体験談

従業員を生長の家に導く素晴らしさを体験して/島根教区・長野隆治さん

2017年3月4日  

 私は松江市で電気の制御盤を制作する会社を経営しております。小規模の会社ですが、創業して今年で33年目になります。今日は、会社の二人の従業員について話をさせていただきたいと思います。

 私の会社では、従業員の中に知的障害を持った人が一人います。ハローワークから是非雇ってもらいたいということで雇用しました。我が社に入社するまでに、いくつかの会社に勤めていたようですが、会社の思惑通りには仕事ができず、短期で解雇になったとのことでした。

最初は彼に、簡単な仕事から始めてもらいました。しかし、仕事を覚えるのに普通の人の何倍も時間がかかり、その上、覚えた仕事もよく間違えたりするので、最初は大変でしたが、私は彼の可能性を信じて根気よく付き添って仕事を教えていきました。また、他の従業員もいろいろ協力をしてくれました。その結果、徐々に仕事ができるようになり、仕事に自信を持てるようになってきました。現在、彼は入社して12年になります。

今でも難しい仕事はできませんが、制御盤を制作する前の工程作業の大半はできるようになり、彼は我が社でなくてはならない戦力となっています。仕事は真面目で、怠けるとかサボるようなことは一切なく、挨拶は誰よりもきちんとする好青年です。また、彼は自動車が好きで、車種や性能等のことは何でもよく知っています。3年前からトラックの運転を練習して運転できるようになりました。今では、トラックを運転して制御盤の納品に行ってもらっています。鳥取市のある取引先に向かうには、松江市から鳥取市までの距離は片道120㎞で、往復すると5時間くらいかかりますが、そこへの納品も彼が行っています。初めて彼に会う人は、誰も彼が障害のある人だとは思いません。生長の家では、『日時計24』の購読者となり、講習会には両親と3人で毎回参加してくれています。また、昨年は青年会の教区大会にも参加してくれました。

 続いて、もう一人の従業員についてですが、彼には持病があり、以前に勤務していた会社では、病気のために欠勤や遅刻早退が多く、解雇になったようです。彼のことは生長の家の関係の人からの紹介で雇用しました。彼も真面目な青年で、入社してから宇治の10日間練成会をはじめ、講習会など生長の家の行事にできるだけ参加してもらうようになりました。すぐに病気は良くなりませんでしたが、徐々に欠勤や遅刻早退が少なくなってきました。彼は今年で40歳になります。結婚をして家庭を持ちたいという希望も、持病があるので実現するのが遅くなりましたが、昨年、良いご縁があり、結婚することができました。そして今年の7月には、双子の女の子の赤ちゃんが誕生し、今は幸せ一杯という感じで勤務しています。このように従業員が良くなってくるのも、生長の家の御教えがあったればこそという思いが致します。

ここで私が平素行っている三つのことを紹介させていただきます。一つは神想観の実修です。毎朝、家庭で行いますが、会社でも工場長と二人で短時間の神想観を行ってから仕事を始めます。私は22歳の時、職場の人間関係に悩み、また体調を崩したこともあって、『生命の實相』40巻を買い求めて全巻を読破しました。その後、始めたのが神想観です。それ以来、今日まで毎日欠かすことなく励行しています。また、二つ目は会社(法人)、役員、従業員を全員聖使命会員としていることです。会社と役員は特志会員、従業員は什一会員にしています。また、主な取引先(法人)も什一会員にしています。三つ目は生長の家の“日めくり”(ひかりの言葉)を会社の15カ所に掲げ、また、普及誌も事務所などに置いて、いつも従業員が真理の言葉に触れることができるようにしていることです。

 これからも地域社会に貢献する企業として、また、生長の家の人類光明化運動・国際平和信仰運動発展のために、お役に立てる企業として邁進していきたいと思います。


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