言えません。

人間は神様の最高の自己実現

そもそも無限の愛をもって私たち人間を導いてくれるはずの神様が、争いや奪い合いのある世界をお創りになったとしたら、そんな不完全な神様は信じるに値しないはずです。神様はどこまでも完全で、調和した世界(実相世界)をお創りになり、私たちの感じる世界はその実相世界の一部が私たちの心を通して3次元世界に映し出された世界(現象世界)であるというのが生長の家の教えの根本です。
 この教えにもとづくと、「戦争」や「環境破壊」のような現象は、人間の迷った心が作り出す不完全な現象の一部です。
 あなたが生長の家の集まりで聞いた「人間の魂が生物のうちで一番優れている」という言葉は、この実相世界のことを「ある角度」から表現した言葉です。別の言葉を使うと「人間は神様の最高の自己実現である」と言い換えられるでしょう。神様がお創りになった世界に存在するもののうちで唯一、神様がそのすべての権能(ちから)を与えたのが人間であるという意味です。
 このことは、旧約聖書の創世記にもあるように神様は神様の像(かたち)に人間を創られ、一切を治める権能を与えられたのです。だから人間は、神様から与えられた素晴らしい能力を表現したとき心の底から喜びを感じることが出来、その逆に「戦争」や「自然破壊」が起こると「間違っている」とか「負の遺産」と感じるのだと思います。
 確かに、あなたが仰(おっしゃ)るように「動物は自分たちが困るような“負の遺産”を子孫に残したりしないし、本能で自分たちが困るような自然破壊を絶対にしません」ね。でも、時にはその本能のまま生き、他から奪ったり互いに傷つけ合うこともあります。そして、それを悪いと感じたり、裁いたりすることはないはずです。さらに、動物が宗教を創り、神様や仏様を信仰することはありません。しかし、人間にはそのような存在を信じる能力があるのです。

人間だけに与えられた力がある

このように考えてみると「人間の魂が生物のうちで一番優れている」と言う意味が分かっていただけると思います。しかし、だからと言って「自然を人間の都合がよいようにいくらでも変えてよい」と言うことではありません。生長の家では「すべては神様の生命の現れである」とも「すべては一体の生命」とも教えています。すべての生命が同じ神様の生命に生かされていることを感じられるのも人間だけに与えられた力と言えます。
 そして、「環境問題を解決しよう」と考えることが出来るのもやはり人間にだけ与えられた力ではないでしょうか。私たち人間は、あらためて神様から与えられた恵みに感謝し、子孫を含む地球上のすべての生命のため、美しい自然を残すため、神様から人間にのみ与えられた無限の愛と智慧を日常生活に表現していくことが求められていると思います。それを始めるのは、あなたのような問題意識を持った人からです。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成18年2月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

<< 前のページに戻る

あなたの悩みにお答えします

◆ 相談・質問をお寄せください ◆

人間関係、仕事、恋愛、結婚、夫婦、家族、健康、教育、進学、性格、希望実現、環境問題、生長の家の教義など、解決の糸口がつかめない悩みや疑問をご相談ください。

内容を詳しく書いて、手紙、FAX、Eメール等で、『いのちの環』(総合誌)『白鳩』(女性誌)『日時計24』(青年誌)のうち該当する編集室宛にお送りください。匿名希望の場合でも住所・氏名・年齢・生長の家の信仰歴を明記してください。掲載しない場合でも、生長の家の教えによって解決を希望される方には生長の家講師等からのご返事をお送りします。
 尚、webサイトに掲載して欲しくないという方は、その旨をご明記ください。

送り先

〒409-1501 山梨県北杜市大泉町西井出8240番地8182 生長の家メディアセンター内

  『いのちの環』編集室「Q&A」係(25歳以上の方)

  『白鳩』編集室「Q&A」係(25歳以上の女性の方)

  『日時計24』編集室「Q&A」係(24歳以下の方)

FAX:055-213-5022

Eメール

  『いのちの環』:inochinowa@kyobunsha.jp

  『白鳩』:shirohato@kyobunsha.jp

  『日時計24』:hidokei@kyobunsha.jp

page top ▲