病を乗り越え開けた境地北海道の風景を明るいタッチで描いた本田さんの水彩画が、『生長の家相愛会』5月号から表紙を飾っている。
「私の絵が選ばれるなんて…夢のよう」
が、夢が叶う前は苦しかった。
「このままの牧歌的な画風でいいのか」と行き詰まっていた一昨年秋から、体のだるさを感じ、次第に歩くことも困難に。翌年1月に病院で検査を受けると、腎機能の著しい低下と診断された。
「透析に頼るのは嫌で、『大聖師御講義「続々甘露の法雨」』(谷口雅春先生著)を繰り返し拝読すると、“病気はない。私は神の子”と深く自覚でき、親や妻への感謝の念も深まったのです」
その甲斐あって投薬治療が奏功し、
病室で絵筆が持てるまでに回復。
「故郷の風景のイメージがあふれ出し、ベッドの上で13枚も絵を描きました。絵を描けることがただうれしくて・・・」
無心に描く中で迷いは消えていた。
すると、昨年3月に退院後、札幌のシティーホテルを含む3カ所から立て続けに個展開催の企画が舞い込んだ。そんな矢先に相愛会の表紙絵の話を聞かされたという。
「表紙絵は入院中に描いた絵を基に制作していますが、まさかこんな形で生きることになろうとは…。今後も絵を通して生長の家にご恩返しがしたい」
画風そのままの優しく素朴な響きが伝わってきた。
ほんだ・よしひろ。北海道上川郡新得町生まれ。昭和50年、北海道綜合美術専門学校(当時)卒業。54年に加代子夫人の影響で『生命の實相』を読んで入信。翌年、初めて描いた水彩画が公募展で入選。以後、帯広市内を中心に個展を開催している。ひろびろ十勝父親教室(開催責任者)。生長の家芸術家連盟準会員。夫人との間に1男1女。