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質問 肉を食べない生活は非現実的では?

夫は肉が大好きで、野菜が主体だと「物足りない。肉が食べたい」と文句を言います。子供もハンバーグや焼き肉などをすると喜びます。そういう私もバランスの良い食事には肉類は欠かせないのではないかと思います。でも、生長の家では肉類を控えるように説いていますが、それはなぜでしょうか。育ち盛りの子供を抱える親にとって、肉を食べてはいけないというのは非現実的に思えてなりません。
(H・E、36歳、女性、静岡県)

回答 家族の同意を得ながら、理想の食事に一歩ずつ近づく努力を続けることが大切です。

回答者:小関 隆史(生長の家本部講師)

まず、肉食を控えた方がいい理由から説明します。
 私たちは普段、食用肉を買う場合、スーパーや食肉店で小売りされている商品しか目にする機会がありませんが、その食用肉はすべて牛や豚などの家畜が食肉処理場で処理され、解体されたものです。
 日本国内の場合、その処理に際しては、ほとんどが家畜を“家畜銃”や麻酔などで失神させた状態で血管を切り、血を抜いて死亡させてから解体するそうです。心臓が止まってから血を抜いたのでは肉に血が残ってしまうという理由で。こうして人間の都合で動物を“物”のように扱って殺すということに私は非常に抵抗を感じますが、あなたはいかがですか?
 この“抵抗を感じる心”こそ人間の良心だと思うのです。生長の家創始者・谷口雅春先生は、ご著書『新版 心と食物と人相と』(日本教文社刊)のはしがきの中で、人類の心の奥底にある良心(神性)は動物を殺して食べることに罪悪感を感じ、そんな人類みずからを“自己処罰”するために病気をつくったり、戦争という“死刑執行場”をくり広げている、という趣旨のことをお説きになっています。
 また、肉食は、地球環境の悪化にも影響を与えています。
 現在、中南米にある熱帯林は、1960年代の初めに比べて約四割も減少していますが、その原因の一つは、コスタリカ、グアテマラ、ニカラグアなどの国々で多国籍企業が広大な土地を買い占めて熱帯林を切り倒し、肉牛の放牧地にしていることなのです。こうした熱帯林の減少で生態系が崩れ、1年間に1,000種もの生物が絶滅しているといいます。
 これらの悲しむべき現状をふまえ、今まで人間本位で続けてきた食生活を見直し、現状を好転させるための第一歩が、私たち一人一人が肉食を控えることだと思うのです。

肉食なしでも栄養的に問題はありません

最後に、「肉食を控えても栄養面で問題はないのか?」というご心配に対してですが、結論から言うと栄養的にも心配はありません。
 まずタンパク質に関しては、穀類や豆類といった植物性食品を組み合わせれば(ご飯とみそ汁などのように)、植物性タンパク質だけで体に必要な蕫必須アミノ酸﨟の種類と量を得られますし、卵や乳製品を食べれば1種類の食材だけで必須アミノ酸を得ることができます。
 また、所要量を得るために動物性食品の利用が必要な唯一の必須栄養素であるビタミンB12も、魚介類や卵、乳製品などを摂取していれば心配ありません。
 これまでの説明で、肉食を控えるべき理由を少しでも理解してくださったのであれば、ご主人にもお伝えいただいた上で相談され、今後、肉食をできるだけ控えるという段階から始めらたらいかがでしょうか?
 私も現在、妻と3人の子供(小学生、幼稚園児)と一緒に暮らしていますが、私は妻に肉食を控えたい理由を説明した上で、自宅で食事をする時には、鶏肉以外の肉は出さないように協力してもらっています。周囲と調和しながら、まず自分自身が、理想の食事に一歩ずつ近づく努力を続けることが大切だと思います。

 

このQ & Aは、『理想世界』平成18年11月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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