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漫画のほか、書、絵画。
安田さんの表現の仕方はさまざまだ

“表現活動”が信仰の喜び

秋田教区 安田敏雄さん(85)

秋田教区で、地方講師会長を合計18年間、特務講師を5年間拝命。第一線を退いた今でも、絵や漫画が得意な安田さんは、宇治別格本山が信徒向けに発行している『宇治だより』(年2回発行)の4コマ漫画「宇治っ子一家」を昭和55年から連載しているほか、町内の老人クラブの会報にも4コマ漫画を執筆し、夫婦調和や感謝の大切さなど、み教えに基づく題材を描き続けている。また、月1回、介護老人保健施設で書道を教え、書を讃嘆して入所者を励ましている。
 例えば、「宇治っ子一家」では、周りから若返ったと讃嘆された夫婦が、毎月宇治に参拝しているからと話すと、周囲も参拝する気になる話、また夫婦が霊牌を書いて宇治に出掛けようとしていると、霊界の先祖が「早く来んかい」と待っている作品などがある。
「しかめっ面で真理は届かない。明るく楽しく信仰の感動を表現すれば、自分の魂も喜び、相手も感動してくれますが、漫画はとても効果的」(安田さん)
 そう語る安田さんは、幼いころから絵を描くのが好きで、昭和12年、就職した国鉄(当時)の土崎工場では、40年から定年退職するまで13年間、工場内の会報『将軍野』に4コマ漫画を描いて人気だったという。
 そんな安田さんが教えに触れたのは、昭和25年。2年前に結婚した妻のシズさん(故人)が腸結核となって入退院を繰り返していた時、職場の先輩から土崎誌友会に誘われ参加したのがきっかけ。その後、夫婦で生長の家本部練成道場(東京・調布市)の一般練成会に参加すると、シズさんは10日目の最終日にはすっかり快癒。帰郷すると、その体験談を聞こうと町の人々が訪れるようになり、安田さんは、2年後の27年、一日市相愛会長を拝命し、誌友会を開催するように。平成16年、長年、地方講師会長、特務講師を務めるなどの功績から、二重光輪賞を受賞している。
 安田さんは、「高齢者の中には、死の恐怖に怯える人も多いのですが、だからこそ、介護施設や老人ホームで伝えられない“人間は神の子、生き通しの命”という真理を1人でも多くの人々に伝えたい。そのためにも、漫画や絵を描き続けたい」と張りのある声で語ってくれた。

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