
安野啓義(島根教区)

皆様、ありがとうございます。
私は島根県益田市で会計事務所、及び経営コンサルタント事務所を経営させていただいております。
本日は、『聖使命新聞』平成19年11月号に紹介されたマイ箸の制作と普及について、そして、同じく『聖使命新聞』本年の2月号に紹介されたLED(発光ダイオード)を使用した電子ディスプレイの活用について、発表させていただきます。
まず、マイ箸の制作について発表します。
平成18年に妻と二人で奥出雲へ旅をしました。松本清張の『砂の器』の舞台にもなった風光明媚で大自然のそのままが多く残されたところです。しかし、その日は晴天にもかかわらず周囲の山々が、ぼやっとしか見えないのです。そして車に戻るとボンネットに薄く砂が積もっていました。黄砂です。皆様、ご存じのように中国から飛んできたのです。
そこで家に帰って調べてみますと、中国大陸では今でも森林伐採による砂漠化がどんどん進行しており、その砂漠から、舞い上がった砂が日本に飛んで来ているのだということが分かりました。また、その伐採された樹木の多くが割り箸となって日本に入って来ており、さらに調べていくと、日本では年間に実に、250億膳もの割り箸が使われているということが分かりました。この250億膳の割り箸をつくるには、直径30㎝の杉の大木が20万本は必要になるだろうとの計算もあるのです。
その時に考えたことは、「箸を作ろう」ということでした。それまでにも、いろいろなタイプのマイ箸が売られていましたが、私自身が持ちたいなと思うようなものはありませんでした。男性の胸ポケットにも入って、食事をする毎に使いたくなるような箸が作れないものかと考えました。
幸いに地元の栄える会支部長で、金型やプラスチック加工の会社を経営している方がありましたので、その方に相談し、6ヵ月かけて400膳のマイ箸を制作してもらい、縁ある人たちに差し上げて、利用していただくことにしました。
そうしましたら、そのマイ箸が欲しいという要望が沢山でるようになりまして、今では、さらに改良を加えた箸1万膳以上をその支部長の会社で制作販売しており、その会社のヒット商品になってしまいました。
私は上京の際などに、よく立ち食いのそば屋さんに行くのですが、このマイ箸を使っていると、よく人が声をかけてきて、環境論議に花が咲きます。マイ箸の良いところは、使う度に地球のことを考える機会が与えられるということです。マイ箸を使う毎に、限られた資源を有効に使わなければならないことを考えることになるのではないかと思っています。
次に、LEDを使用した電子ディスプレイの活用について発表します。これは神想観中にひらめいたアイディアです。
LEDとは発光ダイオードの略ですが、電気を通すと発光する半導体の一種であり、大変に効率よく、電気エネルギーを光エネルギーに変えることができるのです。
これまで28年間にわたり、現在の場所で会社を経営させていただいてきました。そこで地域に何かご恩返しをさせてもらうことはできないかと、考えていました。それまでにも、図書館に本を贈呈したり、普及誌の愛行に努めたりなどはしてきましたが、もう少し知恵を出して、地域の多くの人々に喜んでもらえることは出来ないかと、常々考えていました。
そのような時、テレビの番組で、宣伝媒体としてのLED表示機が紹介されていました。非常に消費電力が少ないとのことでした。
そして数日後、神想観の時に、はっきりと答えが出てきました。
それは、自社ビルの3階の屋上にLED電子ディスプレイを設置し、そこに地域情報などを流して、地域の皆さんに喜んでいただこう。自分の会社の宣伝ではなく、公益的な事を紹介していこう。さらに生長の家で学ばせていただく真理のコトバを掲示することができれば、そのコトバの力で、地域の人々に元気になってもらうこともできる、そういう考えが浮かんできたのです。
私は、この企画を「コトバの力プロジェクト」と名付けることにしました。
平成20年9月、早速、約200万円をかけて、縦1.2メートル、横2.8メートルのLED電子ディスプレイを設置し、「コトバの力プロジェクト」をスタートさせる準備が整いました。
しかし、心配なことが一つでてきました。それはディスプレイに気をとられて、交通事故が起きないかということでした。会社の前の国道191号線は、朝夕にはかなりの交通量があり、昼間でも車の途絶えることはないからです。すぐに警察署に問い合わせをしたところ、あっさりとその心配はなくなってしまいました。運転者が情報を見るためには、逆に車のスピードを落とすことになる。だから、かえって事故の防止につながるとのお墨付きをいただいたのでした。
それで意を強くした私は、地域へのご恩返しの思いを文章にし、いろいろな公的機関に送付しました。地域住民の方々に必要な情報を無料で掲示させていただく事をお知らせしたのです。すると、すぐに大きな反響がありました。
まずは警察署と国税局からの依頼でした。次に消防署・地元商工会議所や益田市役所からのお話でした。現在は、市役所の広報からのイベント情報、警察署からの交通標語や注意事項など、また消防署や国税局からのお知らせなどが依頼されており、いずれも無料で情報を流しています。
しかし、何といっても本命は「生長の家の真理のコトバ」です。コトバの力で地域の皆さんを元気づけたい、との思いで、毎日、日替わりで光のコトバを流しています。なかには、車を側道に止めて、ゆっくりと読んでくれる人も現れています。本当にうれしいことです。
これからも良いと思ったことは即実行し、ワクワクどきどきとした気持ちで取り組んでいきたいと考えています。
このLEDディスプレイには、朝の9時から夜7時まで、文章を流し続けていますが、月々の電気代は1,500円程度で済んでいます。また、何よりも嬉しいことは、従来型のディスプレイに比較して、CO2の排出量が約35%も削減出来るということです。今後はさらに工夫をして、地域の皆様により一層喜んでもらえる「コトバの力プロジェクト」にしていきたいと考えています。
この度の全国幹部研鑽会にご参加の皆様も、どうぞ、経営される会社や勤務される事業所のショウ・ウインドウや壁面の照明、そしてディスプレイなどにLEDをお使いになられ、省エネとCO2排出量削減のために、ともに貢献いただければと思っています。