教義に関するもの
水子供養をしたいが家族が宗教を嫌う
私は、結婚前に二人の子をやむを得ず中絶したことがあり、水子の供養をしたいと前々から思っていました。結婚して5年目に子供に恵まれましたが、妊娠前に子宮がんを患ったこともあり、水子のことが気になって仕方ありません。位牌を購入したいと調べたりはしていますが、命日もはっきりしないので、どうすればよいのか迷っています。また、私の母以外に水子のことは知らせておらず、家族は宗教を嫌がっています。
流産児に心より懺悔し、祖先や家族に感謝の心で接するとき、供養ができる環境に変わってきます
たとえどのような理由があったにせよ、中絶するということは、女性にとっては大変つらいことでしたね。「やむを得ず」ということは、本当は生みたかったのではないでしょうか。そしてあなたが何年もの間、ずっと気にかけていらっしゃるということは、中絶するという行為が、胎児にどんなにかつらく悲しい思いをさせてしまったかをご存知だからです。
また胎児にとっては、お母さんのお腹に宿って、これから始まる人生学校への入学を楽しみにして、やりたいこともあり希望に燃えていたはずです。それが、生まれる前に、この人生学校に入学する前に、霊界へ強制送還されてしまうことは、胎児にとっては、中途で挫折することであり、大変なショックを受けることになります。
生長の家創始者・谷口雅春先生は『神 真理を告げ給う』(日本教文社刊)の中で次のように述べておられます。なお文中の「わたし」とあるのは「神」ご自身のことです。
「“わたし”の意識的顕現としての“生命”は、あなた達人間の肉体生命を、地上顕現の“座”として、そこに天降って来たのである。人間の肉体生命が尊ばれなければならないのは、それが単なる“人間の肉体”ではなく、神の生命の意識的自己顕現の“座”であるからである。
胎児の肉体生命といえども、それは出産後の人間の肉体生命と同じく“わたし”の意識的自己顕現の“座”として予定されたるものであるから、その尊さは同じことなのである。出産後の“人間生命”は殺してはならないが、胎児の“人間生命”は殺すことは“殺生”ではないなどと考えるのは間違である」(101ページ)
あなたが思っていらっしゃるように、ぜひ供養してあげて下さい。流産児の供養の根本は、決して罪の意識から逃れるためにするものではありません。流産児に対して、「私を親として選んで生まれてこようとしたのに、申し訳ありませんでした」と心から懺悔するのです。そして、今現在あなたのそばで生きていらっしゃると思って、真心を込めて、愛することなのです。
「夫は家庭の中心者」との思いで生活を
位牌を購入されたいとのことですが、二人の流産児がご主人との間の流産児ならご主人様に相談されてはいかがでしょうか。お二人の間の流産児でなければ、ご家族が反対されているのですから、位牌をつくることに、こだわらなくてもよいのではないでしょうか。
もしお位牌をつくることができなくても、生長の家の供養の仕方を参考になさって下さい。
流産児の供養をするときに霊牌と呼ばれる紙の位牌を用います。霊牌用紙は各県の教化部(布教・伝道の拠点)に用意されています。その霊牌には、「実相妙楽宮地蔵○○○○○(姓名)童子位」と印刷されています。名前の付け方は、性が分からないのであれば男の子にも女の子にも通ずる名前を付けます。
命日がはっきりしないということですが、命日はご自分で決められるとよいと思います。その霊牌に、あなたが名付けた流産児の名前を書き記して、懺悔と愛をもって子供を抱きしめるような気持ちで、その霊牌に向かい、生長の家のお経『甘露の法雨』を読誦します。
ご供養する時間は工夫してつくってみて下さい。必ずあなたの真心は流産児に通じます。自宅でできる流産児供養の仕方の詳細は、『霊供養入門』(谷口雅春著、世界聖典普及協会刊、315ページ以降)を参考にして下さい。
また、家族が反対されて、どうしても自宅で供養が出来ない場合は、その流産児の名前を書き記した霊牌用紙を教化部で行われている先祖供養祭・流産児供養祭に出されてご供養されてはいかがでしょうか。生長の家の練成道場でも流産児供養をしておりますので、気軽にご相談下さい。
生長の家の教えの根本は、天地一切のものに感謝することです。特に、ご祖先を尊敬と感謝の思いで礼拝し、ご主人のご両親とあなたのご両親に感謝してください。そしてご主人を尊敬し感謝し、ご主人を家庭の中心とした「大調和の生活」を送られることをお勧めいたします。そうすることで、家族が宗教を嫌がるという問題も解決されていきます。あなたのますますのご幸福を心よりお祈り申し上げます。
このQ & Aは、『理想世界』平成19年8月号に掲載されました。
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この回答の中に出てくる書籍などについて、詳しいことが知りたい方や申込みをされたい方は、世界聖典普及協会や日本教文社のホームページをご参照ください。
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