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加賀宝生流の能楽でテレビ出演

福井県の平崎吉起くん、夕花さん

福井県越前市在住のジュニア友の会会員で同市立万葉中学校1年の平崎吉起くん(13)と聖使命会員で同市立北新庄小学校6年の夕花さん(11)きょうだいは、去る6月14日、2人が参加する「越前子ども能楽塾」(加賀宝生流)の練習風景が、NHK福井放送局の「LIVE610」(約5分間)で生中継で紹介され、吉起くんが小鼓を打つ姿や夕花さんがソロで『羽衣』を舞う姿が放映された。祖母、齢衣子さん(66)は白鳩会教区連合会副会長、白鳩会員の母、恵美さん(48)もパートタイマーとして福井県教化部に奉職するなど、生長の家を信仰する家庭でのびのびと育ち、「能の謡の種類をたくさん覚えたい」(吉起くん)、「中学生になったらジュニア友の会に入りたい」(夕花さん)と夢をふくらませる2人とその一家を訪ね、能の楽しさや日ごろの生活などを聞いてみた。


昨年10月に開かれた「越前子ども能楽塾」
の発表会での1コマ
(2列目左端が夕花さん、3人目が吉起くん)

■テレビで能を披露

越前市は仏教王国と呼ばれるほど信仰心の篤い土地。昭和30年ごろまで、寺の住職が各家々で説教をする風習があったため、この地域の家はとても広く、平崎さん宅も築52年の切妻造。1階に和室が6部屋、2階には和室と洋室がそれぞれ2部屋ずつある。 「はじめまして、こんにちは」

礼儀正しくあいさつをしてくれた吉起くんと夕花さんほか、当日は父、雅之さん(47)は仕事で不在だったものの、相愛会員の祖父、典(つかさ)さん(76)、白鳩会教区連合会副会長の祖母、齢依子さん(66)、福井県教化部でパート職員をしている白鳩会員の母、恵美さん(48)、生高連(生長の家高校生連盟)で活躍している長姉のはる香さん(15)の“生長の家一家”6人が勢ぞろい。

吉起くんと夕花さんは、昨年6月に発足された、加賀宝生流の能楽を学ぶ「越前子ども能楽塾」のメンバー。

同塾は、子供たちが能に親しみ、古典芸能の保存、継承を目的として県能楽協会が開講したもの。

同市はもともと能が盛んな地域で、石川県加賀市に隣接している同県では加賀宝生流が主流。約30年前まで、結婚披露宴や長寿のお祝いなどおめでたい席では必ず、『高砂』などの謡(うたい)が行われていたという。

「恥ずかしがり屋だった子供たちが、能を始めてから自分に自信を持ち、積極的な性格に変わりました」(恵美さん)

■伝統の継承を子供たちに託して

そんな同塾の活動や練習風景が、去る6月14日、NHK福井放送局のニュース番組「LIVE610」で生中継(約5分間)で紹介され、吉起くんと夕花さんも出演し、話題を呼んだ。

同番組の撮影は、同塾の練習会場である越前市武生東公民館で行われ、専門家の指導の下、子供たちによる笛や鼓などの囃子(はやし)や謡の練習風景を放映。

器用に小鼓を鳴らす吉起くんの姿が大きく画面に映し出されたほか、番組終盤では、出演者全員による『羽衣』の謡に合わせて、青いきものにえんじ色のはかまを着用した夕花さんがソロで、「羽衣をまとった天女が天に帰る」姿を表現した舞を約1分間にわたって披露した。

「家で、録画したビデオを見たら恥ずかしかった」(吉起くん)「緊張したけど、おじいちゃんとおばあちゃんがテレビで私たちを見てくれているかなと思いました」(夕花さん)

そんな2人は昨年6月、同塾開講の案内チラシを見た恵美さんの勧めで、同塾に通い始めた。

初めて能に触れた2人は、吉起くんは指導者から「小鼓の筋がいい」と褒められ、夕花さんは舞の人数が少なかったこともあって舞を担当することに。昨年10月の同塾の発表会への出演を境に、人前で演じる自信をつけ、能が楽しくなった。

現在、参加者は幼稚園児から中学生の13人。毎月第2、第4土曜日の午後1時半から3時まで、各担当の小鼓や舞、全員での謡の練習に励んでいる。

「小鼓を打つ前に“いよーっ!”とかけ声をかける時、お腹に力を入れるようにしています」(吉起くん)「ふつうのダンスと違って優雅な舞が好きです」(夕花さん)


自宅の前で一家が勢ぞろい

■一家で教えを生きて

信仰熱心な家族の影響で、自然に教えに触れて育った吉起くんと夕花さんは、はる香さんと共に青少年練成会に積極的に参加。また、吉起くんとはる香さんは毎月、教区青年会主催の越前海岸清掃活動を行い、夕花さんも元気に生命学園に通っている。

学校ではともに陸上部所属の吉起くんと夕花さんは、「能の演奏曲目をたくさん覚えたいし、積極的に誌友会にも参加したい」(吉起くん)、「舞をたくさんの人に知ってもらって、来年、中学生になったらジュニア友の会に入りたい」(夕花さん)と目を輝かせる。

平崎さんきょうだいが、教えや伝統文化を次代に伝える架け橋となることを期待したい。