体験談

お役に立ちたい思いで活動を続ける/大阪教区栄える会 副会頭 武市進

2022年3月2日  

私は、母の影響で生長の家の御教えに触れ、2000年に栄える会に入会させていただき(豊楽支部で活動)現在副会頭を拝命しています。私の日頃の活動を紹介させていただきます。
1つ目は、大阪府八尾市にある「命の輝き共生の森」での植樹植林の活動です。大阪教区栄える会では、2010年より「命の輝き共生の森」の活動に参画して植樹植林活動を行っています。現在までに1万本の植樹を行ってきました。私も副会頭として延べ9回の植樹祭の準備や運営に携わる中で、「少しでもお役に立てたら」という思いで植樹場所の水やりや除草作業を手伝ってきました。また、新たな植樹場所の掘削や整地をするために重機が必要でしたので、私はユンボの資格を取得しました。
 「命の輝き共生の森」では、他にも「菜の花」や八尾市特産の「河内木綿」の栽培、クヌギやナラ等の間伐材を利用した椎茸の原木づくりにも取り組んでいます。
 この活動に参加した当初は、「都会の大阪に緑が増えたら良いな」と感じる程度でしたが、木々が生長し野鳥が飛び交う森の中で活動を続けていると、自然に対する慈しみの気持ちが湧いてきて、今では自然との一体感を肌で感じながら楽しく活動を続けています。
 2つ目は、アルミ缶の回収と施設への寄付活動です。この活動は、栄える会の会員である後藤清人さんを中心に2004年頃から始められました。私は「命の輝き共生の森」の活動を後藤さんと一緒に行う中で、この取り組みを知りとても感銘を受けました。
この活動は、近隣や有志の方から回収したアルミ缶を分別し、買い取り業者に持ち込んで換金して得た収入を「こども食堂」等に寄付する取り組みを続けており、昨年度(2021年度)は1カ所につき約3万円、現在まで100カ所の施設に寄贈させていただきました。現在、栄える会や地元相愛会の有志の皆様と共に、心から実感できる喜びを感じながら取り組んでいます。
 今、日本には色んな食材があふれかえっていますが、その反面、諸々の事情で三度の食事が取れない子ども達も増えていますので、地元の方の理解や協力を得ながらこの活動を続けていくことの大切さを感じています。
 寄付活動を通じて知ったことですが、子ども食堂で提供される食事は、添加物を使った保存の効く食材や、外国産の物が多く使われているそうです。限られた予算の中では仕方のないことかも知れませんが、出来ることなら、地産地消の身体に良い食事が提供されるようにと願いながら、「少しでもお役にたてれば」との思いで活動を続けています。私がこのような思いに至ったのは、「生長の家で信仰に基づく倫理的な生き方」を学ばせていただいたお蔭だと感謝しています。
私たちは、「神・自然・人間は本来一体」の真理を肉体を通して感じながら、日々の生活の中にも表現していくことの大切さを教えていただいています。これからも“新しい文明”の構築を目指して取り組んで参ります。


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