TOP > Web聖使命 > 20070801号 > 記事

「食」と「環境」の論文で、相次いで入賞

静岡県磐田市 伊奈真由実さん

静岡県磐田市在住の聖使命会員で、県立磐田農業高校食品科学科3年の伊奈真由実さん(17)は、今年5月、参議院が「私たちが夢見るこれからの日本」をテーマに募集した論文で、見事、入賞。7月には、毎日新聞社の「新世紀の挑戦」にも入賞。相次いで入賞を果した伊奈さんを訪ね、その喜びを聞いた。


「小説の執筆にも力を入れていきたい」と伊奈さん

7月15日日曜日の午後、台風一過の青空の下、伊奈さんは、自宅で、父親の実さん(56、相愛会員)、母親のみよ志さん(51、聖使命会員)と共に記者を出迎えてくれた。

「まさか自分の論文が入賞するとは思っていませんでした」とさわやかな笑顔で語る伊奈さん。

今回の「私たちが夢見るこれからの日本」は、参議院が、今年、開設60周年を記念して、全国の中・高生を対象に募集。応募者が、政治、経済、外交、教育、福祉、環境等の分野で、今の日本は何が課題か、理想の国はどんな姿かなどを自由に表現したもの。

伊奈さんが受賞した論文「食で育てる健やかな未来」は、食品添加物について考察し、消費者に対して食の安全に関心を持つように訴えるとともに、生産、販売、消費のそれぞれの立場で何をなすべきか考え、健康な人間を「安全で美味しい食」で育てていく社会を築くことこそ私たちの夢であることを主張したもの。

論文は、中学生2,245人、高校生1,578人、合計3,823人が応募し、伊奈さんを含む26人(中学生14人、高校生12人)が入賞。5月13日、伊奈さんは、東京の国会議事堂で行われた表彰式に母親のみよ志さんと共に出席し、扇千景・参議院議長から表彰状を授与された。

「高校1年の時、書いた論文で、“表現がうまい”と先生に褒められたことがうれしかった」という伊奈さんは、昨年末、先生の勧めで今回の応募を決め、学校で学んだことや自らの体験を基に、1月末、論文を完成させた。

「情報収集に力を入れ、メモは手放さず、ひらめいた構想はすぐ書き留めました。論文が認められ、たくさんの人に読んでもらえるのはうれしい」

一方、この7月、伊奈さんは、毎日新聞社が高校生を対象に募集した論文コンテスト「67億地球人は21世紀をどう生きる/新世紀の挑戦〜環境と共に歩む科学技術への提言募集〜」でも、452人の中から、見事、受賞者6人の1人に選ばれる栄誉に輝いた。

内容は、最近、話題のバイオエネルギーに注目。森林を伐採したり、他の作物を犠牲にしてまで、バイオ燃料の原料の1つであるサトウキビを栽培することは問題であり、科学技術は自然と調和した発展をしなければならないと提言している。

伊奈さんら入賞者は、7月29日から1週間、「学生特派員」としてドイツに派遣され、環境保全の実態をレポートする予定。

「昨年、自宅に太陽光発電装置を設置してから、コンセントをこまめに抜いています。ドイツで、環境への視野を広げたい」

伊奈さんは、熱心に信仰する両親の下、5人きょうだいの5番目(二女)として育った。常日ごろ、両親から、「人間・神の子、無限力」「感謝の素晴らしさ」の話を聞いたり、講習会に参加して、自然に教えを身に付けてきた。


いつも讃嘆してくれる両親とともに(自宅前で)

そんな伊奈さんの能力は着実に開花。「娘は、読書好きで、良い文章や言葉を見つけるとこちらに教えてくれるのです」(母親のみよ志さん)

伊奈さんは、読書のほかに菓子作りも大好きで、「将来、菓子職人になろう」と、食品について学べる農業高校に進学。が、高校1年の時、国語の授業を通じて文章表現に興味を持ち、小説の執筆に挑戦。原稿用紙250枚に及ぶ力作を文学賞に応募したこともあるという。

伊奈さんは、「今回、論文が相次いで入賞して本当にうれしかった。将来の夢は小説家。自分の“無限力”を信じて頑張っていきたい」と笑顔で語ってくれた。