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いのちの貴さを歌うCDを自費制作

名古屋市の宇野稚枝子さん

愛知県名古屋市在住で白鳩会員の宇野稚枝子さん(51)は、この4月、自ら作詞した曲などを、自身が歌ったCDアルバム「SMILE GIFT〜あなたの笑顔に逢いたくて」(カラオケ版1曲を含む全11曲・約46分)を自費制作し、話題を呼んでいる。管理薬剤師として製薬会社に勤務しながら、ライブハウスでアマチュア歌手として活躍する一方、教区の壮年対策部副部長として活動する宇野さん。「命の大切さ、先祖や両親への感謝の思いを表現しました」と語る宇野さんの自宅を訪ね、音楽やみ教えとの出合いを聞いてみた。


「CDジャケットのデザイン作りを主人(敏夫さん)が
手伝ってくれました」と満足げに放す宇野さん

 夏の日差しが厳しい7月半ば。名古屋駅から地下鉄で20分の 一社いっしゃ駅で降りると、宇野さんは自家用ハイブリッド車で出迎えてくれた。
 CDは、宇野さんが初めて作詞したオリジナル曲『いのちのふしぎ』『ぬくもり』『あふれる思い』の3曲と、『恋のバカンス』『コーヒールンバ』などをカバーした7曲を収録。計10曲の明るい曲をラテン・ポップ調の演奏に合わせて、宇野さんが軽快に歌っている。
「“みんなのうた”(NHK番組)に入選しそうって友人が讃嘆してくれます」
 CDの評判は上々だが、宇野さんが歌い始めたのは遅かった。平成15年、知人に誘われて訪れたライブハウス「MAMBO LAND」(名古屋市千種区)で、生演奏を聴いたことがきっかけだった。
「カラオケとは違うピアノの生の音の美しさに、私も生演奏で歌ってみたくなりました」
 そう思い立った宇野さんは、このライブハウスの桑原京子さんから週1回、ポップス系の歌を習い始め、翌16年には、同店の舞台に立ち、初めて人前で歌った。しかし、声量の足りなさを指摘され、「ならば」と“ボイストレーニング”教室に通い、発声を基礎から学んだ。
「練習の甲斐あって、声量が増し、歌に自信が持てるように」
 そんな宇野さんに転機が訪れたのは、昨年9月。桑原さんから、「CDを作ってみませんか?」と勧められた。が、最初は「素人がCDなんて」と躊躇ちゅうちょしたという。
 宇野さんは、まもなく、自宅での輪読会の時、出講した内藤弘子・地方講師に相談すると、「オリジナル曲を作ったら? 出来ないことを神様は与えられないから…」との助言に奮起。1週間で合わせて12もの詩を一気に書き上げたという。
 そのうち、3曲を桑原さんが選抜し、曲をつけてくれた。中でもお気に入りは、『いのちのふしぎ』という曲だ。


3カ月に1回、ライブハウスで歌う宇野さん

「どうして私 ここにいるの? とても不思議な事ね。
それはね パパとママが わたしを生んでくれたから
どうしてパパとママはいるの? とても不思議な事ね。
パパにもママにもパパとママがいるから」(以下続く)

 物心ついたころから、母親が聖経読誦する姿を見て育った宇野さん。が、52年、心筋梗塞こうそく で母親は他界。その後は、熱心な信徒の叔母が毎月郵送してくれる『白鳩』を読む程度だった。
 ところが、平成11年、当時中学2年だった長男が反抗するようになり、宇野さんは、すがる思いで愛知県教化部の門をたたいた。教区練成会に参加後、近所の信徒宅で早朝神想観や母親教室にも参加し、み教えを真剣に学び実践。「長男の素晴らしさが見えるようになり、“ねばならぬ”という執着が消えました」
 すると、長男は勉強に励むようになり、大学に進学して、今年、希望の就職ができたという。
「教えを伝えてくれた母親への感謝と、両親から受け継いだ命が子供たちに受け継がれていく命の貴さを胸に、これからもずっと歌い続けたい」。そう言って宇野さんは微笑んだ。

CDの情報は宇野さんのホームページで  http://www2u.biglobe.ne.jp/~t-uno/