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生長の家のISO14001認証取得に国際的評価

ISO本部の雑誌で大きく紹介

宗教法人「生長の家」では、2007年度(平成19年度)までに、国内66カ所の全事業所で環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を取得しているが、この取り組みがISO本部発行の雑誌『ISO Management Systems』2008年7−8月号(A4版・オールカラー)で紹介された。生長の家の取り組みが国際的にも注目され、大きな意義を持つ活動であることを示しているといえよう。

生長の家について紹介されたページ(上)と掲載誌の表紙(右)

同誌は、スイスのジュネーブにあるISO(International Organization for Standardization=国際標準化機構)本部が発行する、世界各国のISOマネジメントシステムの取り組みなどを紹介している隔月刊誌。
 同号では「Churches embrace ISO management system standards」(教会団体がISOマネジメントシステムを採用)と題して、メディアデザイン応用科学大学(ドイツ)のアレクサンダー・ムーチニク博士が、8ページにわたって、宗教団体のISO認証取得の動きを紹介。生長の家については、12点の写真を掲載して取り上げている。
 記事では、まずISO──ISO9001(品質マネジメント)とISO14001(環境マネジメント)の認証取得が、宗教団体にとって、「信徒への説明責任の改善」「寄付の増加」「環境負荷の軽減」「社会的責任の実践」を目指す強力な手段となっており、この流れは、世界の主要な宗教団体が、さまざまなタイプの組織で、世界規模で起こっているとし、続いて具体的に世界各国の例を紹介している。
 その中で、日本では、生長の家が2007年まで、国内66カ所の事業所でISO14001の認証を取得し、主な海外の事務所(米国、ブラジル、台湾)でも認証取得への取り組みを開始したことに言及している。
 また、生長の家を紹介する写真──磯部和男・生長の家理事長、教化部7カ所(札幌、釧路、帯広、千葉、滋賀、大阪、広島)の会館、講習会風景、総本山の太陽光発電装置、清掃および植林活動の様子を紹介し、写真の説明文で、生長の家が、1930年の立教以来、環境を大切にすることを説いてきたと紹介している。
 このほかISO(9001または14001)を取得した団体として、ブラジルのユダヤ教系病院、マレーシアのヒンズー教寺院、フィリピンのカトリック系大学、米国のカトリック系病院を紹介。
 さらに独自の環境基準を設けている国の例として、ドイツで2010年までに千以上の教会に環境管理のシステムを導入しようとしていること、フィンランドで100カ所以上のルター派教会が環境証書を取得、スコットランドでは40の教会がエコ教会賞を得たことなどを紹介している。
 またISO14001の取り組み効果として、宗教行事で生じる環境負荷の削減、環境教育や環境問題への意識の高揚を挙げて、宗教団体のISOマネジメントシステム導入は持続可能な社会の開発に貢献していると評価している。
 しかし、こうした宗教団体の取り組みは、ISO全体の中で“過小評価”されているため、宗教団体同士のそれぞれの取り組みの経験についての意見交換を行う必要性や、ISO関係のコンサルタントや審査員、研究者などは、世界中の宗教団体に認証取得を普及させることを優先すべきだと強調している。
 なお、同誌に生長の家が紹介されるのは、2001年のISO14001認証取得(前記)を受けた2002年1−2月号で「生長の家の宗教運動がISO14001を重視」と題して紹介されたのに続き2回目。

磯部和男・生長の家理事長(環境最高責任者)の話
「生長の家が環境問題に熱心に取り組んでいることが大きく紹介され、世界の生長の家の信徒にとって、良い励ましになったものと思います。これを弾みに“炭素ゼロ”運動がより一層進展することを願っています」