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8年越しのプルタブ回収で車いす寄贈へ

佐賀教区青年会の中・高生

佐賀教区青年会では、中・高生が主体となり、8年間にわたって、空き缶のプルタブ(飲み口のつまみ部分)の回収を実施してスチール製の車いす1台と交換。来る10月21日、老人保健施設「セントポーリア」(佐賀県唐津市)に寄贈する。


回収したプルタプを計量して発送準備(教化部にて)

これは、平成10年9月から、毎年「敬老の日」に同施設を慰問してきた同教区青年会の生長の家高校生連盟(生高連)、ジュニア友の会が「車いすを寄贈して喜んでもらいたい」という長年の夢を実現させたもの。

プルタブの回収を始めたのは、初めて慰問した翌月、教化部の中高生合同誌友会で「奉仕の心」をテーマに学んでいた時、講師が「学校でプルタブを回収し、老人ホームに車いすを寄贈」という新聞記事を紹介。参加者が「これなら自分たちもできるし、施設の皆さんのお役にも立てる」と考えたことがきっかけ。

具体的には、使用済み牛乳パックを再利用して作った「プルタブ回収箱」を青年会をはじめ、相・白の会員にも配布して協力を呼び掛ける一方、中・高生も率先して清掃活動を行い、プルタブを回収した。

その中の1人で、中学1年の時、先輩から回収を引き継いだ浅井のな子・生高連委員長(16 高校1年)は、「引き継いだころ、“目標まで集めることは無理だろうし、私にはできない”とあきらめかけましたが、空箱いっぱいにプルタブを持ってきてくれる人を見て感動。“どれくらい集まった? がんばんしゃいよ!”と声を掛けてくださることがうれしく、収集を続けようと思い直しました」と語る。

そのほか、これまで5回、「生長の家がプルタブを集めていると聞いたので…」と、近くの町の社会福祉協議会が、お年寄りと協力して回収したプルタブを段ボール箱に詰めて教化部に持ってきてくれたという。

「いつも感謝して受け取り、お礼に普及誌や青年会発行の新聞などを手渡して、とても喜ばれました」(浅井なお子・教区青年会事務局長)


回収に参加した中・高生たち

回収したプルタブは、教化部の青年会室に段ボールに入れて保管。毎年6月、教化部で開催される「中高生一日見真会」で、前年6月から1年間に回収されたプルタブを計量し続けた結果、今年6月に開催された見真会では、合計の目標220㌔を上回る250㌔、約50万個に到達。同8月、青年会事務局が調べたリサイクル業者、(株)グリーンシステム(山形県酒田市)に宅配便で輸送し、同月、車いす1台が送られてきた。

浅井のな子・生高連委員長は、「うれしいです。これからも回収を続けたい」と意気込む。

回収当初から、活動を見守ってきた浅井のぶ子・育成指導部長は、「慰問やプルタブ回収が、8年にわたって中・高生に受け継がれ、中・高生が自覚を持って活動するようになりました。こうして“愛の表現”ができる中・高生をどんどん育成したい」。また今泉明子・教区青年会委員長は、「ご協力いただいた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。中・高生は人のお役に立てる喜びや感動などのいろいろと学ぶことがあったと思います。これからも一層、社会に貢献できる人になるよう、共に活動に励みたい」と語っている。