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全国食品スーパーで「鮮度管理」第1位

北九州市の加治久典さん

福岡県北九州市在住の栄える会会員で、食品スーパーマーケット「㈱ハローディ」(本社・北九州市)を経営する加治久典さん(70)は、業界誌『食品商業』(㈱商業界刊)2月特大号で行われた全国主要食品スーパーマーケットの「鮮度管理調査」で、同社那珂川店(福岡県那珂川町)が、見事、第1位に選ばれた。生鮮3品(青果、鮮魚、精肉)、デイリー商品(卵、牛乳など)、加工食品(缶詰等)の鮮度管理を調査したもので、業界では、この鮮度管理が店舗経営上の生命線。加治さんは「これも教えに基づいて常日ごろから“感謝・感動・ご先祖様”を社是として経営に当たっている賜物です」と喜びを語っている。

同社は、北九州市と福岡市を中心に32店舗を展開。18年度売上は630億円、16年連続増収・増益の業績で、業界では“北九州の雄”とうたわれている食品スーパーマーケット。

今回の調査は、『食品商業』誌が、全国の主要な食品スーパーマーケット34社38店を選び、生鮮3品等を対象に、刺身のつまの変色の有無、袋入りのミカンのつぶれ具合などの26項目について覆面調査した。

㈱ハローディ那珂川店は、同誌が算定した52点中、50点と“最高水準”の高い評価を得、48点で並んだ他社3店舗を押さえて、堂々の1位となった。

こうした評価は、同社の細心の管理努力のたまもの。同社では、高い鮮度を保つため、仕入れ、流通、在庫などの一環した商品管理に注力している。例えば、「売り場」では、ホウレンソウなどの葉物をこまめに水に漬けて鮮度を維持するなどの基本的な作業を忠実に実施しており、さらに「在庫管理」では、適正在庫を維持するため、少量ずつ各店舗に配送するシステムを構築している。


「百歳まで現役で」と意欲を燃やす加治さん

加治さんは、「専門誌の高い評価は、私が“日本一”と自負する社員が情熱を持って仕事をしてくれているから。これもみ教えに基づいて、“感謝・感動・ご先祖様”を社是としているたまものです」と胸を張る。

そんな同社にも、2度の大きなピンチがあったという。

加治さんは昭和33年、21歳の時、父親が営む15坪の食料品店「かじや」を引き継いだが、3年後、大手食品スーパーが近くに進出して経営は苦境に。

その時、信徒だった母親の勧めで、本部練成道場(東京・調布市)の一般練成会に参加し、その後も滞在して、約1カ月間、真剣に教えを研鑽。帰宅後、常に「仕事は楽しい!」と念じ続け、明るいコトバを使って業務に励み始めると、経営は持ち直し、その後、新店舗を次々と開店、業績を伸ばしたという。

が、57年ごろから業績は再び悪化し、63年、多額の借金を抱えたが、そんな時、思い付いたのが先祖供養。「お祀りしていなかった先祖や社員で亡くなった方の供養をしていなかった」と思い立った加治さんは、自宅の仏壇前で毎日聖経を読誦して感謝の思いを捧げるとともに、会社に関わった物故者の慰霊塔を新たに建立して供養を行うようにしたという。

すると、翌年、会社の不動産の売却で、借金は3分の1まで減少し、会社は再建の道へ。

さらに、加治さんは、「従業員にも感謝の気持ちを表したい」と、従業員に感謝のメッセージを添えた手作りのケーキを誕生日毎にプレゼントするようになり、現在、約3,000人の従業員に対しても、ケーキは業者に頼んでいるが、プレゼントは続けているという。

一方、平成14年から栄える会中央委員となって栄える会の運動にも力を入れ、昨年10月、地元の北九州市で開催された「第23回栄える会繁栄特別ゼミナール」では、過去最高の参加者2,259人のうち、福岡教区で1,314人を集める牽引役となった加治さんは、「み教えと共に百歳まで現場に立ち、地域に貢献していきたい」と意欲を燃している。