東京都渋谷区在住の相愛会員で、現在、生長の家養心女子学園講師を務めている、松野茂さん(71、国立音楽大学名誉教授)は、昨年、古希を迎えたことを記念し、この4月、『コントラバス弾きのパウゼ』(B6判、215頁)を自費出版した。内容は、コントラバス奏者である松野さんが、その楽器や演奏家の歴史について研究した論文や、生長の家の講演会での発表、エッセーなどをまとめたもの。松野さんの音楽や人に対する愛情が随所に垣間見られる。パウゼは、イタリア語で“休止符”の意。
「友人、知人、お世話になった人、教え子らに感謝の思いで作りました。音楽と共に歩んできた人生に満足しています」
松野さんは、中学1年の時、近江俊郎(故人)がギターを弾き語りする「湯の町エレジー」を聞いて興味を持ち、父親にギターを買ってもらい、習い始めたという。
「ギタリストになろう」と、音楽短大に進学したが、当時、助っ人で出た舞台で、それまで見たこともなかったコントラバスを器用に演奏。その重厚な響きに魅了され、2年後の昭和31年、改めて国立音楽大学に入学。当時NHK交響楽団の首席奏者だった寺田嗟三氏に師事し、腕を磨いた。36年、作曲家の團伊玖磨氏(故人)の紹介で、米国の音楽大学に2年間留学。
が、留学中に世話になった日系教会の牧師が教育学博士だった影響で、演奏家より、人を作る教育者になろうと進路を転換。

帰国後、国立音楽大学からの
教えに触れたのは、ギターを始めたころ、信仰していた父親の知人から、何度も、「人間神の子・無限力」の話を聞かされたことがきっかけ。興味を持った松野さんは、当時、東京・赤坂にあった生長の家本部で、谷口雅春先生ご指導の日曜大誌友会や、早朝神想観に参加して教えを
「音楽の天分を生かし、人のお役に立ちたい一心で今日を迎えました。養心女子学園では、学生が母親になった時、ぜひ幼児教育から音楽を楽しんでもらいたいという願いを込めて教えています。今後もみ教えを学び、使命を果たしたい」と語っている。