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教義に関するもの

質問 教えの言葉にとらわれてしまいます

私が生長の家の集まりに参加したところ、そこで聞いた話の一部に引っ掛かりを感じました。例えば、「暗黒面を見ないで、光明面を見る」とあるのに、環境問題の危機的状況を指摘することは矛盾しないかとか、様々な疑問が頭に浮かんできます。ぜひアドバイスをお願いします。
(E・Y、22歳、男性)

回答 現象の悪(闇)を“本当にあるもの”として認めるのではなく、そこに神の光を灯すのが生長の家の教えです

回答者:木場 一廣(生長の家本部講師)

「『暗黒面を見ないで、光明面を見る』とあるのに、環境問題の危機的状況を指摘することは矛盾しないか」ということですが、生長の家には、「現象は本来無し、神様の創造のみ実在である」という根本的な教えがあります。
 暗黒面は「現れの世界」(神様の創造でない世界)で、実在するものではありません。ですから暗黒面を本当にあるものとして、それを克服しようと格闘するのではないのです。闇は光が無い状態ですから、どんなに暗くても、どんなに永い間の闇でも、光を灯せば自ずから消えて行きます。
 しかし、現状がどうなっているのか、どこに問題があるのかを見極めないと、光がどこに必要なのかが分かりません。そのためには、現状を把握し、その原因を探っていくことが必要です。それが「環境問題の危機的状況を指摘すること」になっているのです。
 中国の古典の『孫子』の兵法に、「敵を知り、己を知らば百戦危うからず」というのがあります。その「敵を知り」に当たるでしょう。
 古事記や日本書紀の中の神話に、イザナギの神様とイザナミの神様が国生み、つまり現象世界を創造したときに、イザナミの神のなり合わざるところにイザナギのなりあまれるところを分かちて国生みしたと書かれています。足らないところをよく見て、分かち合ったのです。
 これは、現象が実在するとして掴み、捉われるということではなく、神の理念を現象世界に表現する創造の喜びを象徴的に記したものです。
『生命の實相』第14巻(生長の家創始者・谷口雅春著、全40巻、日本教文社刊)には、現象世界と実相世界(神の創られたままの本当の世界)の関係を次のように説かれています。

「実相独在、真我独在、すでに絶対神と同一なる『我』のみが存在するのであって現象界の不完全なる『我』は無いとしたならば、この現象界(現世および霊界)は『我』の進歩の過程としてなぜ顕われているかということになるのであります。それは現象界は実相生命の芸術としてあるのであります。それは芸術であります。実相生命が描き出した影の文の世界であります。なぜ影があるかと申しますと、生命が時間空間のスクリーンの上に、形象化して描き出さんがためであります」(77ページ)

このように、現象世界は実相世界を映し出す芸術と捉えることが出来ます。大切なことは時間空間というキャンバスに、どのような素晴らしい芸術作品を描くかということになります。
 マイナスの心で、言い換えれば現象の悪を掴んで、「現象はある」という絵筆で創造すれば、一時良いように見えても、結局は暗黒の不幸のなかで苦しむだけです。一方、神のみ実在、光明面のみあるという絵筆を使いますと、その創造の場はより素晴らしくなるのです。

「すべては神の現れ」という光で照らす

地球温暖化が進む中で、私たちが何を為すべきかとか、CO2をどう削減すべきかを考えて、今出来ることを実行することは、悪に向かい合ってそれを克服しようとしているのではありません。どこに光を差し込ませばより素晴らしい芸術作品を創造することが出来るか、ということを観て、そこをますます光輝かそうとしているのです。
 今まで、天地一切のものは神の現れであると知らずに、自己中心的な考え方をしてきたことや、現象が実在であるといった思想が自然を壊してきました。そこに「現象は実在ではない、すべては神の現れである」という光を当てて観ていくと光明の世界が実現してきます。たとえその過程で一時失敗したり、うまくいかなくても、光明面を観ながら工夫することによって、苦い経験を踏み台として、さらにより深い作品が出来るのです。
 エジソンが電球を発明するのに何回失敗したか分かりません。しかし、エジソンはそれをマイナスととらえずに、成功の元ととらえました。それが一大発明に繋がったのです。生長の家は光明思想ですから、ただ光明の観点から現象世界を見て、照らしていきます。そしてこの世界により一層素晴らしい芸術作品を創造していくのです。

(生長の家岐阜教区教化部長)

このQ & Aは、『理想世界』平成19年6月号に掲載されました。
こちらから書籍検索できます。

この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会日本教文社のホームページをご参照ください。

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