体験談

自転車に乗って実感した様々な歓び/群馬教区栄える会 重井正博

2022年9月9日  

 

全国各地でP4Uリレーが行われていますが、群馬教区でも「P4Uリレー

in群馬」と称して「ウクライナの平和」を祈念して県内でP4Uリレーを行っています。私も高崎倉賀野から伊勢崎まで自転車で15キロ程走らせていただきました。

前走者は白鳩会の方でその白鳩の方から観音棒を受け取り、横の繋がりが広がったと感じました。

総裁先生は九折スタジオの動画「ウクライナに平和を(7)」でP4Uの運動の重要性を解説してくださっています。「私たちは皆、宇宙大生命の現われであり、同胞である。そのことを自覚して進めていきましよう」と話され、これを肝に銘じて利根川沿いの自転車道路をひたすら走りました。

途中、緑豊かな景色の中、ウクライナの平和を願いながらペダルを踏む喜びを感じました。当日は風もなく、薄曇りで天候に恵まれ、爽やかに快走することが出来、次の走者に観音棒を無事手渡しできました。疲れはどこかへ飛んでしまい、達成感でうれしくなりました。

また最近、SNI自転車部ののミニイベントを開催し、史跡巡りをしました。参加者は熊倉慶二・前相愛会連合会長、長島好男・全教区栄える会会頭と共に行いました。

“群馬の森”に集合し、森の中の自転車道を走りました。森が深いので中はひんやりしていて、フィトンチッド(癒しや安らぎを与える)で気持ちがよくなりリラックスします。

その後、周辺の史跡巡りを行うべく観音山古墳の方へ行きました。ところが、入口を間違えて裏から自転車で入り込んでしまい、古墳の草刈りをしていた方から注意されてしまいました。石室を見学していたら、草刈りしていた方が寄ってきて、怒られるのかと思いきや、何とこの古墳について詳しく説明してくれるのです。説明によると「この地は当時、海も近く海の幸、山の幸に恵まれ、生活しやすいところであった。この地は朝廷との関係が深く、大きな古墳造りの許可もすぐ下りた」ということです。この方は観音山古墳管理事務所の方だったのです。思いがけなく貴重な話が聞け、資料も持ってきてくださり、有意義なミニイベントでした。不思議と先人の思いが伝わってきたような気がしました。今後ともこのようなミニイベントを広げていきたいと思います。

現在はコロナ禍で外出がままならず、運動不足になりがちで気分も塞がります。自転車に乗ると、ストレスを発散でき体力もつきます。私の会社は3階にありますが、先日歩いて階段を登ったところ、以前と違って楽々と登れるようになっていることに気づきました。

また、クリーンサイクリングも行っています。会社から駐車場にかけてにゴミが散乱していて、行き帰り通る度に気になります。歩きながらのゴミ拾いはちょっと勇気が要りますので、休日に会社の駐車場まで7キロ程ですが、サイクリングして悠々とゴミ拾いをしています。地元の方からねぎらいの言葉をかけられることがあります。帰りのそよ風は何とも言えません。また、道端の草花も首を振って応援しているように感じられ、自分の心の中までクリーンになったような気がします。

 

自転車に乗る効用は二酸化炭素の排出を抑えるだけでなく体力の増進、ストレスの発散もでき精神的に落ち着きます。このように自転車は素晴らしい乗り物で、活用しないのはもったいないです。今後とも「新しい文明の構築」のため、ささやかな活動ですが、もっと輪を広げて行動していきます。

「P4Uリレーin群馬」に参加(左が重井さん)

 


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